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京都市長選、衆議院選挙で地殻変動はあるのか?〜統一結果分析&政界小話〜 #シリーズ統一選①

 先月行われた統一地方選挙。維新の躍進、補選で与党の辛勝、公明党候補の落選者続出など今回も様々なドラマが見られた。本記事以降、その統一地方選挙の結果、そして次回の衆議院選挙などへの影響について考察していくシリーズを展開していく予定だ。

 シリーズ第一弾として、【京都市】を取り上げていく。京都はこれまで自民党・民主党VS共産党という全国を見ても稀な地域である。しかし、近年大阪を発祥とする維新が京都でも急激に支持を伸ばしつつあると同時に、なんと今年から、従来の京都党に加え国民民主党と維新がタッグを組むことになった。

 統一会派の目的は、来年実施予定の京都市長選挙とされている。これまで京都市長選挙は、自公民社など非共産党勢力と共産党が事実上の一騎討ちを繰り返してきている。前回は現職の門川氏が共産党候補に5万票差にまでに詰められるなどした。

 また、前回の20年市長選では第三勢力として地域政党「京都党」を率いる村山祥栄氏が無所属で立候補。当選ラインには届かなかったものの、10万票近くを獲得している。村山氏は次回の総選挙でも立候補を模索しているとされており、京都党が維新と統一会派を結成した思惑が見えてくる。そのあたりについても記事内で解説を入れていきたいと思う。

 話が逸れてしまいそうなので、前置きはここまでにするが、以下京都市内における統一地方選挙の結果分析(全ての行政区ごとに掲載します)とその先にある総選挙や京都市長選挙などへの影響、統一選挙の得票通りになるとどういう結果となるのかという選挙結果想定等も記事内で扱う。

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