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Horsegirlを作ったものたち
下世話な見方ばかりで音楽的な観点でほとんど触れてこなかったけれども、彼女たちの音楽的ルーツや背景は本当に興味深い。
ナイスミドルたちががっちり心を掴まれてしまうのも無理がないと思えてしまう彼女たちが影響を受けたものについては、あちこちで様々に語られているのだけどこの動画もその一つ。
以下ここで紹介されたものや語られていることについてのただの記録(蛇足も含む)。でもこんな羅列だけでも感動してしまう、なぜだろう。
Gigi’s bag
Charlie Megira - Da Abtomatic Meisterzinger Mambo Chic(LP)
Big for Horsegirlだそう
Kleenex / Liliput - First Songs (LP)
Anti-gloryのミュージックビデオの元ネタにもなったと語られているけど、レオタードみたいなものは着ていないからか最初ピンとこなかった。
Sonic Youth - EVOL (LP)
これは言わずもがなのやつ。
Unwound - New Plastic Ideas (LP)
Nora’s bag
Clinic - 3 EPs (CD)
日本語のようなノイズロックからベルベットアンダーグラウンドのがクレイジー
Billyのジャケットはこれが元ネタらしい
Fripp & Eno - No Pussyfooting (LP)
ここで重要な情報はノラはフリップと同じ誕生日(5/16)、フリップとブライアンは1日違い(5/15)であり、1年のうちかなりクレイジーな2日ということ。(ノラさん曰く)
Sparks - Kimono My House (LP)
Arthur Russell - Calling Out Of Context (CD)
Penelope’s bag
Young Marble Giants - Colossal Youth (CD)
Deerhoof - Future Teenage Cave Artists (CD)
触れられてはいないけどWorld of Pots and Pansのミュージックビデオはこの影響かな
Alice Coltrane & Pharoah Sanders - Journey In Satchidananda (CD)
このジャケの服を見てノラちゃんが Oh Japanese? と言っているので、「違うよ」と言ってあげたい。(この前にKimono My Houseの話をしていたけど、アジア人以外にはこれも着物にみえるものなのかな)
The Feelies - Crazy Rhythms (CD)
最後に
安易にまとめるよりも彼女たちのインタビュー記事の中で印象深い言葉を留めておきたい。
「アルバムは、地元のシカゴや私たちの友達、そのバンド、ギターを弾ける人、弾けない人みんなのためのものだ」
「私たちの活動を通してギター・ミュージックを楽しむ若い人たちが増えていってくれたら嬉しい」
また最後の最後にSpotify で公開されているhorsegirlのプレイリストも付け加えておく。
いやあ、本当にすごいな、もう。