太田天神山古墳 2025/1/2
2025年は、群馬県内のフィールドワークとその成果などを投稿していきたいと思っております。
年明け一発目は、古墳好きとしてずっと気になっていた、太田の天神山古墳に足を運んできました。
1月と思えないような麗らかで暖かい日、天神山古墳から歩いてすぐの見学者用駐車場に停めて、まずは道を挟んだ「女体山古墳」にょたいざんこふん へ。
1、女体山古墳
国指定の史跡
前橋の文京町の天川二子山古墳くらいの大きさでしょうか。
こちらは円墳、と思ったら帆立貝形古墳(または造り出し付き円墳)のようです。
帆立貝形古墳としてはなんと全国3位、関東では最大の規模とのこと。
2段築成は崩れていてほんのりとしかわかりません。
頂上には「女体山」という札の掛かった木の下に祠や祭祀の後のようなものがありました。
コナラのどんぐりも転がっていて畑に囲まれた穏やかなほっこり空間でした。
名前の由来は、男体山古墳(天神山古墳の別名)からきているそうです。
神社や寺が古墳の上に建てられている場合もたくさんありますが、古代の当地の王を偲んで残そうとしたものか、はたまた、古来の王朝を征服した新王朝の権威が示されたものなのか、ロマンを感じます。
閑話休題。次は大本命の天神山古墳です。
2、太田天神山古墳
国指定の史跡
遠目に見ても真ん中がくびれていて、前方後円墳とわかります。
想像より大きくなく感じたのですが、東日本で唯一の200メートル級。全国では第28位の規模とのこと。
目塚天満宮の社が中腹にあり、期せずして、2025年の初詣はこちらとなりました。
天神山古墳の名の由来は、この天満宮からついたそうです。別名、男体山古墳。
斜面いっぱいに咲き乱れるという、オレンジ色のキツネノカミソリ(彼岸花科)は今の季節咲いていませんでした。
こちらは1番高い処には登らなかったのですが、前方の部分?に大きめのどんぐりがころがっていました。
女体山とちがい、こちらの古墳はなにかの気配を多く感じてしまいました(⌒-⌒; )
いきなり年始の投稿でこんなことを書くのは憚られるのですが、鳥もいるけどもっと低い位置でガサガサと頭上にずっと気配がありました。(汗焦)
いまみても大きいお墓だなと感じるのですから、当時の地形や丘を利用していたとしても、力のあった豪族がいたんだなと感心しきりです。
古墳好きな方には周知ですが、夏は蛇や虫や草木から身を守るため、長袖長ズボンや虫除け日除けが必須。
秋冬も足元に小枝や枯葉、ドングリなどが敷き詰められ足を取られやすいので、古墳めぐりには意外と準備と心構えが必要です。
今回はずっと訪れたかった太田天神山古墳を調査できて、2025年上々の滑り出しとなりました。
コロナで外出控えが長かったため、神社、古墳、史跡をめぐりつつ足腰を鍛えていきたいと思います。
その調査結果を、なにか別の形に残すことも考えておりますので、ゆるゆると投稿を頑張りたいと思います。