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虎に翼 感想

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元パラリーガルの視点から書きました。 皆さんと相容れない点、多々あると思いますが、ご容赦を。 参考になるなら、うれしいです。
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#法律

【虎に翼 感想】振り返り~半年間ありがとうございました

8000文字を超えているので(笑)、読みたい個所だけお読みください。 ごあいさつ 『虎に翼』…

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【虎に翼 感想】 最終話 100年先に……さよーならまたいつか!

平成11年 この年に、男女共同参画社会基本法が成立した。 優未は50代となり、自宅で着…

【虎に翼 感想】第49話 ”はて” 再発動!

花岡との静かな再会 寅子が結婚して子どもがいることは知っていても、今の名字を尋ねること…

【虎に翼 感想】第48話 狭い法曹界で生きることの意味

寅子、公開尋問 相手は東京帝国大学の神保教授である。寅子に誘導尋問を仕掛けることなど簡…

【虎に翼 感想】第47話 寅子が見ているのはどこなのか

寅子の仕事勘、にぶる ブランクというものは本当におそろしい。仕事勘がかなり失われ、取り…

【虎に翼 感想】第45話 戦後の始まり

昭和21年10月 寅子は、川辺で日本国憲法の条文を熟読した。そして、吹っ切れたように立…

【虎に翼 感想】第42話 家族のために

終戦後の生活 不器用な寅子が、直明とともにマッチのラベル貼りと箱詰めの仕事をしている。問題なさそうで安心した。はるさんと花江は繕いものの仕事を始める。それぞれが、得意なこと、できることをして生き延びている。 重田のおっちゃんがいると和む食卓。 あっという間に昭和21年1月。とはいっても、食卓の風景だけでは、お正月だとはまったく分からない。とにかく食べることで精一杯である。 直言の「こうやって、家族そろって新年を過ごせることに……」に、全視聴者が「いや、揃ってない!」と思

【虎に翼 感想】第41話 終戦

直道、戦死 第9週は、花江の慟哭から始まった。 昭和20年7月、直道、"南西諸島方面にて…

【虎に翼 感想】第40話 優三の遺言

出征 優三さん、無理だよ……現代だったら何がしかの病名がつくかもしれない、そのお腹を携…

【虎に翼 感想】第39話 よねとの決別

なんだか10年以上前のことを思い出してしまった。昼休みに外食に行ったとき、隣のテーブルに…

【虎に翼 感想】第38話 穂高教授の“石の穿ちかた”

昭和18年6月 冒頭から不穏だ…4月に戦死した山本五十六の国葬のニュースがラジオから流…

【虎に翼 感想】第37話 荷物を降ろせない寅子

ローリング寅子 そうか!ローリング布団入りの技は、この当時からあったのか!この技は私も…

【虎に翼 感想】第34話 寅子と優三の婚姻契約成立

花岡の決断を尊重したい。 轟とよねは、“なぜ寅子に何も言わずに、きちんと話もせずに婚約し…

【虎に翼 感想】第33話 女性弁護士に求められるもの

私の父は、昭和16年5月15日に生まれている。 30年前に53才で亡くなったが、生きていれば今日、83才になっていた。 そう考えると、戦争は決して遠い話ではない。 昭和15年9月、日独伊三国同盟がベルリンにて調印された。各国とも、後戻りできない戦争に、足をどっぷりと漬かり始めていた。 久保田先輩、法廷デビュー その頃、寅子は、修習を終えて正式に弁護士となったが、女性であるという理由で依頼を断られ続けており、それが、昭和16年の秋まで続いていた。 この日も、女性の依頼者に