初・競輪生観戦 西武園
(この文章は、2022年7月4日に書かれたものである)
2022年5月15日(日)、人生で初めて競輪を生観戦した。
当初の目的は、2月の取手G1(読売新聞社杯全日本選抜競輪)より推しメンとなった、熊本113期の嘉永泰斗選手の応援に行くこと。
しかし、嘉永は5月に行われたいわき平G1、ダービー(日本選手権競輪)の落車の影響で負傷欠場となってしまった。
せっかくなので、競輪場とはどんな場所なのかを知るために、自宅から最寄りの西武園競輪場のF1レース(サンケイスポーツ杯)を観戦しに行った。
西武園競輪場の入場料は100円(※1)。良心的な価格だと思う。
競輪場に着いてまずテンションが上がったのは、入場ゲートと数々のポスター。
8月に西武園にて行われるオールスター競輪のポスターがカッコイイ。
続いて中に入り感動したのは、バンクコーナー付近の傾斜の角度。
ほとんど崖だ、とはよく言ったもので、本当に崖にしか見えない。
こんなところで自転車を漕いでいるのか・・・とは言っても、西武園競輪場は数ある400mバンクの中で比較的カントが浅く、直線が短い、他の競輪場と比べ傾斜が緩やかな方なのだそう。
ほぉ~、と思ったことは他にもたくさんある。
本当に野次を飛ばすおじさんがいること
みんな競輪新聞を読み、オッズ表示画面に釘付けになっていること
今どきマークシートで車券を買う人がいること(まだまだネット投票は主流ではないのか?)
選手が目の前を走るとき、ザワザワザワ・・・というタイヤと地面の独特の摩擦音がすること
無料の水、お茶サーバーがあること
誘導員も脚見せをすること
レース前には毎回ピストル音(?)の試し鳴らしをすること
歓声だけで誰が人気か一瞬でわかること
レースとレースの間の時間はあっという間に過ぎる。
次のレースに出る選手の並び予想や出走表を見ていたら、トイレに行くくらいのことしかできない。
S級では、私の地元四国の島川将貴選手、久米康平選手、九州の北津留翼選手などが出場していた。
北津留選手が捲ったときには会場が沸いた。この辺の臨場感は中継放送では味わえないものがある。
徳島の島川将貴選手はkeirin.jpのプロフィール欄が面白い。
友達は少ないです、好きな車番は1.2.3.4.5.6.7.8以外、と言った記述が見られる。
ぜひ一度チェックされたい。
西武園競輪場の無料観覧席はフェンスではなくアクリル板で仕切られており、間近で選手を見ようとするとアクリル板が曇っており見えづらい。観覧席の上の方から見るのが一番楽しめた。
この日一番の思い出は、確定板の下で立っていたら、CS放送の生中継に映ったことである(笑)。
2022年5月17日(火)、決勝戦も現地に出向き観戦した。
A級優勝は、神奈川119期の北井佑季選手。
S級優勝は、福島88期の成田和也選手。
福島勢、やっぱり強いなあ。
優勝インタビューを生で見られたのは嬉しかった。
北井選手、成田選手、優勝おめでとうございます。
※1…2025年1月現在、西武園は入場料無料となっています。
~~追記~~
あの頃A級だった北井選手が今やS級S班で活躍されている。
バンク内で行われた簡易的な表彰式は今でも脳裏に焼き付いています。
感慨深いなあ。