アドバイスの際に心がけていること
ご想像に難くなく”ビジョン”です。
ただ、もっと深いことを伺うようにしています。
『人生をかけて何をしたいのか』
『その中でこのビジネス・事業はどのような位置付けか』
「人生を賭けてやるものです」と回答する方もいます。
「今回の事業を発端に、どんどん新しいビジネスに取り組んでいきたい」と回答する方もいます。
もちろん正誤はありません。
そこで私は、同じ言葉でも発する方の生い立ちや年齢、現在地など、様々な要因を総合的に考えて聴くようにしています。
【限られた生涯での挑戦】
20歳・30歳・40歳・50歳・60歳・70歳、人生100年時代とはいえ、事業に心身ともに健全で情熱を傾けられる時期には限りがあります。
余生を楽しみたい方もいれば、慈善事業をしたい方、家族との時間を大事にしたい方もいらっしゃるでしょう。
もちろん、今の考えは5年後、10年後には変わるかもしれないことも織り込みます。
ただ、今私と出会って、この事業で世を良くしたい、事業のことを全力で伝えようととしている、この事実は変わりません。
だからこそ、今この時点のご本人の意向に対して、今の私が協力できるかそうでないか、どういう方法であればそれが実現できそうか、をアドバイスするようにしています。
当たり前ですがそれが全てではありません。
私も一人の挑戦者として同じ目線、一方で支援者としての第三者的な目線、そしてイチ市民(ユーザー)としての目線、三つの目で見て発言しています。
その方の自己実現のため、現時点で何が最良かを考えています。
【その中でのFUNDINNO】
そこに辿り着くにも様々な方法があります。
その方がその中で何を重要視しているのか、客観的に見て何を優先しなければならなさそうかを考えています。
そのプランは5年で成し遂げたいのか、10年で成し遂げたいのか?
そのために必要なリソースは何か?
そのために捨てていいものは何か?
それを捨ててでも得たいのもは何か?
その一つの手段が資金調達です。
VCかもしれませんし、エンジェル投資家かもしれません。
事業会社(CVC)かもしれませんし、融資かもしれません。
FUNDINNOはその選択肢の一つに過ぎません。
今この時点で可能性がありそうなものはどれか?
それを選ぶとどのような展開になるのか?
それはプランから逆算してどうなのか?
これが前回の記事に書いたプランABCの正体です。
『必要な資金は○億(○千万)円』
これは目先の展開をするための必要資金の試算でしかありません。
本当はこの内訳が重要で、誰(どこ)が、なんの目的で出資してくれているのか?
お金に色はありませんが、性格(意志)はあります。
あくまでその手段のひとつとしてFUNDINNOがあるという考えで伝えます。
前回の記事に書いた通りですが、その中からご自身で決めて頂いております。
【最後に】
今回は深層的な考え方について記載させて頂きました。
私もいい歳になったので、お世話になった経営者の方々との出会い・別れも経験させて頂きました。
だからこそ、限られた時間をより重要な指標にするようになりました。
近未来的にテクノロジーにより半永久的に人格(意志)を残す方法もできるかもしれません。
ただ、私が生きている間ではないかもしれません。
生涯が終えても残るもののひとつがビジョンやフィロソフィー、事業です。
私はその最良の理解者でありたい。
だからこそ、本記事のような考え方をして臨んでおります。
事前にご一読頂けましたら、より建設的且つ発展的なお話ができると思います。
本記事の件のみならず、活用法や調達後の話、資本政策のアドバイスもしておりますので、自他推薦問わず、話を聞いてみたいという方はお気軽にご連絡ください。
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