【スぺチャレ採択者インタビュー】~雲南のジビエの美味しさを伝える~KANUKA PARK 鹿糠 俊二さん
今回は雲南市木次町湯村でジビエのソーセージの加工場 KANUKA PARKを営む鹿糠 俊二さんにインタビューさせていただきました!2020年度のスぺチャレに採択された鹿糠さん。
申請時の想いや採択から約3年経った現在の状況についてもお聞きしていきます!
(当時のチャレンジ内容はコチラ。)
佐野:鹿糠さん、改めてよろしくお願いします!
鹿糠:よろしくお願いします。
佐野:申請時の事業内容は、イノシシを加工して販売するといった内容でしたが、それに対しての想いというのはどういうものだったんですか?
鹿糠:最初は捕獲して処分されている命を有効活用できないかなぁと思って。あとは絶対売れると思っていたしね。以前住んでいた東京とかでも美味しいイノシシを食べたことがあって。そのクオリティにもっていければ絶対売れるなと。
佐野:なるほど。確か奥さんの実家がこちらでしたよね?こちらに移住されてからイノシシが処分される現場を見たという感じですか?
鹿糠:そもそも獣害ってのを知らなかったからね。イノシシがたまに荒らしに来るくらいかなって思ったら、みんながみんなかなりの頻度で被害にあってると聞いて驚いて。その課題解決をするのと、美味しく食べられるものだったからやり始めた。
佐野:ではスぺチャレの申請を機にイノシシの加工を始めたって感じですか?
鹿糠:いや、その前に処理を手伝ってた。スぺチャレではその効率化と、無駄なく使えるように加工場を作ったという感じ。
佐野:もともとのプランだと加工をして都市部に販売していくというのが組み込まれていたと思うんですけど、そちらのほうはどうですか?
鹿糠:今、イノシシはいっぱいいるけどやっぱり人の手が足りなくて…。今は二人でやっているけどどんどん増やしていきたいね。保存能力、冷蔵庫とかも増やす予定だしね。
佐野:なるほど。スぺチャレ申請時のプランの中で、コロナを機にあきらめたこととか路線変更したことってありますか?
鹿糠:どうだろうね?どこまでプランに入れてたかわからないけど、生産と同時に販売も準備してたからね。だからこのキッチンカーも別の補助金をとって作った。その時々で出たイノシシの部位をキッチンカーで調理して販売出来てる。だからあんまりソーセージ等の加工品の種類は増やしてないね。
佐野:そうなんですね。ところで、他と比べてもやっぱり雲南のイノシシは美味しいんですか?
鹿糠:”雲南の”イノシシが美味しいんだよ。雲南の森って昔たたらやってたでしょ?その関係で~~…
~中略~
鹿糠:~~~という事なんだよ。
(※記事で伝えるには膨大な情報量なので書ききれませんが要約すると「雲南のイノシシが美味い!」という事です。これだけで一本記事書けそうなので詳細はまたの機会に…。)
佐野:なるほど…。スぺチャレ採択となって、お金の面ではもちろんあると思うんですけど、その他「スぺチャレ申請してよかったー」と思うところってどこかありますか?
鹿糠:どうかなー。笑 でも、伴走者を通じて地元の人とか審査員の方とか結構色んな人に会えたのは良かったです。自分の取り組みを僕の知らないところで広めてくださっていたりとか。そういう見えないところで広がっていった感じはします。
佐野:それは大事ですね!スぺチャレに申請することが広告宣伝にも繋がるような感じですね。あとお聞きしたいのが、これを読んでいる方に「私こういうことできますよ!」というのをお伝えするとしたら何かありますか?例えば「余ったイノシシがあれば僕のところへ!」みたいな。
鹿糠:それは無理…。手が足りない……
佐野:なるほど。笑 では「イベント出店是非お呼びください!」とかは?
鹿糠:それは全然OK!予算によっては個人宅でもいけるし。イノシシ料理を食べたいって人がいたら呼んでほしい。
佐野:それは良いですね!地域の会合とかでも!
鹿糠:そうそうそう。小学校とかもあるし。お弁当の依頼があったけど、冷めちゃうからキッチンカーで目の前でつくって。ドリンクも一緒に楽しんでもらう、みたいな。
佐野:一気に場が盛り上がりますね。わかりました!しっかりそれも記事に書いときます!
と、いうことで…
もし「イノシシが食べたい!」「集会のご飯何にしよう…」という事があれば、是非鹿糠さんまで!
HPはコチラです!
鹿糠さんはスぺチャレ申請時から変わらず、ジビエ料理の可能性を追い続けておられました。僕も祭りでイノシシ串を頂きましたが脂が甘くてビールとの相性も抜群で最高です!
今後のイノシシアップデートに乞うご期待!