青春の"輪郭"とはなんだろうか
お試しでnoteを使って文を書いています、おきゅと申します。
蓮ノ空1st Live tourお疲れ様でした。
こうした文脈で殴ってくるコンテンツは曲にも色々意味が込められているのでこの歌詞はどういう意味なんだろう?と考えさせられます。
今回は、DOLLCHESTRAの楽曲である青春の輪郭について自分自身の解釈がまとまったのでそのnoteです。
曲の解釈
この曲の解釈には非常に悩んでいたので、なんとなくで東京公演には挑んでしまいましたが曲にこめられた意味を自分なりにまとめていくと、この解釈をもって東京公演のパフォーマンスを見たかった…と自分で自分の首を絞める結果となりました。
(もちろん解釈は人それぞれなのでそれは違うよって思う方もいると思います あくまで私個人の解釈なのでご了承ください)
歌詞を分けながら自分なりの解釈をまとめてみると
この曲の歌い出しです。
綴理とさやかで当てはめようとすると最後の"嫌いな日々だ"という言葉がなかなかしっくりこなくて悩みました。
しかし、オタク感想戦にて「素顔のピクセルは初代の同級生スリーズブーケ(天真爛漫な少女と文学少女)が作った」
との話を聞いて、この青春の輪郭も初代のDOLLCHESTRAが作ったもの(伝統曲)だと仮定するとなんだかしっくりきます。
初代DOLLCHESTRAはラブライブ!の勝利を目標に走り抜けようとしていた。
しかし、実力及ばずに初代DOLLCHESTRAは敗退してしまった。
もしもの話ですがそういう背景を考えると、
「ペダルを強く踏み込んでも追い越すことは出来ずに終わったんだ」→努力はしたが、ライバル達には1歩及ばなかった。
「Ah- 眩しすぎて嫌いな日々だ」→ひたむきに努力してきたが結果はついてこなかったことに悔しさを感じている。
上記の歌詞も納得出来る気がします。
また、曲中にペダルを踏む描写が多く出てきますが、自転車に乗っていることをスクールアイドルとしての活動として表現しているのかなと
夏を思い浮かべる歌詞になっています。
ラブライブ!の予選は秋に行われることがストーリーでも分かっているので、
初代DOLLCHESTRAが最後の追い込みをしているシーンなのかなと思ってます。
大会に向けて努力してきた2人でしたが、いざ本番となるとすくんでしまう気持ちもあったのかなと思わせる「校庭の外は矢印がなくて怖い」からの「それでも掴んだハンドルの向きはただ真っ直ぐに 走り抜ける」が臆することなく前を向く2人を表しているようで…
実際にステージ上でパフォーマンスするシーンかなと考えています。
周りのパフォーマンスに圧倒されてしまい、自分たちはここまでなのか…という感情を
"余所見した瞬間遠くなってしまう"
"ペダルを強く踏み込んでも追い越すことは出来ず終わりそうで"
に詰まってると思ってて
でも"崩れかけの髪さえも美しいんだ"でパフォーマンスとして、最後まで立ち向かう2人が想像できて…
アイロニー=皮肉
不安に生きる日々を忘れていたことを嘲笑的に語っているのかなぁと
みんな違ってみんないいなんて言いますが、その後の「誰かと自分比べない方が楽かもしれないと認めるなどありえなかった」では周りのスクールアイドル達も超えなければ私たちの目標は叶わなかったのだから、誰かと自分を比べながらも超えていかないと行けなかったのではないかと後悔しているように思えます。
自分たちがやってきたことが青春かどうかは分からないけど、はっきり答えを見つけたときには自分たちのやってきたことが否定されかねないからひたすら活動を続けていこうという意思を感じます。
胸を焦がすほどに必死だった数センチ
=周りとの差を埋めるための努力
通り過ぎだんだん過去になってしまう
=敗退してしまったことによる喪失感
でも未だにペダルを強く踏み続けているのは追い越したことを嬉しく思ったから
→努力による自身の上達を噛み締めている
ぼくの今を笑わせるもんか この景色に言葉などいらないんだ
=ひたむきに努力し続けたことに対する満足感
今までの努力を振り返っているのかなと思うフレーズです。
"ブレーキをかけたのにまだ走ってる気分でそれはきっと心が熱に浮かされたんだろう"
=引退も決まってしまいスクールアイドルとしての活動も卒業にむけて控えようとしているがステージ上で感じたものを忘れられずにいる
"自転車を降りて見えた空は雲ひとつない青だ悲しいくらいに"
自転車に乗っていることをスクールアイドルとしての活動と捉えると自転車を降りたという表現は引退を表しているのかなと思います。
"雲ひとつない青だ 悲しいくらいに"
=引退後に胸に残ったのは妙に清々しい感情であり、あの時感じた悔しさはなんだったのか?ということを悲しいくらいにに詰めているのかなと
"腕を伸ばしても届かないよ数センチでも 最初から全然違うものだった"
自分たちがラブライブ!にかけた想いは強いものだと思っていたが、周囲の出場校はそれよりも強い意気込みで臨んでいたと感じたのかなと
"つまり青春を目指したはずが 自己満足の旅で終わりそうで"
ラブライブ!出場(または優勝)を目指したはずだったが、夢届かずに敗れてしまった。
でも自分たちはここまで頑張ってきたという自己満足で終わってしまいそうで…
走り抜けた距離=自分たちが残したキセキ
自分たちの活動を見ていた蓮ノ空の後輩が今度は青春を掴んでくれるだろうという先輩としての期待が込められているのかなと。
特にこの部分の歌詞が印象的で、伝統を重んじる蓮ノ空と言われる由縁が
初代DOLLCHESTRAのこの曲に込めた強い想いから始まっているのではないかと思うと、先輩の後悔と後輩への想いを歌い継いでいることの"意味"を考えて涙が出てきてしまいました。
青春の"輪郭"とは?
タイトルの「青春の輪郭」も自身が考えた解釈になぞらえてみると
先輩が残した青春というイラストの書き途中なのではないかなと思います。
あとは後輩たちが私たちの青春に目や口を描き、素敵なイラストを仕上げてくれるだろうという先輩のメッセージが込められているのかなと。
伝統を重んじるとストーリー上でも語られていますが、こんな熱い想いを後輩に託した
初代DOLLCHESTRAはどんな2人だったのか、またこの楽曲を歌う綴理とさやかはどういう感情で歌っているのか…
ストーリーでも新入生の気配を感じさせる演出が出てきておりこの曲が次に歌い継がれたらどういった表現になるのだろうか…
こうして考える度に"青春の輪郭"という曲をかなり好きになってしまいました。
拙い文章で読みにくかったかもしれませんが、以上が私の解釈となります。
ここまで読んで下さりありがとうございました。