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「シン・ウルトラマン」を観た感想は…予想通り

シン・ウルトラマンをアマゾンプライムで観た。往年のウルトラマンファンとしては、映画館で観たい思いが強かったが、映画館には行かず、アマゾンプライムビデオを待って観ることにした。

なぜ映画館に行かなかったかというと、「シン・ゴジラ」があまりにも酷かったからだ。往年のゴジラファンとして楽しみにシン・ゴジラを観に行ったが、結果は、これほどつまらない映画はないというほどがっかりした。

映画館から帰った後、DVDで初代「ゴジラ」「ゴジラの逆襲」を観た。そうしないと耐えられないほど、欲求不満が募った映画だった。

だから、シン・ウルトラマンがいくら面白いと騒がれても映画館で観ることは躊躇していた。

そして先日、アマゾンプライムでシン・ウルトラマンを観始めてすぐ思った。「映画館に行かなくて良かった」と。

シン・ゴジラ同様、説明ばかりのセリフの連続。怪獣(禍威獣)が現れ、ウルトラマンが登場しても、登場人物は、驚くより、まどろっこしい説明の応酬に明け暮れる展開。

映画では、怪獣や宇宙人に対するウルトラマンの正義を表現したかったのだろうが、展開がとにかくつまらない。

宇宙人が持たない人の愛情、正義、犠牲の精神も、美しさや感動を覚えるような描き方ではない。

ウルトラマンのオマージュというより、歴代のウルトラマンシリーズに対するリスペクトを欠いたパロディと言ったほうが正確だ。

言ってみれば、シン・ゴジラもシン・ウルトラマンも結局、「庵野氏の庵野氏による庵野ファンのためのオタク映画」というものだった。それが好きな人もいるだろうから、それはそれでいい。ただ往年のウルトラマンファンやゴジラファンでシン・ゴジラやシン・ウルトラマンを観て喜ぶ人はそんなにいないのではないだろうか。

どうせならゴジラやウルトラマンとは別のヒーローを創作しての映画を創ればいい。例えばエヴァマンとか。

来年はシン・仮面ライダーが公開されるというが、エヴァライダーにした方がいいかも、という気がする。

かつてのヒーローシリーズの名を使うなら、往年のファンが懐かしさと新しさを感じるものの方がいい。そうでないなら、全く別のシリーズにしてほしいというのが鑑賞後に残った思いだった。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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