ビタミンD3製剤
カルシトリオール
ビタミンD3の最終活性化物
腎臓•肝臓による活性化は不要
作用時間は短いため、1日2回
アルファカルシドール
カルシトリトールのプロドラッグ
肝臓で代謝され、カルシトリオールに
内用液や散剤もある
小児にも使用可能
1日1回
エルデカルシトール
骨吸収を抑える作用もある
他の製品に比べて、より高い骨折予防効果がある
0.5μgは骨折予防効果が確立していない
1日1回 妊婦に禁忌
適応は骨粗鬆症のみ
服薬指導のポイント
•腸管でのカルシウムの吸収を高める薬
•定期的にカルシウム濃度を測定する(3〜6ヶ月に1回)
•食事の影響を受けない
注意点
•高カルシウム血症
→消化器の不調、喉の渇き、多尿。重症化すると錯乱、昏睡。
→11mg/dL以上は注意!パニック値は12以上
•高マグネシウム
→ビタミンDにより腸管でのMgの吸収を高める
•ジギタリス製剤
→高カルシウム血症による不整脈の恐れ
•尿路結石
→尿中へのカルシウム排泄を増加させるため、カルシウム含有結石を形成