「いつも一駅前で降りて、浮いたお金でスポーツドリンクを買うらしい。」
一駅前で降りて目的地へ(多分北川真尋の場合は)走ることでスポドリ代が捻出できるのだろうか。
結論
スポドリを買うためには北川真尋は曳舟または横須賀に住むか、上野以北から新幹線通勤をしなければいけない。異説として、実家(香川)暮らし説もある。
1章: 一駅分の価値
都市部の電車に乗っていて、一駅前で降りるだけで百円単位で運賃が変わることは基本的には無い[*1][*2]。例外が以下の3つのパターンである。なお、この記事は断りがない限り北川真尋の家、学校、346プロダクションが全て首都圏にある前提で考える。また記載の運賃は断りが無いかぎりICカード運賃。新幹線の場合は自由席料金。(自由席の設定がない列車は扱わない)
駅間距離が長い場合
特定区間運賃の場合
相互直通運転の場合
駅間距離が長い場合
例えば首都圏で(同一線内で)駅間距離が長いと言えばJR・相鉄直通線のJR区間、武蔵小杉 - 羽沢横浜国大間が挙げられる。大崎から乗った場合、武蔵小杉までなら12km, 220円で済むのに対し羽沢横浜国大までであれば28.6km, 473円かかる。差額は253円。買う場所を選べばスポドリ2本くらいは買えそうである。ちなみにGoogleマップ徒歩経路検索をすると13.4kmらしいが、短距離型の北川真尋には随分長距離である。苦行だ。
他にも一駅と言っていいか微妙ではあるが、東海道線であれば品川から川崎も一駅である。例えば東京からであれば168円が308円になり、ちょうどスポドリくらいの値段になる。
東北•上越•北陸新幹線で通勤すれば、上野-東京間は3kmちょっとである。熊谷から東京までなら3,250円、熊谷から上野までなら3,040円だ。ちょうどスポドリ分が捻出できた。同様に小山から東京までなら3,600円、上野までなら3,210円である。また、高崎からであれば東京まで4,490円から4,280円になり、210円お得である。この210円という差額は東北新幹線の小山以遠、上越新幹線、北陸新幹線の熊谷以遠の全ての駅で発生する。この210円というのは自由席特急券の差額だが、指定席であっても値段は変わらない(グリーン車でも210円だが、グランクラスだと少しだけ変わる)。よって、新函館北斗に家があってもOKだが、首都圏[*3]にあるという前提条件を考えると上毛高原、安中榛名、高崎、本庄早稲田、熊谷、大宮、小山、宇都宮、那須塩原のいずれかだろう。
なお、誰が利用するかは知らないが大宮から上野と東京でも300円以上変わる。時間は7分差である。
特定区間運賃の場合
JR東日本においては、Wikipediaによれば(良い子は一次情報を検索しましょう)、以下の区間で特定区間運賃が定められている。
横浜から乗った場合、渋谷まで行けば396円だが一駅先の原宿まで乗った場合561円もかかってしまうのだ。この場合駅間もそこまで長くない(徒歩でも15分くらい)割に差額で自販機でもスポドリが買えてしまう。
ネタとしてだけではなく、日常生活でもこれを知っておくと役立つかもしれない。実用的な記事だなぁ。
いかがでしたか???????
