【800MHz】ワイアレスマイクの遅延を比べてみる【2.4GHz】
※今回も気になる人は<計測結果>まで飛ばしてください
※記事購入しなくても結果まで読めます。
<はじめに>
当然、皆さんは撮影でワイヤレスマイクを使いますよね?
撮影の他に、当たり前のように録音もやりますよね。
録音部がちゃんといる撮影現場なんて、年に数回ですよね。
これが個人商店、低予算カメラマンなわけです。
そこで今回はワイアレスマイクの遅延を計測していこうと思います。
ワイヤレスマイクには大きく分けて
・A帯
・B帯
・2.4GHz帯
の三つがあるのですが
この話は長いので省略します。
適当に調べてください。
で、A帯は特ラないといけないので、今回は無しで。
現状カメラマンやってて特ラってなに?
と言う人、気にしないでください。
多分生涯出会うことはないと思います。
<今回の問題点>
B帯は遅延がない
2.4GHzは遅延がある
と言われております。
というか、遅延します。
さらに言うと、有線だろうと物理現象である以上遅延しますが
そんなこと言い出したらキリがないので
B帯は遅延しない
2.4GHzは遅延する
と覚えて良いです。それでいいです。
細かいことは気にしない。
なんで2.4GHzは遅延するの?
アナログ波とデジタル波?
アナログ波だけどデジタル信号?
800MHz?
と言う疑問も適当に調べてください。
きっとYoutubeで誰かが解説してます。
ということで、
有線マイクに比べ無線マイクがどれだけ遅延するか計測します。
<今回のマイクたち>
では今回登場するマイク達はこちら。
①有線ラベリアマイク(RODE Lavalier GO + VXLR pro)
②SONY UWP-D11(B帯/市場価格7万円くらい)
③Hollyland LARK M2(2.4GHz/市場価格2.5万円くらい)
④RODE Wireless pro(2.4GHz/市場価格6.5万円くらい)
⑤BOYA BY-XM6(2.4GHz/市場価格2万円くらい)
そして今回の審査員はこちら
F8に全て繋いで同時録音してみようという試みです。
余談ですが、
初代F8のツマミはトリムです。
しかも最近、ガリが出始めたので
お前、フィジカルだったんか!となっております。
ちなみに、F8n以降のつまみはフェーダーです。
多分デジタルになってるんかな?
持ってないから知らないけど。
そして、録音する音源はこちら!
メトロノームならわかりやすいかなーと。
それをこうして、
まさに力技。
LINE入力して信号送れよ。
と言われそうですが、
そんな便利な機材は持ってないので、鳴らしてマイクで録ります。
実際の運用もマイクで録るわけだし、これで良いのだ。
ちなみに2.5GHzマイクの受信機からキャノン出しするにはコレ
もしくはコレとコレ
<計測結果>
長々書きましたが、以下が結果です。
有線ラベリアを0.00sとして
有線ラベリア 0.000s(0ms)
SONY UWP-D1 0.000s(1ms以下)
Hollyland LARK M2 0.024s(24ms)
RODE Wireless pro 0.008s(8ms)
BOYA BY-XM6 0.062s(62ms)
手動でカーソル合わせての計測なので微小な誤差はあるかとは思いますが、
だいたいこんな感じ。
重ねて聞くとこんな感じ。
使ってるDAWはAdobe Auditionです。
また、今回は遅延にのみ焦点を当てたので
ピークが分かりやすくエフェクトをかけてるので
マイク性能や音質がどうのって話は全く気にしてません。
<という事は>
この結果を映像のfpsに置き換えて考えてみます。
30fpsで1fは1/30s = 0.03333…..s = 33.33ms
60fpsで1fは1/60 = 0.01666…..s = 16.66ms
120fpsで1fは1/120 = 0.00833…..s = 8.33ms
30pfsで1f以下のズレを許容値とすると
⑤BOYA以外はOKって解釈になる。
ただ、有線ガンマイクやB帯と混ぜるとなると
②UWPか④RODEのみになる。
まあ、その辺はよしなに。
<まとめ>
〜以下駄文です〜
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