私の復縁までの経緯(前編)
1️⃣彼との別れ
当時、私には同棲していた彼がいました。
付き合い始める前からも、よく一緒に旅行に出掛けており、それが2人の共通の人生の目的でもありました。
しかし、旅の最中に彼と大喧嘩してしまいます。
なんとか一緒に帰宅したものの、彼はずっと不機嫌で、数日後 再び喧嘩。
それで、お別れすることになりました。
あの日は土砂降りで、家を飛び出した私を追いかけてもきてくれない彼に、初めて不安を覚えました。
すぐに別れを後悔し、彼に電話をしましたが出てもらえませんでした。
その後も 何十回も電話をしたけど、出てもらえませんでした。
LINEしても返事は貰えず、何十回も追いLINEしてしまいました。
そうして考え直しては、送信取り消し。
優しかった彼はもう私の言うことは聞いてくれませんでした。
それから数日後、彼の別れる意志は揺るがないものだと思い知ります。
彼との別れは、私を絶望の淵に追いやりました。
2️⃣絶望と抑鬱
お別れしてからは、毎日 絶望を感じて朝を迎えていました。
気を遣ってくれた友達が、私を遊びに誘ってくれましたが、私はその好意を受けて表面上笑ってはいても、本心は「楽しく無い。」「抜け殻。」でした。
夜になると、スマホで彼との写真やビデオを見ては、思い出に浸り泣いていました。
「もう一生、彼以外に愛せる人なんかいない。悲しい、苦しい。」
当時は繰り返される毎日が苦しくて仕方ありませんでした。
起床と共に彼を思い出し、仕事中はまともに業務は出来ていなかったと思います。
ミスをしていなかったのが奇跡でした。
ほとんど食事は喉を通らず、お風呂に入ってから寝るまで虚な目をしてスマホを見つめ、彼からのLINEはないか、着信はないか、それだけを確認しては絶望する毎日でした。
彼だけが重要でした。
彼とって私はもう不必要で、彼は私との未来を捨てたのだ。という現実を受け止められませんでした。
そんなある日、友達の家で食事会に誘われた時の話です。
友人のAが半笑いしながら、
「で、なんで別れたの?」
と訊いてきました。
あまり人前でネガティブなことを発言しても良いことには繋がらないと思い、返事を躊躇っていたら、
更にAは続けました。
「私はおーちゃんみたいに、男がいないとダメな生き方は嫌だな!私は友達もたくさんいるし、楽しいことたくさんあるし!私はおーちゃんみたいにだけはなりたくない。」
と言われました。
いま自分がいる場が一気に「男に捨てられた惨めな私の場」になっていました。
どんどんネガティブな方向に進んでいるのを感じながらも、それすらも何をどうすればよいのかわからない、迷子のようなつらい日々でした。
3️⃣引き寄せの法則「潜在意識で願望実現」との出会い
彼とお別れしてから、毎日「復縁する方法」を検索していました。
検索していると、ほとんどが占い関係かセミナー、復縁工作のようなものばかりでした。
そんなある日、引き寄せの法則と出会うことになります。
「潜在意識で願望実現」
とある巨大掲示板のオカ板かスピ板だったと記憶しています。
その掲示板には、潜在意識で願望を叶えた達人さんたちの教えがありました。
特に「瞑想とイメージングで復縁が叶う」バキュさんと、「結果→プロセス・原因」108さんのレスを読んでいると、どんどん引き込まれていきました。
当時は潜在意識も引き寄せもほとんど知識はなかったのですが、昔 先輩から「量子力学と願望実現」の話を聞いたことがあり、それをふと思い出しました。
その内容とは
意識のあり方次第で現象が変化する、ということであり、意識を願う方向にむけることによって望ましい出来事を引き起こすという「引き寄せの法則」を理論的に支持していたことです。
その掲示板を見ていると、意欲と希望が湧いてきたことは今でも覚えています。
当時の私は、復縁できるものならば。何かにすがりたい気持ちが大きかったのだと思います。
4️⃣引き寄せの法則の実践
引き寄せを始めるにあたり、色々勉強したけれど、願望を実現するためには「良い気分でいる」ことが必要だとわかりました。
しかし前述のとおり、私の気分は常によい気分とはかけ離れており、「このままでいたら、悪いことを引き寄せる」と恐怖が一番最初に浮かびました。(後からわかったのですが、必ずしもよい気分でいられなくても、引き寄せは働くことがわかりました。)
『最初にすべきことは、私自身を癒すことだ。」
そう思い、まずは感情を出し切ることをしてみました。
悲しんで、泣いて、彼に怒り、また泣いて。
彼と別れた後、私はホテルで暮らすことになります。
彼に家を追い出されたけれど、前向きに進んで
部屋探しをできる精神状態でもなかったからです。
「体力をつけよう」
まず、そう思いました。
食事を受けつけず、痩せ細ってしまい、
一日一日を過ごすのがやっとでした。
「食べなきゃ、生きなきゃ」
食事を食べる時は、達人さんの教えを守り、絶対 スマホを見たりせずに食事に集中していました。
この意味付けとしては、「ながら」をしていると「今」に自分に意識は向いていないことになります。
