【俺が売れるまで書く日記 】22/06/01
六月一日から頑張ると決めていたから、作業している。
キチガイみたいにもうやるしかさなそう。誰よりもやってれば、それが自信になるから、ひとまず己を肯定できるところまでやる。
今の所、俺は自分のことを口だけの詐欺師だと本当に思っている。心の底から思う。早起きしてやろうとしていた作業ができなかった時、左手の震えが止まらなかった理由はそこら辺にあると考えている。自分への不信感が爆発している。
先月映像コントを二本書いて撮影して、キングオブコント用のネタを二本作ったけど「やることをやった」という感覚がまるでない。自分が作ったものでお金を稼いで、仲間とぶち上がりたいと思っている人間の作業量にしては、やってなさすぎると自分で分かっているのだと思う。
待たせている人達の顔を思い浮かべると、椅子に座ることができる。そしたらあとはこっちのもん。ほんとにやらなきゃ、みんないなくなっちゃう。
三十歳が見えてきた。俺は永遠と遊びの感覚だけど、周りはそうじゃない。人生を懸けて(俺もそのつもり)自分の遊びに付き合ってくれている人が大勢いる。遊びを真剣にできなくなったら俺はもう終わりだ。
そうゆう年齢に差し掛かってきた。
自分はもっとやれると思う。無意味なことかもしれないけど、やっぱり肉体的に疲労していないとやった気にならない。毎日やることやったと思って眠りたい。今日はやれてる。大丈夫。
キングオブコントのネタが二本作り直しになった。二分という尺に苦しんでいる。二分という尺は冒頭でマックス叩きだしてから右肩下がりでも別に許される。むしろじわじわ上げて行って、爆発前にネタが終わるのが一番やばい。俺はじわじわ積んでいくのが得意だから苦しい。
去年の一回戦を通過した二分ネタの完成度に改めて驚いた。
いいネタは思いついた瞬間にいつもケツまでできるから待つしかない。ずっとパソコンの画面を見て、なんか待ってる。はやくこい。
ただこうゆう浮かばない時間がふとした時に閃くための種になっているのは確実なので、無駄ではない。
締切が俺を強くする。
「新人戯曲賞」の締め切りが今月中というのも頭が痛い。
長いコントが書けるようになりたい。ラーメンズ、バカリズム、バナナマン、おぎやはぎ、東京03、シティボーイズ、のコントが俺は好きだ。
みんな平気で40分とかやる。
今書いているのだけど、物語の展開のさせ方とか、台詞のやり取りの体力が全くないことに気が付いた。
というか4分ネタを作る時に使っている筋肉と全く違う。
4分ネタは展開させるための台詞を重ねて行けばある程度できてしまうのだけど、90分となるとそうもいかない。戯曲自体あまり読んだことがないのも痛い。リズム感が全く分からないから「ここは今こうゆうところ」とか「ここでこうしていく」みたいなのが分からない。現在地点を見失いながら書いていたら酷い目にあった。
急いで色々読んでる。
疲れると気分がいい。今日みたいな毎日を続ける。
落合諒です。お笑いと文章を書きます。何卒よろしくお願いします。