西洋医学と東洋医学の違い「その3」
西洋医学と東洋医学で最も大きな違いは、治療についてのスタンスとなります。西洋医学では、明確な症状が出ていたり、原因がはっきりと分かっている病気に対し、その症状や病気に効果のある薬を使った治療を行います。
東洋医学では、何となく体調が悪いなど、原因がよく分からない症状や病気に対し、自然治癒力を高める漢方薬を用いた治療を行います。
また、西洋医学では、悪い部分を手術や薬で除去する事を治療としているのに対し、東洋医学では、自然治癒力を高める事や病気の予防が治療のメインとなっている点も、大きな違いとなります。
東洋医学に分類される柔道整復や鍼灸は、医療分野ではもちろんですが、スポーツや美容及び介護など、様々な分野で重宝されています。これは、自然治癒力を高めたり、病気の予防を重視する東洋医学の考え方が、人々のニーズと上手くマッチした結果だと言えます。
西洋医学と東洋医学のどちらがより優れているというものではなく、それぞれに得意とするものが異なります。よって、病気や症状に合わせて、適した方法を取り入れるようにすると良いと思います。
以上が、西洋医学と東洋医学の違いになります。