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雑感diary~星野源さんの紅白歌合戦の楽曲変更

紅白歌合戦での星野源さんの楽曲が変更になった。

当初予定されていた『地獄でなぜ悪い』が、性加害問題のある人物が監督を務める同名映画の主題歌であったため、変更を求める声が多数挙がったことが原因だ。
再考の結果、『ばらばら』に変更された。

私は楽曲も映画のことも詳しくは知らなかったから、報道されたことで認識するに至ったが、だからと言って、声を挙げた人たちを責めるつもりもない。映画と同名であるなどの事実関係が、“紅白” という場で歌うのには適していなかったということなのだろう。

しかしながら、『地獄でなぜ悪い』が作られた経緯はしっかり受け止めたいと思っている。

星野さんのオフィシャルサイトにおいて、今回の楽曲変更について以下の発表がなされている。

「星野は2012年にくも膜下出血で倒れ、その闘病期に病院でこの楽曲の作詞をしました。詞の内容は、星野の個人的な経験・想いをもとに執筆されたものです。映画のストーリーを音楽として表現したものではありません。星野源の中から生まれた、星野源の歌です。」
「私たちは、あらゆる性加害行為を容認しません。」
「オファーの意図から離れ、真逆の影響を与えうるのであれば、それはオファーを受けた私たちの想いに反してしまいます。」

星野源オフィシャルサイトより

あらゆる性加害を容認しないこと、だからと言って、この楽曲を安易に映画と結びつけるつもりはないこと、けっして国民の強い声に迎合したわけでもないことを丁寧に綴っている。

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自分事になるが、病気の治療で数回、入院したことがある者として、星野さんがさまざまな想いを抱え、その想いを詞に溢れ出させたことは想像に難くない。

星野さんが『地獄でなぜ悪い』を歌う場が完全に奪われないことを願うばかりだ。

そして紅白では、『ばらばら』を星野源さんサイドと紅白制作チームがなぜ選んだのか、よく考えながら聴きたいと思った。

おわり


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おっちぃ
2025年の幕開けとともに、皆さまに良きことが訪れますように……