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虎に翼 感想

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元パラリーガルの視点から書きました。 皆さんと相容れない点、多々あると思いますが、ご容赦を。 参考になるなら、うれしいです。
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#朝ドラ

【虎に翼 感想】振り返り~半年間ありがとうございました

8000文字を超えているので(笑)、読みたい個所だけお読みください。 ごあいさつ 『虎に翼』…

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【虎に翼 感想】 最終話 100年先に……さよーならまたいつか!

平成11年 この年に、男女共同参画社会基本法が成立した。 優未は50代となり、自宅で着…

【虎に翼 感想】第126話 法曹者、山田よねの弁論

最終週のサブタイトル『虎に翼』。 「ただでさえ強い力をもつ者にさらに強い力が加わることの…

【虎に翼 感想】第125話 桂場の根本は何も変わっていない

桂場の根本は何も変わっていない 桂場は、花岡の妻、奈津子から購入した絵をずっと飾ってい…

【虎に翼 感想】第123話 今が振り返る時期

放送回数も残りわずかとなり、過去を振り返る時期に入っている。 尊属殺の重罰規定、女子部の…

【虎に翼 感想】第120話 多岐川の遺言

薫は、両親とはほとんど口をきかないが、大学には通っている。それだけでも汐見夫妻としては安…

【虎に翼 感想】第117話 人は皆、誰かの親であり子なのだ

「笹竹」誕生! 寿司と甘味を一緒に味わえるお店。桂場の最高裁判所長官就任祝いにふさわしいお店だ。ちらし寿司おいしそう。 多岐川の快気祝いも兼ねている。お店まで来られる体力があることに安心した。 義母と息子たちと離れる選択をした梅子と、戦争中に親と離れざるを得なかった道男が一緒にお店を営んでいる……今日の展開を予感させる二人の画だった。 最高裁判所 汐見は、事務総局の事務次長として司法行政を担当している。 航一は、調査官室の中枢として、上告された事件をどの法廷で取り扱

【虎に翼 感想】第116話 司法の独立と愛の裁判所は守られるか

原爆裁判のその後 原爆裁判の判決は世界でも注目され、被爆者への支援を法制化する根拠の一…

【虎に翼 感想】第115話 裁判は、勝つか負けるかだけではない

昭和38年6月 最高裁判事に任命された桂場は、入れ替わりに鑑定人としての職務を終えた。 …

【虎に翼 感想】第114話 依頼者のために弁護士は最善を尽くす

姉妹ゲンカ、解決 優未は賢い子だ。猪爪家に帰ってしまったら大騒ぎになることは分かってい…

【虎に翼 感想】第113話 リスクを取るか、決めるのは本人

嘉納鑑定人への尋問の続き。 汐見裁判長からの補充尋問が終わり、寅子が鑑定人へ尋ねる。 「…

【虎に翼 感想】第110話 ポジションを失う怖さと選択権をもつ喜び

のどかの現在地 のどかは “末っ子” のポジションを奪われていた。 小さい頃から大人に対…

【虎に翼 感想】第109話 大切な一歩

情報通の桂場は気がかりだった。寅子たちが竹もとに集まっていると聞いては行かない選択肢はな…

【虎に翼 感想】第107話 伝えなかった大人の責任

「チチンプイプイ」 たしかに、誰とでも溝を埋められる寅子は、魔法使いのようなものだ。 寅子が今、航一にかけた魔法が効いたのかは分からないが、少なくとも、諦めかけていた航一を救ってくれたのは間違いない。 朋一とのどかは二人で支え合って生きている。未成年ののどかに「(タバコを)他では吸うなよ」と言ってくれるのは、たぶん朋一だけ。百合は、吸殻が庭に捨ててあったとしても黙って片付けるだけだろうし、きっと航一は気づかない。 二人は諦めてしまっていた。 自分たちにしてくれなかった