ラップスタア誕生を見た。
ラップスタア誕生のファイナルステージを見た。ずっと追っていたからめっちゃ楽しみだった。
Fuji Taitoが獲ると思っていた。その理由は普段の立ち振る舞いや、なによりも見た時に「喰らわなきゃいけない」と思わせる強さを備えている人だと思ったからだ。
結果的に全員やばいライブをかましていたけど、中でもeydenは本当にやばかった。見ている時自然と首を振っていた記憶がある。
「あれはガンガン焚くweed」の時カメラが切り替わって、後ろからのカットになりeydenと客が映った。その時この人だ、と多分みんな思ったはずだ。
中MCもめっちゃよくて「俺と俺の兄弟を知らねえやつがいなくなるまで」のラインに触れた部分では、彼の誠実さみたいなのものが垣間見えた。
またFuji Taitoの直後だったってのもおもしろかった。ピリついた直後にeydenが出てくると、緊張感みたいなものが解ける。見ている側もeydenみたなノリになる。
今回は審査員が若かったり、これからもっとブチ上げようって人達だったから、コメントも「売れるために今自分がしていること」的な生々しい話が多かったと思う。そこで「ブランディング」や「見せ方」の話が結構出たし、実際「自分がやりたいことをスタイルや曲に落とし込む」ことが既にできているラッパーが多かった気がする。その中で自然にふら~と出てきて、そのままぶちかましてるのは見ていてめちゃくちゃ気持ちがよかった。
最近テクニカルな人が多い分、シンプルなラップする人が減ってきている気がする。だからこそ審査員にぶっ刺さるし、やっぱそれがやばいよねって俺も思った。
イースターとeydenは客と目線が近かった。スタイルを叩きつけるのようなライブもかっけえことに間違はないんだけど、客の上がり方が審査基準に入るとしたら、というかライブだから入るんだけど、「聞く」と「ノレル」の違いが結構明確に出たと思う。
eydenの「大したことねぇ みんなと同じ ただし磨き上げたセンスでgameを制す」ってリリックがしっくりきた。
今年はみんなやばかったし、見ていてめちゃやる気でた。
俺は家族が全員自己破産してるし、親父も自殺してるし、実家も売却したりと、取り返したいとか全員ぶっ殺したいという気持ちが強くて、HIP HOPに共感する理由がそこら辺にあると思う。
話は変わって、我々プールサイドの映像コントが完成しました。
クオリティが年々上がってるのを感じる。
来年はかましたい。
見てね。
落合諒です。お笑いと文章を書きます。何卒よろしくお願いします。