禁煙一ヶ月目の僕から全ての喫煙者へ(禁煙レポ~語られぬ真実編~)
禁煙を初めて一ヶ月が経過しました。色々なことが分かってきたので、今煙草を吸っているみなさんは是非読んでください。なにかの足しになるかもしれません。体感ですが「語られぬ真実」だと思ってもらって結構です。
禁煙する方法
禁煙に関するホームページではよく「ニコチン依存症は病気なので「意志の強さ」でタバコを断つことは不可能」と書かれていることが多いのですが、実際には可能です。現に私は「意志の強さ」のみでタバコを断っています。禁煙のコツを調べると「口が寂しくなったらガムを噛む」「お酒を控える」「10秒深呼吸をする」等々でてきますが、実際のところはどれも気休め程度にしかならない戯言です。これらを言っている人のほとんどがタバコを吸ったことがない人だと思います。ガムを噛んでもメンソールが吸いたくなるだけですし、深呼吸はそもそも喫煙という動作の一部でもあるので、より吸いたくなるだけなのです。
禁煙は「自分との約束」をどこまでマジでできるかにかかっています。ハンターハンターでいうところの「制約と誓約」に似ているかもしれません。
僕は小学生の時に自転車で坂を上っている最中によく「途中で足を着いたら死ぬ」と本気で思っていました。父親がはやくに亡くなっていることもあり、周りの小学生より死の解像度が高かっため、割と本気で「足を着いたら死ぬ」と思うことができました。その代わり「無尽蔵のスタミナでペダルを漕ぐ」という力を手にすることができたのです。それはなぜかというと、繰り返しになりますが「本当に足を着いたら死ぬ」と思っていたからです。
「禁煙に失敗したら○○」の部分の○○を本気で実行する覚悟をもってください。例えば坊主にしたくない人は「禁煙に失敗したら坊主」でとかでいいと思います。重要なのは「失敗したた時にマジで坊主にする覚悟」を自分の中でキープしておくことです。
禁煙に関するメリット・デメリット
お金が貯まるというメリットがよく語られますが、実際には貯まりません。僕はハイライトを毎日1箱吸っていました。禁煙したことによって毎日520円浮いていることになります。なので毎日浮いたタバコ代の520円を他のものに使うというだけです。スタバのダークモカチョコチップラテ的なやつとか。なんなら「ま、タバコ代毎日520円浮いてんだからいっか」みたいな感じでそんなに欲しくない7000円くらいのものを、ど~んと買ったりします。
朝の目覚めがいいってのは本当でした。これには毎朝今も驚いています。もうゾンビみたいに這いつくばりながら、換気扇に向かわなくていいのは楽です。
あと作業場所を選ばなくてよくなったのがかなりいいです。というか僕はこれが目的で禁煙しました。どこでも作業できちゃうのは本当に快適。
デメリットが腐るほどあります。
まず一日の中で「あ~俺カッコイイ」みたいな時間が著しく減少します。ふざけているようで結構重要なことだと思う。自分イケてない?って思える時間が多ければ多いほど幸せに決まってる。
そして感情が乏しくなります。これがマジでヤバイです。我々はこれまでニコチンにより最速で「ドーパミン」を授かっていたのですが、それによって自らの力でドーパミンを分泌する能力を失ってしまっているらしいのです(俺調べ)。マジで6月は「気分どんよりしてるわ、なんかテンション上がらないし、いつも集中する直前のときの頭がか~っとなる感じないわ、なんでだ??なんでだ??」と絶えず混乱していました。最近になってドーパミンが不足しているからだと気づき、自力で分泌できる方法を色々模索してなんとか乗り切っています。恐らく禁煙最中にご飯を食べてしまうのは、口が寂しいからではなく(てか普通に考えて物理的に口という空間を埋めるために飯を詰めるって意味不明じゃない?)、ドーパミンを補おうとしているだと思う。
ちなみに僕は禁煙した結果5キロ太ったので、今脂質オフダイエットをしていて、糖分や油物を久しく摂取していないので、余計にドーパミンやセロトニン(急にでてきてごめん)が不足しているのかもしれません。この2つの物質が足りてないと、我々は人生そのものが不幸だと勘違いしてしまうので注意。逆を言うとこの物質2つで世界が変わってしまうということでもある。
ちなみに自らドーパミンを分泌する方法で最もおすすめなのが運動らしい。トレインスポッティング2思い出す。
おわり。
落合諒です。お笑いと文章を書きます。何卒よろしくお願いします。