豫算が余ったので工事します
先日、古くからの親友のお子様のプレゼントに作った道路ですが、こう云う公共事業と云うのは豫算を使い切るのが昔からのオヤクソクでございます。
つきましては材料が余っておりますので、残り物でもう一品作る事に致しました。
そこで今日は、身近にある物を使ってご家庭で簡單に出來る道路工事の作り方をご紹介致します。
まず、材料です。
●板紙等の厚紙
●コンビニ等でもらえる丸い割り箸
●文房具店・100均ショップ等で賣っている目玉クリップ(なるべく小さなサイズの物)
●黄色のテープ
次に材料の下拵えです。
厚紙を切ってこの様に折り曲げます。
大きさはまちまちですが、道路の片側車線を塞げる位の大きさに整えます。
次にこの様な工事中の看板を切り出して先程折り曲げた板紙に貼り附けます。
パソコンが無い場合は手書きで「工事中」や「通行止」等を書いても良いでしょう。
余白部分に珈琲豆を入れる罐の蓋に貼るステッカーをついでに印刷しておりますが、この様に作っておくと便利です。
そしてこの中の茶色い部分、これは「アスファルトをハツったところ」を表現しております。
要するに舗装を剥がして地面が剥き出しになっている部分を作るのです。
この部分も厚紙に貼り附けおきます。これが工事現場となるのです。
今回はかの有名な「ワードアート」で作りましたが、色鉛筆等で茶色等に塗って土の部分を表現しても良いでしょう。
そして工事現場を盛り上げるアクセサリーも作っていきましょう。
まずはこちらの材料を用意致します。
お辯當等を賈うと附いてくる箸は色々な用途に使える便利な材料です。貯め込んでおくと思わぬところで役に立ちます。
今回は四角い所謂「元禄箸」ではなく、丸箸を使います。
これを約50~60mm程の長さに切り揃えます。
切った小口(切断面)はトゲ等が刺さらない様にヤスリを掛けて滑らかにしておきます。
お子様が遊ぶ物ですから、その辺を特に氣を配りましょう。
マジック等で小口も含めて全軆を眞っ黒に塗りつぶします。
そこへ黄色いテープを細く切ったものをこの様な「トラジマ」に貼り附けていきます。
よく見かける工事現場のコーンバーです。これを目玉クリップに挟み込みますと…
この様な工事現場となります。
先に作っておいた看板と「アスファルトをハツった部分」を組み合わせて道路工事の出來上がりです。
巾の大きな「地面」を用意しておくと兩車線に跨る大掛かりな現場となります。道路は勿論「通行止」です。
コーンバーはクリップの掛け方で幾つでも延長する事が出來ます。その辺は實物と同じです。
さあ、ここから先はお子様お持ちの工事用車輛の出番です。
生コン車、ロードローラー、ユニックやユンボ等の「はたらくくるま」がここでの主役です。存分に現場で活躍させましょう。
※生コン車とは所謂ミキサー車
※ユニックとはクレーンの附いたトラック
※ユンボとは所謂ショベルカー
(現場で仕事していると、こう云う呼び方になるのです)
「アスファルトをハツった部分」を取り除けば道路の修繕は完了です。
現場資材をトラック等に載せて撤収しましょう。
工事現場の看板は子供っぽく作らずに實物通りの作りをしておりますが、これは現實の交通ルールを學べる様にとの意味合いがあります。
お子様の學ぶ力は大人のそれを大きく超えた驚くべきものです。
ミニカー等の乗り物のおもちゃは實際の場面に出會ってもその意味を遊び乍ら覺えていけるものです。お子様の世界はおもちゃと一緒に日毎にどんどん拡がっていきます。
そこは手作りのおもちゃと雖もリアルに作るのが「私クヲリテヰ」です。
お子様は恰も「ジオラマ」で遊んでいる様に夢中です。
この様子を私はとても嬉しく、そして幸せに思い乍ら拝見致しました。
折角の豫算ですから、こうして喜んで戴ける様に使うべきものです。
でも、偉い人にはそれが解らんのですよ。
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