【企画レポート】ピースボートスタッフがオススメする!地球一周前に読んでほしい本
先日行った「第5回!全国ボラスタ大交流会~事前勉強編②~」にて、ピースボートスタッフが乗船前に読むのをおすすめしたい本を紹介しました。今回は企画の中では紹介しきれなかった本を紹介します!
((企画はアーカイブでご覧いただけます。))
※アーカイブの見方
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ピースボートならではの旅するなら、社会問題にも目を向けてみるといい。絶景やグルメを楽しむのもいいけれど、歴史や文化、社会情勢を学んでからその土地を訪れれば、確実にその旅は深まるはずです。
なかなか海外にいけない今だからこそ、ピースボートスタッフが読むのをオススメしたい本を紹介します。旅行を計画している人も、最近ご無沙汰の人も、日常を飛び出して本の世界で旅をしてみませんか?
今回は、ピースボートクルーズをより一層楽しいものにしてくださる、水先案内人(各界の専門家やアーティストの方たち)が執筆した自身の半生や冒険談など「旅」「小説」「学び」に分けて紹介します。
【旅】
地球一周は人生の中でも大切な時間になることでしょう。船までの時間もワクワクした気持ちを思い起こさせる本を紹介します♪
まずは・・・
ピースボートスタッフが「冒険に出たくなることまちがいなし!」と語るこの一冊!
「グレイトジャーニー探検記」 著者:関野吉晴
アフリカ大陸で誕生した人類が、長い年月をかけ、ユーラシア大陸を経て南北アフリカ大陸へと広がっていった足跡を、逆ルートからたどった関野吉晴の「グレートジャーニー」。
1993年から2002年にかけて歩んだ行程と、日本列島にやってきた人々のルートをたどった「新グレートジャーニー」。両方から、「探検」の要素が強い旅を著者自らセレクト。迫力ある写真で、地球の大きさや自然の豊かさを体感できる一冊です。冒険に出たくなることまちがいなし!
【小説】
小説一作品目は、「歴史を知ることは人と生きていく上で大切なんだなと感じさせられる。 登場人物それぞれのストーリーに引き込まれていく感じが、ボランティアスタッフ生活で色んな境遇の人と出会うのと似てると思う。 当時の沖縄のことが生々しく感じられるけど、描写はグロくなくてとても読みやすい。 」こちらの作品です。
「太陽の子」 著者:灰谷健次郎
ふうちゃんが六年生になった頃、お父さんが心の病気にかかった。お父さんの病気は、どうやら沖縄と戦争に原因があるらしい。なぜ、お父さんの心の中だけ戦争は続くのだろう?
太平洋戦争の終戦から30年後の神戸市を舞台に、沖縄県出身者を両親に持つ少女が、父の精神疾患をきっかけに沖縄戦や沖縄県出身者の置かれた立場と心情に触れていく様子が描かれており、映画・ドラマ・ミュージカル化もされている長編小説です。
「偏見は一人の人生を変えてしまう、この世の中を小説で読みやすく知れる」そんな一冊はこちら。
「あん」 著者:ドリアン助川
線路沿いから一本路地を抜けたところにある小さなどら焼き店。千太郎が日がな一日鉄板に向かう店先に、バイトの求人をみてやってきたのは70歳を過ぎた手の不自由な女性・吉井徳江だった。徳江のつくる「あん」の旨さに舌をまく千太郎は、彼女を雇い、店は繁盛しはじめるのだが……。偏見のなかに人生を閉じ込められた徳江、生きる気力を失いかけていた千太郎、ふたりはそれぞれに新しい人生に向かって歩き始める――。生命の不思議な美しさに息をのむラストシーン、いつまでも胸を去らない魂の物語です。
【学び】
学び1作品目は、ピースボートスタッフだけでなく他の水先案内人の方も「向かい風へと走り続けたら、身近に触れる幸せにたどり着いていた。
“生き方”を強烈に問いながらも、じんわり温かい、壮大な旅の軌跡がここにある」「在日として生まれ、生きることが、こんなにも痛くて、楽しくて、切なくて、おかしくて、愛おしくて、力強いって、知ってました? 」と語る一冊です。
『ぼくは挑戦人』 著者:ちゃんへん.
世界で活躍するプロパフォーマーのアイデンティティをめぐる長い旅。
在日コリアンが集住する京都ウトロ地区出身。根強い民族差別を背景に、小学校時代は苛烈ないじめに遭う。
中学2年の時にジャグリングに出会い、各種大会で優勝。プロパフォーマーとして82の国と地域で舞台を踏んだ。これまでのいじめ体験、そして自らのアイデンティティに悩むも、世界での様々な出会いによって答えを見出した著者が、半生を振り返る一冊。
構成はノンフィクションライターの木村元彦氏。
続いて紹介するのは「これから旅に出る若者には是非おすすめ。世界を見たくなります。」といわせるこの作品!
「君の目は輝いているか」 著者:伊藤千尋
世界65カ国を現地取材したジャーナリストである著者が、自ら現地に赴いて取材した内容がまとまって1冊の本になった。グローバルな体験と視点から、映画を通して世界の躍動が伝わってくる作品です。
最後は、「ピースボートが世界を周ることの意義が詰まっている本」とオススメするこの一冊です。
「戦争を起こさないための20の法則」
著者:鎌田實
今もなお、世界の各地で起きている戦争。 各界で活躍している専門家20人が、戦争の悲惨さと、平和の尊さを熱く語る。
終わりに
今回紹介した作品以外にもオススメの作品はまだまだたくさんあります!
旅に行くと様々な発見や楽しさがあります。ピースボートで世界を周るのであれば、事前に訪れる国の歴史や文化、日本との関わりなど知っておくとより面白い旅になることでしょう。
乗船までの時間をうまく活用し、旅の準備を進めるもよし!楽しみを膨らませるのもよし!本には元気をもらうことも学ぶこともあります、皆さんの船旅をより一層素敵な旅にしてください♪
文:河合由実
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