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【企画レポート】しゃべり場!~プラスチックについて~

こんにちは。ピースボートスタッフの小村友貴です。
3月25日(金)にOCEAN初のしゃべり場企画を実施しました。様々な意見が飛び交い、とても有意義な時間となりました。参加できなかった方にもぜひ知ってほしいので、レポートをまとめました。

今回のテーマは「プラスチックについて」ということで、日常生活の中でプラスチックに対して思うことや、プラスチックをはじめ様々なゴミを削減するために普段気を付けていることなどを語り合いました。

■プラスチックに対して思うこと

・どうにかしなくては・・・

・生活の中でどうしてもプラスチックゴミが出てしまうのが現状。減らしたいとは思うが具体的なアクションはあまり起こせていないので、今回いろんなひとの話を聞いて改めて考える時間にしたい。
・以前、プラスチックの海(原題:A PLASTIC OCEAN)という映画を見てから、次世代のことを考え、自分自身も何か出来ないか考えるようになった。

■プラスチック削減のため、普段気を付けていることや取り組んでいることは?

ビーチクリーン、ゴミ拾い
ビーチクリーンに参加して、海の現状を自分の目で見てみる。集まるゴミの中で、特に多いのはプラスチック製品。深刻な問題だと痛感している。
燃えるゴミの日に近所のゴミ拾いをしているが、30分もせずゴミ袋いっぱいになってしまう。圧倒的に多いのはたばこの吸い殻。ポイ捨てを減らすにはどうしたらいいのだろうかと考え中。
使い捨て商品の使用を減らす
使い捨てではなく、くり返し使えるものを選んで買う。具体的には、マイボトルやマイバッグを持ち歩くことで、ペットボトルを買わない、レジ袋をもらわないという日々の積み重ねでゴミを減らすようにしている。生理用品を布ナプキンや月経カップにすることでプラスチックゴミ削減に繋げている。
買うモノ・場所・企業を選択して買い物をする
ペットボトルやプラスチックは極力買わない。
量り売りのお店も活用していきたい。環境にいいというエコの観点だけでなく、体にいい、おいしいから買うという人も増えている。
どういう取り組みをしている企業なのかを知ったうえで買い物が出来るよう、情報収集中。

こちらに関しては、「買い物は投票なんだ」という本がありますよね。
私たちが買わないことで商品は売れなくなり、作られなくなる。買う前に一度立ち止まって、何から出来てるんだろう?誰がどんなところで作ったんだろう?使った後どうなるんだろう?ということを考えて商品を選ぶことが大切。ということも書かれてます。参考に読んでみてはいかがでしょうか。


また今回の企画には、1998年にピースボートクルーズに乗船し、現在は北九州市環境ミュージアムに務めているヨシマサさんも参加されました。環境ミュージアムで呼びかけていることや今後の課題について伺いました。

■ゴミ問題について

海洋プラスチック
海にあるゴミが話題になっているが、プラスチックだけの問題とは一概に言えない。
ビーチクリーンで気付くかもしれないが、海のゴミはペットボトルなどのプラスチックだけでなく、サンダルや救命胴衣のライト、浮き輪、漁の網などさまざま。落とし物、忘れ物レベルのゴミもたくさんある。海に流れ着くゴミは正しく処分されていないゴミ。プラスチックやペットボトルでも正しく処分すれば海洋ゴミにはならない。
ゴミ削減
正しく処分した後、燃やすとしても大きなエネルギーが必要になるし、二酸化炭素などの温室効果ガス排出にも繋がる。やはりプラスチックだけでなく、ゴミ全般の量を減らしていくことは重要である。

■環境ミュージアムではどのような取り組みや呼びかけをしているのか?

・大切なことはとてもシンプルで当たり前のこと
プラスチックは便利だけど極力使わないようにするとか、使ったら使ったで正しく処分する。ポイ捨てしない。あとは、マイクロプラスチックを見極めて買い物すること。


一人一人に出来ることはとてもシンプルなんですね。
決して難しいことではないのに、なぜこんなにも大きな問題になるのでしょうか?

「日本で生活しているとゴミ山が周りにないから、ゴミ問題を自分ごととして捉えることができず簡単にポイ捨てするのかな?」という意見もありました。自分が見たことない、聞いたことないものはどこか他人事になってしまいますよね。

私は2019年の102回クルーズに乗船し、ドミニカ共和国のサントドミンゴで海岸一面に漂流したプラスチックを見るまでは、環境問題やプラスチック問題に対してどこか遠い国の話で、自分は海にポイ捨てしないから関係ないと思っていました。しかし、この光景を見てからはこれらの問題と自分自身が繋がり、自分ごととして考えるようになり少しずつ自分にできる範囲でアクションを起こすようになりました。

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日常生活の中でも、自分の行動が周りの人に影響を与えるキッカケになるかもしれません。一人一人が出来ることは小さな事かもしれませんが、とにかく一つずつ自分が出来ることをやっていくに限る!さらに情報収集をしたい場合は環境センターに足を運んだり、SDGs関連のイベントに参加してみてはいかがでしょうか。


以上、3月25日のしゃべり場!企画レポートでした。最後まで読んでいただきありがとうございます!

次回は4月22日、地球のことを考える一日【アースデイ】にしゃべり場!を開催します。
それまでに買い物を見直したい、ゴミの分別に力を入れたい、リサイクルについて話したい!など様々なアイディアが出ました。次回お話しするテーマはまた追ってご案内します。

次回、みなさんにお会いできるのを楽しみにしてます!

文:小村友貴

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