LINEブログ 20170106 21:59をサルベージ
※これはLINEブログ終了すると知って、思い出を記録しようとnoteに写したものです。
痔主、決戦の時
診察室で美人看護士さんに軽く問診されていると、ふら~っともっさりした男性が隣にやってきた。
『なんだこのもっさりした脱力系秦基博みたいな人。私以外の痔主か?』
おはようございます、なんて挨拶を交わして
徐にパソコンを弄り出し、問診に加わってきた。
『おまえ医者かよ!医者に見えなかったよ!覇気なさすぎだろ!』
私の心はいつでもお喋りである。
ほんとに私より先に診察されてた患者の方だと思ってて、パソコン弄りだして看護士さんが問診の報告して初めて気付いたのだ。
それくらい医者オーラがない。
だが、それは私としては緊張せず良い結果となる。
「じゃあ、診察しましょうか」
先生のひと声でいよいよ決戦の時が来た。
看護士さんに促され、ボサノバが流れるリラックスムード満点処置室内にある更衣スペースへ案内される。
看「では、上一枚脱いでいただいてこちらの診察服を着て下さい。下はズボンも下着も靴下も脱いでいただいて、こちらの診察用トランクスを穿いて下さいね。穴が空いてる方がお尻になります」
私「はーい。わかりましたー」
穴空きトランクスは紙製のもので、結構ごわごわする。だが、てっきり下半身丸出し状態で診察だと思ってたので、ホッとした。
着替えが済んで、診察台へ。
左を下に横向きで膝を抱える感じで、という指示に従うがこれが意外としんどい。
看護士さんにバスタオルを被せてもらい、穴空きトランクスの尻部分をガッツリ開けられ羞恥よりも触診の怖さが勝り、緊張して手足が冷える。
先生「では、今から診察始めます。お尻にゼリー塗るのでちょっと気持ち悪いと思いますが我慢して下さいね」
私「はーい」
ひんやりしたゼリーを患部に塗りたくられるのだが、これがまた触られるだけで痛い。我慢出来る痛さではあるが、これはちょっとだいじょばない。
先生「はい、じゃあ力抜いて下さいね」
先生の指がグリグリと入ってくる。
私「いっっったい!!!!痛いです!」
これは痛い。予想以上に痛い。驚くほど痛い。いやいやいやいやいやいや、むりむりむりむりむりむり!先生クソ痛いです。尻穴クソ痛いです!!
そんな酷い顔してたんでしょう。支えてくれてた看護士さん(可愛い)に手と膝をさすられながら、
看「痛いですよね(´・ω・`)息吐いて楽にしてください」
と慰めされてました。優しい看護士さんで良かった。看護士さんの手、あったかい(´;ω;`)
しばらく患部をグリグリされながら痛いと喚く私。
先生「これは思ったより酷いなあ」
先生「次は筒を入れて中見ます。気持ち悪いと思いますけど我慢してくださいねー」
鬼か。鬼がおるぞ。先生、指も無理なのに筒?筒って無理やろ。どう考えても痛いやん!
私の心と裏腹に筒が進撃を始める。
私「あああいったい!痛い!痛い!」
痛みで力抜くどころか力むばかりで診察に協力出来ない。
先生「これは無理だな」
だろうよ。無理だよ。わかってたよ。我ながら予想以上に痛いもの!良くないのわかってた!
ひとまず診察が終わり、着替えることに……
先生「そのままでちょっと待って」
ならず、何か続行するようだ。
もう嫌な予感しかしない。嫌な予感というか予想通りか。