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職場におけるアスペルガー症

今回は、アスペルガー症候群、自閉症スペクトラム症といった「脳の個性」に関する話題です。
治療もさることながら、職場での理解と工夫が重要になってきます。

アスペルガー症候群とは
大きな特徴は、コミュニケーションの問題と反復こだわりの問題があります

・コミュニケーションの問題
職場では社内社外を関わらず、コミュニケーションは仕事の要素になります。このコミュニケーションに支障が出てくることが多いです。「報連相」がうまくいかないことになります。
・反復とこだわり
固定観念が強く、何か仕事をする際の思い込みが強く、柔軟に対応することができず、周囲との壁を作ってしまうことがあります。

職場で問題となるのは
周囲とのコミュニケーションが取れず次第とストレスが貯まって、適応障害に至ることがあります。
産業医として面談する際には、状況を把握するとともに、本人には専門家への受診を勧奨します。また、本人の了解を取った上で、就業面で改善を求める点をまとめて、人事担当者と協議をすることになります。

具体的なサポートを考える
本人にとって負担を感じている点に対して、コミュニケーションギャップが出ないような指示や確認方法、優先順位付け、時間管理など本人上司人事と協議してもらうことに必要になります。メンターなどを配置することも一案です。

社内文化が重要
「脳の個性」を理解したサポート体制を作る社内風土を育成することが、快適な職場を作る上で必要です。


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