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聯休明けて

先日の旗日に實家に帰って探してみましたが、残念乍ら『ドラえもん九九の歌』のカセットテープは發見出來ず仕舞いでした…。

今は動画サイトで聴けるのですが、あのカセットテープは何処に有りや……。
しかし代わりと言ってはナンですが、白々しく座敷に置かれている我がコレクションをばお見せ致します。

鬼平犯科帳DVDコレクション

最後迄定期購讀を續けてスペシャルを含む全てのエピソードを集めました。
特製の桐製専用ラックもこの通り!
これさえあれば「時代劇専門チャンネル」の放送を待たなくてもいつでも中村吉右衛門さん演じる鬼平に會えるのです。

鬼平犯科帳の主人公である長谷川平蔵は色々な俳優が演じており、中村吉右衛門さんのお父様であられる初代白鸚さんも演じておられ、親子2代で同じ役に就いておられる訳であります。親子共演も實現しました。
萬屋錦之介さんや丹波哲郎さんも長谷川平蔵を演じており、それぞれに獨自の魅力があるのですが、やはりこの中村吉右衛門さんのシリーズが「決定版」とされております。

マガヂンも全巻網羅

DVDに附属しているマガヂンは鬼平犯科帳の世界をより一層樂しくする一方、時代劇や江戸時代に關する良質で格好の資料でもあります。
左手の『池波正太郎の世界』と合わせて、その内容は實に面白いものでございます。


こうして江戸時代の知識を仕入れて作っているRPGなのでありますが、先日の續きを致しましょう。

これまでのあらすじは以下の通りです。

故郷の地下に眠る天然ガスを守る為、江戸にやってきて情報を集める主人公。
その手掛かりが「堺屋」と云う大店にある事を突き止め、そこへ入り込む為に必要な紹介状を入手する為に無宿人の頭目の好物である肉を探す事になりました。

今回はここから始めます。

無宿人の頭目に肉を渡す之圖

前回に江戸中廻って苦労して入手した肉を贈呈します。
無宿人の頭目は上機嫌の様です。

愈々「紹介状」をもらえるのか…?

お礼をくれる様でありますが、突然子分の2人を嗾けてきます。
そしてそのまゝ戰斗へ…。

道中差しを振りかざす無宿人

仕方が無いので斗います。
2對1でこちらが不利ですが、特に変わった攻撃をしてくる相手でもないので落ち着いて1人ずつ確実に倒して參ります。

念願の紹介状を手に入れたぞ!

子分2人を倒すと頭目は主人公を氣に入って遂に「紹介状」を書いてくれます。
数々のおつかいの果てに入手した念願のアイテム。
やはり念願のアイテムは殺してでも奪い取るものなのです。

早速口入屋へ

神田の外れから品川へ戻り、そこの口入屋に紹介状を見せると、遂に堺屋の仕事を廻してもらえました。
これで堺屋の内部へ入り込めます。

しかしそこには人足寄場で出會ったあの浪人が控えています。

同じ職場に配属

どうやらこの浪人も主人公と同じく堺屋で働く事になった様です。
一緒に堺屋に行く様に言われます。

奇遇でござる

これから同じ職場の仲間になる様です。

名前入力の後で

このキャラクターも名前の入力を求められます。
東北から遥々上京してきた様です。
何分にも地方から都會にやってきたばかりなので道中は行く先々で「事故ばっかり」の様です。
江戸で早々に人足寄場に入れられたのもその為だとか…。

はつかり、がっかり、事故ばっかり…(イマドキの人は知らないでしょうな……)

こうして仕事場へ案内されます。
しかし……

堺屋ではなく武家屋敷に連れてこられた主人公

どういう訳か行き先が違う様です。
怪しむ主人公に浪人は飄々と答えます。
果たして、何が待ち受けているのか…?

屋敷の主が登場

どうやらこの屋敷は火付盗賊改方の役宅で、この人相の惡い人物がそこの長官の加藤と云う人らしいです。

覺え易い名前は良い事だ

火盗改めの加藤さん。
彼のご先祖様は高名な陰陽師だったとか何とか…。
ちなみに火盗改めと同じ江戸の警察組織である町方役人の長、町奉行は「富楠さん」と云うらしいです。

「はて、どこかで聞いた事のある名前だな…」と思われた方は流石です。

實家に有るもう一つのコレクション

カトーと言えばトミックス。
このテの趣味を嗜む人なら、みんなが知っている2大メーカーです。
(…ちなみに私はカトー派………)

登場人物の名前は色々なところから引っ張ってくる。
かの『ドラゴンボール』と一緒です。

何用じゃ?

人足寄場で出會ったこの浪人は實は火付盗賊改方の密偵だったのでした。
彼はこの加藤さんの命で主人公をここまで連れてきたと云う訳です。

火付盗賊改方の密偵として働く浪人

『鬼平犯科帳』でも元盗賊や裏社會で生きる者、或いは長谷川平蔵に近しい町人等が「密偵」として盗賊の探索や情報収集を行っておりました。
同じ様な存在は町方役人に於ける「目明し」や「岡っ引き」等が該當します。
史實でも役人が獨自にこうした者を召し抱えて自らの探索の及ばない範囲で活動させていた様でございます。
『銭形平次』をはじめとする数々の捕り物帖シリーズでお馴染みの存在です。

さて、主人公を呼び出した眞意は何か?
…次回に續きます。

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