相互直通運転の場合
相互直通運転で境界駅を超えて直通先に一駅行ってしまえば急に運賃が高くなるというのはあるあるだ。新木場から有楽町線で小竹向原まで行った場合283円だが、西武有楽町線に行って新桜台まで行った場合たった1km程度延びるだけで430円である。スポドリが買えそうな差額が発生する。
2章: 結果どうなのか
新説
もう一度ウワサを読み直してほしい。
「いつも」と書いてあるのだ。ということは北川真尋が基本的に行き来するであろう自宅、学校、プロダクションの3つが全てこのパターンのどれかに当てはまらなければならないのだろうか。それは考えすぎだ。自宅と学校の間は定期券を購入することがほとんどであろうから、自宅や学校とプロダクションの間だけを考えれば良い。
もしプロダクションから交通費が出ていた場合、申請した場所以外で乗降して差額を着服しているとなると……(これ以上は書けないですね)
考慮すべきなのは、デレステのメモリアルコミュ1で住宅地と思われる場所でPと登校中の北川真尋が激突している点(つまり、学校または家のどちらかは住宅地に所在している)と、プロダクションは都心部にある(と考えられる)という点だ。
ここで許容しないといけないのは、一駅前で降りるというルートの逆区間を使用する場合、確実に一駅先で乗った方が安いということだ。つまり、
このウワサが登場する日も近いだろう。両端の1駅ずつを節約すると結構な額になるので、区間によってはスポーツドリンクを2本買うことができるかもしれない。
駅間距離が長いパターンは新幹線通勤という結論に至ったためよいとして他の場合を考える。
特定区間運賃の場合
前述の特定区間運賃の表を前後に一駅ずつ増やし、料金の差や走るべき距離を調査し「1kmあたりの節約額(円/km)」を算出したところ、最も簡便かつ効果的なプランは、
東京(プロダクション) - 横須賀(家)
であった[*4]。
学校の配置が極めて難しく、衣笠か久里浜付近で京急を使うより便利な場所または学校が徒歩圏内になる。いずれにせよプロデューサーが横須賀を朝にうろついていないといけないと出会うことは無かったと考えられる。(この問題に関しては、ほぼ全ての特定区間運賃で当てはまるので不問とする)
この場合、東京横須賀間は1,100円のところ、一駅ずつずらして新橋田浦間にすることで814円になる(286円の節約)。新橋-東京間は1.3km、田浦-横須賀間は2kmであるため、「1kmあたりの節約額」は86円/kmである。
相互直通運転の場合
北川真尋の家 or 学校とプロダクションはいずれも相互直通運転の境界駅の郊外側の隣の駅であれば急激な運賃上昇が狙える。
このようなペアはいくつかあるが、境界駅は山手線の内側であってほしい(そうでないと、プロダクションが山手線外になって寂しい)ので、
京急線 品川(プロダクション) - <泉岳寺 |都営浅草線| 押上> - 京成曳舟(家)
プロダクションから家に行くことは日常的にあってもプロダクションから学校に行くことは少ない。よって学校は都営浅草線や京急を使って登校するもので無ければ何でも良い。
品川から京成曳舟まで行くと544円かかるが、両端1駅を走ることにより(泉岳寺 - 押上)が272円となる。ちょうど半額である。
以上から結論が導き出される。また、プロダクションは東京(家が新幹線または横須賀)か品川(家が曳舟)に存在する。
異説
新幹線が許されるのなら香川の実家から通勤しても良いのではという異説がある。「いつも」を許容するために実家近辺では鉄道を利用してはならない。地方都市は車社会なので問題ないだろう。つまり、家から高松空港までは車で、そこから飛行機を利用して羽田空港に着いたら京急線を利用して、泉岳寺から一つ北の三田まで利用すれば461円が333円になる。日常的に四国から飛行機で東京とか大王製紙の御曹司か?[*5]いやプロダクションから出てるから問題無いのか?それだと着服が問題になりそうだが……
[*1]: 本当に無いのかは検証していないが、東京メトロの最長駅間距離は東西線の南砂町 - 西葛西でも2.7kmであり、メトロの運賃的に100円も上がることは無さそうだ。メトロ以外も検証しないといけないが。
[*2]: 例えば西武新宿線沿線から高田馬場で降りて山手線で一駅みたいなのを一駅前とみなすなら、このようなパターンは大量に作成できる。まぁそんなのを認めてしまえばこの記事は破綻するのでご容赦いただきたい。
[*3]: 主に首都圏整備法第2条第1項および同施行令第1条に基づいて「首都圏」と定義された、東京都およびその周辺地域である茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・神奈川県・山梨県の1都7県 - 首都圏 (日本) - WIkipedia 2022年10月8日 21:50 (UTC)閲覧
[*4]: ボツになったプランでは、例えば高尾から相模湖まで山越えしないといけなかったり、恣意的に一駅を作り出さねばならなかった。例に出した、横浜から渋谷の特定運賃を使う場合、原宿にプロダクションがあったとしたら普通湘南新宿ラインの快速を使うだろう(この場合恵比寿や渋谷などで乗り換えが要る)し、そもそも東急東横線から副都心線に行って明治神宮前で降りると簡便である。その場合は特定運賃ではなく相互直通案件になってしまって…。そこら辺はあくまでもネタ記事なのでご容赦いただきたい。
[*5] 飛行機で東京の塾へ通ったティッシュ御曹司の子ども時代
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