子どもの海外留学|院進や就活と留学のはざまで
息子は大学院2年目、来年日本の大学院を卒業予定です。
留学を終えて一時帰国し、同じアメリカ大学院のPhDに進学します。この世の中、何が起こるかわかりませんのであくまでも予定ですが。
こうやって進路が決まるまでフワフワとした先が見えるようで見えない雲の上を歩いているように親からは見えました。
まず、大学院1年目にデュアルディグリープログラムでの留学を希望していましたが選考されませんでした。
留学ありきの大学院進学でもあったので、落ちた=修士卒業後は日本で就職して海外駐在を希望するしか留学できることはこの先もうないのかもしれない、そう思ったはずです。
有り難いことに英語カリキュラムを受講することで留学可能になるのですが、この話しが舞い降りてきたのは確か3月上旬でした。
渡航まで3ヶ月しか準備期間がなく提出書類を揃えたり学生ビザ発行も出発ギリギリでした。
留学資金をかき集めるのにも苦労しました。
預金残高がないとビザって下りないです。
なんとか東京のホテルに郵送してもらい間に合いましたが本当にギリギリ💦
次に渡米してから考えることは就活をどうするかです。
現地留学生はアメリカにいる間にキャリアフォーラムが夏にあり、そこで就活して内定貰うらしいことを知りました。
息子はこれに全く参加するつもりがなかったようで、日本に帰ってから就活するよと話していました。それで間に合うの?!と心配でしたね。
そしてアメリカ大学院の2学期が半分ほど過ぎ、帰国が近づいてきても就活はどのくらい進んだのか…何も進展がないまま見守るしかありませんでした。
彼はアメリカで働きたい想いが強いことと、どちらかといえば研究するよりソフトウェアエンジニアとして働ける企業にいきたいと話していたのでどちらかの国で就職するだろうと思っていました。
が、日本で就活しようとするとレールから外れた人間は途中から飛び乗ることが難しい就活システムになっていると感じました。
帰国は決まっていたので滞在に必要な費用の残りを送金して留学生活は終わるはずでした。
またまた有り難いことに、留学先の大学院からPhDプログラムのオファーがありお受けすることになるのですが、この話しをいただいたのは今年の3月上旬でした。
PhDに進むことが早くにわかっていれば円高に振れているときにもっと送金しておけたのに…という後悔も。
本人にとってエキサイティングな進路に辿りつけたのは周りの先生方のお陰です。
浪人時代やコロナ禍も含めてどこかひとつでも歯車が噛み合わなければ、PhD進学になっていないと思うからです。
地方私立大学からコスパよく留学できたのもロールモデルになるようなプログラムを両大学が整えてくれたからです。
大学のホームページを見ていると交換留学プログラムも専攻の幅が広がっています。
留学できないのか?就活にはもう手遅れなのか?モヤモヤしながらも、大学院に助けられ振り回され進路が決まっていったというお話しでした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今日もハッピーな良い一日を。