WEAVERは一番星
一週間に一回更新したいっていう宣言どこに行ったの私。
こんばんは、おちゃのえるです。
実は体調をばっちばちに崩してまして、一時期声が全く出ないという接客業としては最低最悪な状況でした。
それにプラスで有難いことに、仕事を多く任せていただいており、バタバタと日々を過ごしていました。言い訳です、許してください。
さて、そんな私がどうしても今日は更新したい、しなければならないと思った理由がこちら。
2019年10月22日、「WEAVER 10th Anniversary Live 『最後の夜と流星〜We're Calling You〜』」(@神戸国際会館こくさいホール)に行ってきました。
いや、もう、感動、感嘆、そんな簡単な言葉じゃ言い表すことができない気持ちで胸がいっぱいになりました。それでもなお、私はどうしても言葉で残したい。
WEAVERとの出会いは、今から9年前の2010年。私が高校1年生の頃だと思います。
ケーブルテレビの音楽番組ってMVがひたすら流れていることが多いと思うのですが、そこで「Hard to say I love you~言い出せなくて~」を聴いて「なにこの曲!めちゃくちゃかっこいい・・・!!」とときめいたのが最初です。
その後、「管制塔」や「笑顔の合図」が本当に好きで当時はずっと聴いていました。受験前にオープンキャンパスで関西学院大学へ行ったのですが、生協か大学内にある書店に、「WEAVERは当校の卒業生です!」とPOPが貼ってあり、それが決め手で受験しました。落ちましたけど笑
でも、いつしか聴かなくなっていたんですよね。彼らの曲。
なぜかはわからないんです。自然と聴いていなかった。離れてしまってました。
ありますよね、ずっと好きだった作家さんの本を気がつけば読まなくなっていることとか。いつの間にか聴かなくなったミュージシャンとか。
そんな私がWEAVERと再会したのは、「夢工場ラムレス」でした。
私が、今の職場でしっかりと働き出して少ししたタイミングで発売になったこの書籍。帯には「WEAVER Dr.河邉徹」の文字。
私はこれを読むんだ、と少しロマンチックなことを言えば運命的出会いで。
音楽は昔よく聴いていたけれど、バンドマンについては全く知らないなと、調べてみれば歌詞を担当しているそうで・・・
多才な人なんだなあ、と感心していました。
そして、今年2019年。
「流星コーリング」がhontoの企画で連載されているという情報がtwitterに流れてきて、あ、この人はまた小説を出すのか、楽しみだなと思っていたら
同タイトルでアルバム出しますと。
事実上の「小説×音楽」。
本が売れない、CDが売れないと嘆かれる時代に、この人たちは新しいことをしようとしている!なにそれ!!最高やん!
ワクワクして出版された「流星コーリング」を読みました。
読んでからアルバムも聴きました。
私の中で、「これを売りたい。世に広めたい。こんな企画をやっているすごい人たちがいるんだぞ!!って発信したい!」と。何かやらなきゃいけない。と何かがガンガン頭の中で鳴り響いていました。
なんと言えばいいのか・・・彼らの言葉を借りて言うなら「初めましての再会」というか。私が出会うべくして出会った小説と音楽。
「流星コーリング」の良さについてはまた後日、近いうちに語らせていただくとして。
今日のライブは、彼らの10年という節目の大事な大事なライブ。
私自身、今年のツアーのライブハウスでの演奏しか見たことがなかったので、ホールがどういうものなのかは見当がつかなかったのですが、
やはり流石ピアノバンド。これぞ真骨頂!という勢いが伝わってきました。
私は改めてしっかりWEAVERを好きになったので、デビュー曲からのセットリストだ・・・!みたいなエモさをちゃんと理解できているわけでもないし、
昔から応援しているような人とは比べ物にならないぐらい知識が浅いファンであることに違いはありません。なので、なにをこいつ知った風に!と思われるかもしれませんが、
WEAVERを聴くなら、見るなら、ぜっっっっったいにホールがいい。
圧倒的に音が違う。迫力も違う。ホールなんだから当然でしょ、とかそういうことじゃないんですよ。映え方、魅せ方、音の響き、伸びが本当に段違いだと思いました。
ライブハウスの彼らも間違いなく良いんですが、彼らの良さを引き出せるのは確実にあの空間であって、今日そんな彼らを見ることができたのは本当に良かったなと思います。
一番初めに彼らの軌跡の映像と「白朝夢」で、すごいしか言葉が出ず・・・
私が見たライブハウスでの彼らはほんの一部でしかなかったんだと思い知らされ、
私が私の「初めましての再会」を果たして以降聴くようになって好きになった「トキドキセカイ」に「管制塔」そして「夢じゃないこの世界」。
この三曲で涙腺が崩壊しました。私がこの一年で本当に頑張る活力をもらった曲たちで、ここに来て良かったと序盤にて確信しました。
その後も繰り広げられる彼らの軌跡。流星コーリングのシーンは、私が好きになった彼らの姿にさらに魅力が増して、好きが倍増。私が好きになった理由はこれだ!と感極まっていました。
流星コーリングからの「Shine」は昔から本当に繋がっていたのではないかと勘ぐってしまうような。全てがうまく繋がっていて、全てを糧にして今があるんだろうなあとしみじみ笑
ずっと応援しているファンの方からすれば懐かしい曲たちも多く入れていたり、今年一年ずっと歌い続けていた「カーテンコール」はしっかり入っていたり。
それでも有名では?と思うような曲は外していたり。凝りに凝られたセットリストだっただろうと思います。一つの宣言のような。
アンコールの新曲は音源化などは全く決まってませんが!と言いつつ演奏してくれる彼らの意思をこちらも嬉しく思えたし、また新しいことをしてくれるんじゃないかと思うとますます楽しみで仕方ありません。
本当に2時間半ぐらいやったの?と思えるような速さでしたが、後で曲数考えてみればありえないぐらい盛りだくさんでした。
10年間の彼らの苦悩、葛藤は私には到底計り知れるものではないでしょうし、正直なところわかりません。
でも彼らのその10年の一部になれたのだとしたら、これほど光栄なことはないなと思いますし、これからの彼らをもっと応援していきたくなりました。
器用でポテンシャルの高いバンドで、さらにメンバーには小説家もいるような。そんな楽しみと期待の塊のバンド。自分の原動力となってくれる彼らに少しでも貢献できたらと思います。
みんなの一番星になりたい。
と、私の大好きな作家さんは言いました。
もうすでに私にとって一番星のバンドなんじゃないか??と思うのですが、きっとまだまだ先の世界を見せてくれると思っています。
他の人からは良いと思われなかったとしても、私にとっては本当に良いバンドです。届くかわからない感謝をここで。
ありがとうWEAVER!これからも大好きだ!!!