元日(がんじつ)
元日は、新しい年と月と日の始まりであり、特別な一日です。
「元日」は「一年の最初の日」のこと。つまり「一月一日」のことです。
「元旦」は「元日の朝」のことです。「旦」の字は地平線から昇ってきた太陽をかたどっています。
「初日の出」は年神様の降臨
明治以降、「初日の出」とともに年神様が降臨するとして、「初日の出」を拝むことが盛んになりました。それ以前の元旦には、年神様を迎えるために家族で過ごし、「四方拝」といって東西南北を拝んでいました。
初日の出を拝む場所は見晴らしのよい山や海など様々ですが、特に高い山頂で迎える日の出を「ご来光」と言います。
無事に新年を迎えることができ、新しい年に実りをもたらすとされる歳神様を家に招き、家内安全や身体健全を祈願するありがたい一日です。
1月1日は、特別な日ですよね。「明けましておめでとうございます。」の挨拶や、この日から行うこと全てが 初○○ になりますよね。
若水(わかみず)
元日の朝に初めて汲む水を「若水」といいます。「清々しい命の胎動する水」で、命が若返るとされる、縁起のよい水。
神社では、この若水を歳神様に差し上げる行事があります。
「若水」を汲むのは、卯の上刻(午前5時~午前5時40分)のころ。
これはまさに朝日が昇るころで、最も清々しく、自然が胎動し始めるタイミング。この水をいただくと、一年の邪気を払うとも考えられています。
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