自分の今に集中していないと、過去や未来への不安な思考に流されがちになり、本来の自分を見失ってしまうからだと解釈していました。
食べ物ひとつひとつの形、色、匂い、食感を楽しむようにしました。
仕事から戻ったら、ホテルのスパで瞑想しながら入浴しました。
バキュ式の瞑想を参考にして、日課としていました。
瞑想すると、不安やネガティブな感情を止めて、「今ここにいる」を感じることができます。
以下、バキュ式瞑想の方法が詳しく説明されているリンクになります。
(上記はバキュさんのブログです。こちらは無料でありながら、願望実現するために効果的な方法が書かれています。)
サウナ内では、潜在意識や量子力学関連の本を読んで、水風呂に入り休憩する。これらを繰り返していると「整った」状態になるのですが、この時がなんとなく「宇宙のゾーンに入った」感覚のような気がして、すかさず「叶っている私」のイメージングをしていました。
入浴後は、食欲がないので、プロテイン(マイクロダイエットなど、ビタミンやミネラルなどが含まれた置き換え食品)を飲んでいました。
空腹に慣れてくると、神経が研ぎ澄まされるような気がして、自分の頭頂部から爪先まで感覚をはっきり感じていました。
寝る前には、また瞑想です。
上記のバキュ式瞑想に加えて、私の場合はシンキングボウルをBGMに流すと、今に集中することができました。
瞑想していて気がついたのですが、以下のような方法で、思考が停止した感覚を掴むと、より潜在意識にアクセスできるような気がしました。
まず瞑想の時に、座った状態で背筋を伸ばすのが良いように思います。
と言うのも、私たちの背骨は、実はアンテナ📡の役割を果たしていて、宇宙と交信するために役立っているのです。
そして、呼吸法で「叶えてくれる宇宙のチャンネル」をチューニングしているのだと思います。
あとはイメージング、想像💭で。願望を宇宙に放つだけです。
これをすると、必ず現実に変化が現れてきます。
そして感情を感じきり、不安を認めて手放して、イメージングをしていました。
彼に言われたい言葉をかけられている私。彼との幸せな暮らしをしている私。彼との楽しい旅をしている私。彼と抱き合って、愛し合っている私。
イメージングの最中は、幸せ過ぎて、毎晩感動の涙を流していました。
時には辛さが勝り、イメージングができない日もありましたが、そんな日は瞑想だけにして、あとはオポノポノをしていました。
5️⃣絶望再び
彼とお別れして、しばらく経った頃でした。
相変わらず情緒不安定で、幸せに浸れると思えば、急に悲しくなったり、感情がジェットコースターではありましたが、復縁の意志に揺らぎはありませんでした。
その日、私は仕事がお休みで、駅付近にコーヒーを買いに向かっていました。
その時です。
駅と直結している百貨店の入り口に彼が立っているのが見えました。
彼の隣には、女性がいて。
休日の午前中。微笑み合う二人、、、。
全身の血の気が引き、イヤフォンから聴こえる音楽も聴こえなくなった程でした。
道ゆく人からの目も憚らず、泣きながら部屋に戻り、再び号泣しました。
今、思い出しても胸が痛いです。
泣き止んでからは居ても立っても居られない状態で、迷いましたが彼に電話しました。
彼はすぐに電話にでました。
先程 2人をみたことを伝えると
「家に残っている荷物を取りに来て。
見たんだろ?それが答えだよ!」と
吐き捨てるように言われました。
それから、荷物を取りに行くと
彼の部屋は、ベッドリネンもタオルなども全て新調されていて、私の知らない部屋になっていました。
お風呂場には、私のシャンプーや化粧品が誰かに使われた形跡があり、彼のものではない明るい色の髪の毛が落ちていました。
「部屋を物色すんなよ💢」
「もう冷めた」
「もう 俺は前に進んでるから」
「おーちゃんとは、ご飯にいくのも無理なレベル。二度と会いたくない」
「友達になるのもお断りします」
そんなことをいう彼を思い切り罵って、家を後にしました。
ショックでした。
途中、ペアのバカラグラスを他の女性に使われるのが嫌だと思いつき、捨ててと彼にLINEと電話をしました。
しかし、それは叶いませんでした。
私は彼からブロックされていたのです。
「これは私が過去に作り上げた現象」だと気がつきました。
私がいくら現実に働きかけても、コントロールはできないのでした。
私がずーっと出していた意図
彼にとって私は唯一ではなく、
他にも女性がいて
代わりがいる状態
私の望みに応えてくれない彼
愛されていない私
雑に扱われている私
恋愛がうまくいかない私
幸せになってはいけない私
愕然としました。
愛されたい、どうしても私は絶対に彼に愛してほしい、私の思い通りに動いてほしい、私は与えてもらいたいから待っているの。
どうしてこんなに尽くしているのに、都合の良いように振る舞っているのに、彼は私を愛さないの?なぜ、私のことを愛してくれないの?
いいから早く私のことを愛してよ!こんなにしているんだから、もういい加減大切にして。私だって愛されたい、早く愛されたいんだから、愛してよ。
頭の中がぐちゃぐちゃでした。
後編に続く