大茶盛(おおちゃもり)in 西大寺


西大寺の創建は奈良時代、764年に称徳天皇が建立。東の東大寺に対する西の西大寺にふさわしい大規模な豪華な寺であった。しかし、その後平安時代に再三の災害に遭い、さしもの大伽藍も昔日の面影をとどめずに衰退した。 鎌倉時代に、稀代の名僧興正菩薩叡尊が、この西大寺に入って復興に当たり、創建当初とは面目を新たにした真言律宗の根本道場として復興した。


奈良絵で有名な 赤膚焼き(あかはだやき) 奈良絵がいい感じです。 すごく大きくてビックリ
奈良絵・・・可愛い ゆるい 好き

 お茶道具も大きいです。 お茶碗、茶筅、茶釜 どれも大きいです。

まずは、住職の流暢なありがたいお話しを聞きました。
叡尊上人が西大寺復興のお礼に八幡神社に献茶し民衆に振る舞った茶儀。「戒律復興」をめざした叡尊上人が不飲酒戒(ふおんじゅかい)の実践として酒盛(さかもり)の代わりに茶盛(ちゃもり)としてそれが大茶盛になったらしい。同じ一つの大きな器でたてた同じ味のお茶を、人々が「一味和合」の精神で、助け合いながら同じ茶碗から廻し呑んで、和み合い結束を深める意味があります。正座しなくてもOK 茶道のマナーわからなくてもOK なんです。(感謝)
お菓子の器は大きかったですが お菓子は通常サイズ(笑)
一つずつ、お菓子をいただいて 隣の方へ回します
大茶盛のお菓子
西大寺で見つかった金貨を モチーフに作られていて、大茶盛では おなじみのお菓子らしいです。 西大寺創建された奈良時代764年は、東の東大寺に対して西の西大寺にふさわしい大きくて豪華な大寺だったことがうかがえます。日本で最古の金貨じゃないかな?
いよいよ お茶を点て始めます。
大きなお茶碗、大きな茶釜、大きな茶筅 点ててくれている僧侶は普通
よ~く耳をすまして・・・  聞こえてくる音は・・・   
シャカシャカシャカ・・・ そんな風に聞こえたら、合格です(笑)
顔よりも大きなお茶碗です。
だいたい3人でこの大きなお茶碗で お茶をいただきました。
一味和合 の精神の実践で
 ありがたいお抹茶を、大きなお茶碗で 分け合っていただきます。
私も3回ほどに分けていただきました。
なんとか、助け合って ありがたいお抹茶をいただきました。
ごちそうさまでした。
お部屋大寺の大茶盛のお部屋の床の間飾り
  クリスマスツリーではありません。てっぺんに星がないことも確認済。
叡尊上人が、大茶盛を始めるきっかけと なった日の、時を再現しています。
鎌倉時代は、まだお茶が貴重で高価でした。
人々は感謝し、その教えを守って今でも大茶盛が開催されているそうです。


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