①LINEスタンプ ②SUZURI ③note有料記事。一番収益が出るのは?
今話題の副業3つを実際に半年以上やってみました。始めやすさ、売れやすさなどハードルの高さを比較・分析します。
(この記事は約6分で読めます)
① LINEスタンプ
始めやすさ ★★☆☆☆
売れやすさ ★☆☆☆☆
おすすめ度 ★☆☆☆☆
LINEスタンプはマーケティングの専門家たちから「レッドオーシャン」と言われています(魚が食い荒らされてもう全然残ってないことの例え)。
日々大量の新作が発売されているため、ほとんどの人が一個もスタンプを売ることができないのが現状のようです(知り合いが買ってくれるだけ)。
やはり無名の作者のスタンプなど誰も買わないので、少しレッドオーシャンに飛び込む戦略を練りました。まずはTwitterでイラストを投稿し、少し知名度を高めます。
約4か月後、大体すべてのイラスト・GIFアニメの投稿で200~500いいねが得られるようになり、フォロワーが1000人を越えたくらいの知名度になったところでアニメーションスタンプ(250円)の販売を開始しました。(相互フォローによるフォロワー稼ぎはマーケティング上あまり意味がないのでやりませんでした)
スタンプ発売後の1週間の売れ行きグラフです
1864円儲かりました。(月のケータイ代にも届かない…!)
(アニメーションスタンプ一つ当たりの収入が約62円ですので、30個売れたことになります)
その後はTwitterの「固定ツイート」などに宣伝を据えておき、YouTubeチャンネル(登録者数数千人)のコミュニティ蘭で告知するなどしましたが、それ以降全く売れませんでした。まさに初動だけです。
やはりレッドオーシャンに飛び込むべきではありませんでした。スタンプ作成の労力と対価が全然見合いません。
これはイラストのお仕事をされる方が「LINEスタンプも売ってますよ」と言えるようになるために売る、くらいの名刺的な役割にとどめておくのが良いかと思います。
(継続して第2弾、第3弾を発売するとだんだん売れるようになるという方もいらっしゃいますが、この知名度ではあまり期待できません。ナガノさんやお文具さん、からめるさんのような有名な方ならまだしも)
そしてスタンプではなくアニメーションスタンプならまだ活路があるのかと思い選んだわけですが、意外と勉強することがたくさんあります。あまり始めやすくもありません。
(具体的に言うと、APNGファイルの作成法や、PNGの圧縮(各ファイルサイズの合計が300KB以下という制約をクリアする方法)などを勉強する必要があります)
結論:やめとけ
② SUZURIグッズ作成
始めやすさ ★★★★★
売れやすさ ★★☆☆☆
おすすめ度 ★★★☆☆
とにかく始めやすい!これはやってみて驚きました。アカウントを作成したら、売りたい商品を選んで自作の画像を配置するだけです。
しかもSUZURIの良いところは、グッズが売れた時の取り分を自分で決められることです。よくある「売り上げのほとんどが運営に取られてしまう」感がありません。
ただ、売れるかどうかは別問題です。これは宣伝次第です。
そこで先ほどのTwitterアカウント(キーウィなど動物イラスト系)と、自分のYouTubeチャンネル(オカリナチャンネル)の2本立てでグッズを作ることにしました。
(オカリナデザインの服は、オカリナ吹きにとってはものすごく欲しい商品ですが、あまり売られていません。キーウィも陰ながら人気の動物で、イラストやグッズはよく売れています。両者ともマーケティング的には良い線かと思われます)
これを半年続けてみたところ、売り上げは約9000円でした。(月に1500円の収益)
スタンプとは違い、マグカップや洋服は種類がたくさんあってもさほど競合するものではありません。ニーズに合った商品orシュールでおもしろい作品が作れて、きちんと宣伝ができていれば少しは収益が出そうです。
結論:とりあえずやってみては
③ note有料記事
始めやすさ ★☆☆☆☆
売れやすさ ★☆☆☆☆
おすすめ度 ★★☆☆☆
noteというウェブサイトは本当に革新的で、私も早くから飛びつきました。自分で自分の記事に値段を付け、すぐに販売を開始できるからです。WordPressの使い方を学んだり有料ドメイン取得したりしなくてもいいのが気楽です。
ただもちろん無名であれば記事は全く売れません。さらに人を引き付ける文章を書くにはアイディア、文章力、トレンドやニーズを理解することなどたくさんのことが求められます。そしてそこにはプロのライターやブロガーがひしめき合っています。その中で自分の記事を目立たせ、売っていくのは並みのことではありません。
しかし私も一(いち)オカリナ講師として、伝えたいことをわかりやすく説明する方法について長年勉強して来ました。全力で有料記事を書いたらどのくらい売れるのでしょうか。
下準備として、まず書きたいトピックについての調査や研究を重ねました。noteの先人たちの記事の売り方も学び、有料記事に先行して無料記事もたくさん出しました。
そしてついに2019年7月に有料記事を投稿しました。その後YouTubeチャンネルのコミュニティ蘭や動画の概要欄で記事を宣伝し続けた2021年1月まで(約1年半)の結果がこちらです
約1年半で1925円。結果的には撃沈です。(ここから振込手数料が270円かかるので、手元に来るのは1655円)
一つわかったことは、有料記事を買ってもらうには、読者の「文章にお金を払わされることへの不信感」を克服しなければならないという点です(ここ重要)。
グッズやスタンプは「かわいい」「使いたい」と思ってもらえれば売れるかもしれません。でも有料記事の場合は、まず筆者が読者からの絶大な信頼を得ている必要があります。(このハードルがあまりにも高い…)
さらにその上で「この人の書く記事は必ずためになる」という評判を得ている必要があります。なので良い文章を書いても、記事が売れるまでにはとても長い時間がかかります。継続と努力が不可欠です。
(定期刊行のマガジンスタイルにすれば、定期購読のお客さんが少しはつくかもしれません。でも「興味深い記事を必ず定期的に投稿する」という責任が生じるので、基本放置で済むグッズやスタンプなどの副業と比べ、ハードルがものすごく上がります)
でも文章を書くのが好きで、アイディアが豊富にあり、トレンドやニーズを機敏に取り入れるのが苦にならない人は続けられるかと思います。まずは無料記事を書いてみては。
結論:人を選ぶ。
まとめ
① LINEスタンプはレッドオーシャン
② SUZURIは始めやすいが宣伝次第
③ note有料記事は継続と努力が必須
名前を売り込めば認知度が上がり、結果的にどんな商品でも売り上げが伸びるかもしれません。ただ一つ言えることは、有名になることに集中すると心を病むということです。フォロワーが増えた・減った、いいねやリツイートの数、動画の再生回数などで毎日憂鬱な思いをすることになります。
副業はぜひ楽しめる範囲で続けてください。「楽しめない・つらい」と思ったら、どうか勇気を出してすぐにやめてください。
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この記事をかいた人
オカリナ講師のジャスティン
YouTube👉 http://www.youtube.com/c/OcarinaWorksofJustin
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