男性目線から見た今の男女平等を女子なりに考えてみたらかなり大変だと思ったこと3選
皆さんこんにちは、Lady Universe Japan 2022 Finalistの絵里奈です。
今月前半はミスコンの対面トレーニング(Beauty Camp)があるため一足先に実家の横浜に滞在しています。
正直、移住した沖縄県よりも体感的に暑く感じます(笑)
いつもより多くの汗が出ていて、良いデトックスをしています。
さて、今回の記事も私の見解がとても詰まっている内容です。
私達日本人は、男女平等に関して女性目線で変化を起こしてきたと思いますが、私はふと考えました。
「男性にとって男女平等を不公平に思っていることはないのか」
私は女性性としてこの世に存在していますが、果たして女性だけが不平等と思ってるのでしょうか?
自分がもし男性として生まれてきていたら、今取り上げている男女平等について不満に思うことはないのか?
普段女性の社会進出について発信していますが、今回は斜め45°の目線で今回は記事を書いてみました。
もしも私が男性だったら思う男女平等の不満とは?
これはあくまでも想定の話なので男性が本当にそう思っているのか分かりませんが、想像することに意味があると思っているので
私が普段の生活から思う男性目線で不満に思っていそうなことをいくつか挙げてみました。
・通勤ラッシュの時の女性専用車両
痴漢や暴力の防止のために作られたのですが、
例えばもし自分が男性だとして間違えて女性専用車両に乗ってしまった時の女性からの視線がストレスに感じるかもしれない。
遅刻しそうになって急いで電車に乗ろうとしたら女性専用車両でそれ以外の車両にいこうとしたらドアが閉まって電車に乗り遅れた etc...
想像するだけでも結構ストレスに感じます(泣)
・メンズブランドが少ない、ファストファッションのメンズブースの品揃えが少ない
これは女性目線も入ってしまっているかもしれませんが、いつもアパレルブランドのメンズコーナーを歩く時、女性と比べて圧倒的に場所の面積が狭いなと感じます。
これは、私の男性の友人のほとんどが口を揃えて言っています。
おしゃれをしたいという思いもある中、ブランドの品揃えの少なさやメンズブランドの平均価格の高さに反比例して収入の低さに不満を抱く人も多そうだなと感じています。
特に男性は靴や時計などにお金をかける方が多いですが
時計や靴のブランドなどで男性としてのステータスを決める傾向もあるので
見栄を張るというよりもそうせざるを得ない状況なのかもしれません。
・男だから強くなるべきという偏見
これは私が男性だったら絶対に不満に思うだろうなという偏見です。
「男だからこうするべき」「男だからしっかりしなさい」
じゃあ女性はしっかりしなくていいのかと疑問に思うかもしれません。
最近はLGBTQなど性に対してかなり関心が高まる中、このような「べき思考」で物事のフィルターをかけるのはその人の事を理解する姿勢が欠けているなと感じます。
逆に私のような女性に対して
「女の子なんだから○○してはいけない」「女の子なんだから料理ぐらい出来るようになりなさい」なんて言われたらすぐに反論するでしょう。(笑)
このように想像するだけでもかなり男性側の不満が出てきましたが
ここまではあくまでも私の想像の世界。
ここからは実際に私が想像できなかった男性目線での男女平等の不公平さについて紹介していきたいと思います。
男性目線の男女平等の不満その①稼がないといけない、おごらなきゃいけないという固定概念
これは、私個人の意見ですが
男性だからおごるという固定概念は日本にまだ根強くあると思います。
ちなみに私は、気持ちよくおごってくれるのであればおごってもらったほうが嬉しいです(笑)
ですが、「なんで男性がおごらなきゃいけないんだ」という思いがあるならば割り勘の方がいいです。
日本人女性は恋愛で人を見ていく中でおごってくれるかどうかという観点でその男性の事を判断することが多いです。
日本は最近やっと女性の社会進出が当たり前になりつつあるということで、男女間の賃金の差はなくなってきています。
特に私のような社会人2~3年目では男女間での賃金の差はほとんどないかと思います。
結局金銭面はお互いのお財布のキャパがどれぐらい出せるかを話し合うことや、価値観のすり合わせが大事だと思います。
最近は男性よりも収入が高い女性も増えてきたので、男性が積極的に行きずらいという話もよく聞きます。
平等になってきたからこそ、昔からある価値観は見直す必要があるかもしれないです。
参考記事:男はデートでおごるべき?ジェンダー論から考える日本の「男女格差」と「生きづらさ」
男性目線の男女平等の不満その②育休取得の難しさ
「イクメン」や「育休取得」など、男性が育児に積極的に参加をしてくれるような制度や風潮が最近では特に普及してきましたが
果たしてその制度や実際の取得率などは増えてきたのでしょうか?
育休取得後、実際に休める期間は1~2週間ほど。
本来ならは半年~1年ほどの期間が必要ですが、この少ない期間の中でしかできないのであれば育児休暇とは言えないと思いますという
そもそもの国の制度を見直しや、日本の働き方や効率性に重視した仕事の仕方をすることを企業全体で考え直す必要があるなと感じました。
上がらない賃金と、物価上昇の反比例をしている日本経済の現実がある中、男性にとっては負担や責任がのしかかる原因でもあるので
育児の時間ということ以外に、根本的な経済面から変えていかないと何も始まらないのかもしれません。
参考記事:ジェンダー格差 男性はどう思ってる? NHK世論調査より
男性目線の男女平等の不満その③男性に対しての軽視
私はこの記事をみて愕然としました。
統計でみる男性差別 軽視され使い捨てられる男性の命
男性が社会に出ることが未だに女性よりも多いですが、
これは社会的なストレスを受けるのも男性が多いというのがこの記事でかなり理解ができるでしょう。
昨今のジェンダーや男女平等のそもそもの原点は、女性が男性よりも社会的なパワーバランスや差別が多いというのがありますが
女性の差別があれば、男性の差別もあるということ。
「男性は出世をすべき」「男性はもっとリードすべき」など私達女性が普段何気ないことを男性に言ってはいないでしょうか?
過去の私は言っていました。その時は男女のことについて全く興味すらもなかったので何気なく使っていました。
こうやってミスコンに参観するにあたって日常生活では考えない分野まで深く考える機会があるのは本当に幸せな事です。
男女のバランスを育児や仕事で調節することは、男性にとって日本のストレス社会から緩和させるきっかけなのかもしれません。
最後に
いかがでしたでしょうか?
女性はどうしても女性目線でのジェンダーについて考えがちですが、今回あえて男性から見たジェンダーについてみなさんに理解していただきたく
記事にしました。
なぜならもしこれからさらに女性にとって良い男女平等の取り組みが行われても、次は男性が不平等になりかねないからです。
平等というのは、バランスが保てているからこそ平等なのです。
私は決して女性だけが優位な社会になっても意味がないと思っています。
育児で言うならば、女性でしかできないこと(母乳をあげる、子供の心境に気づける)それ以外は男女でうまく役割分担すること、そしてバランスよく生活をしていけることが幸せなんだと思います。
どちらにも良い効果があるような政策や制度がこれから子供を産むかもしれない私のような独身にとっても安心材料になるでしょう。
win-winな関係こそが、ジェンダー平等の近道です。
Lady Universe Japan 2022 の日本大会は9月5日(月)
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