音楽好きアイマスPから見るニノミヤユイのススメ
はい、どーもお久しぶりです!
黒曜と申します。
まずは、改めてシンデレラガールズ10周年おめでとうございます!!🎊
今回は恐らく今日のライブでしっかりと爪痕を残してくれるであろう八神マキノ役:ニノ宮ゆいさんについて、皆様にもぜひご紹介させていただきたいと思い筆をとっています。
そしてこうして記事にする理由はなんといっても
ニノミヤユイの曲がいい
ということなんです。
それでは楽曲の紹介について見たい方はグイッと下にスクロールしていただくこととして、簡単に二ノ宮ゆいさんについて紹介させていただきます。
二ノ宮ゆいとニノミヤユイの誕生
Wikipediaに書いてあるような情報を全てをここに書くとすると芸がないので割愛するが、大まかなプロフィールは下記のようなものになる。
二ノ宮ゆい(ホリプロ所属)
2017年次世代声優ミラクルオーディションにて
特別賞受賞
デビュー作は翌年のアイカツフレンズ!
(日向エマ役)
2020年にニノミヤユイ名義でアーティストデビューし、現在は声優・アーティストとして活躍中
マキノ役に抜擢された際も声優に知識のある、もしくはアイカツお兄さんお姉さんだった方なら
「あ、アイカツフレンズ!の……!」
と、ピンと来た方が多かったのではないだろうか?
筆者はアイカツは名前くらいしか知らなかったのだが、2019年のバンナムフェスにてステージを見る機会があり「あっ、曲はいいかも……でもアニメは時間ないから勘弁して……」というプレイリストに好みのやつだけ入れて、時々聴くくらいのドビギナーなので許して欲しい……
兎にも角にも、デビュー作からアイカツ!の波に揉まれアイドルとしてのパフォーマンスを磨いた経験が二ノ宮さんには備わっていると覚えておいて欲しい。
そして、このアイカツフレンズ!で共演しているのがPにもお馴染みホリプロの先輩、
田所あずさ・木戸衣吹・大橋彩香の三人だ。
コンテンツを跨がないとしても、シンデレラのセンターとして信頼も厚いはっしーの背中を見て育ってきた注目の新人と言われれば、パフォーマンス力が育ってきた環境がうかがえるかと思う。
そこにみんなの愛されキャラMachicoを加えてアーティストとしても活躍する先輩の多い環境から2020年にはニノミヤユイとしてLantisよりデビューも果たしている。
予想を裏切る世界観と音楽自我
さて、ここからが本題となる彼女のアーティスト活動についてだが、デビューアルバムとなった「愛とか感情」をリリースする際のインタビュー記事の「やりたいこと」を見つめる過程でこんな発言をしている。
「私は例えば欅坂46さんやさユりさんのような、聴いているだけで胸が締め付けられるようなアーティストさんに憧れているんです」
この発言から欅坂46の代表曲「サイレントマジョリティー」や「不協和音」を手がけたクリエイターのバグベアさんとタッグを組んでリード曲「愛とか感情」そして作詞として参加した「乱反射↘↑↗」について語っているのだが、
驚くべきは18歳とは思えない自己分析力である。
アイドル、八神マキノの特徴と言ってもいい分析力であるが彼女と同じ18歳の時点でこれほどまでに自分の中身と向き合い、表現の到達点をリリース出来るというのは向いているとしか言いようがない。
このアルバムは個人的な意見を言うと表現のジャンルを幅広く探るような出来になっていると思う。
「ニノミヤユイが何を伝えたいか」は筋が通っているが「どんな曲調やジャンルが適しているか」という部分は先程あげたバクベアさん、シンデレラバンドでもお世話になった睦月周平さんなど様々なアウトプットを通して確認していくような印象を受けた。
アルバムの視聴動画も貼っておくが個人的には「安心 to the 安全」の方向性が面白くてリピートしていた覚えがある。
次にリリースされたのは筆者が思わず「やられた……」とこぼしたの衝撃の1stシングル「つらぬいて憂鬱」
ショートアニメだったこともあり、たまたま観たアニメ「ピーター・グリルと賢者の時間」のOPに採用されており、巧みな曲の作りと中毒性のあるメロディーに思わず検索。
抽象的なコンテンポラリーダンスのダンサーに囲まれ、縛られ、翻弄される独特の世界観から描かれるPVもなんかわからんけど刺さった。
アニソン業界でも信頼されるクリエイターの1人、Tom-H@ckさんの手腕により、デビューアルバムからコンセプトとなっていた「陰キャのカリスマ」という世界観に違わず陰影のくっきりとした楽曲に脱帽せざるをえなかった。
この年のUSGの田淵智也さんが主催を務めるクリエイターによるイベント「アニソン派」においてもこの曲は紹介され、LiSAの「紅蓮華」などを手がけたクリエイター・草野華余子さんからは
「最高すぎてTom-H@ckに連絡した」
と手放しで語られたように業界内での評価も得ている。
そして2020年の年末にはミニアルバム「哀情解離」を発売
メンヘラ界のカリスマという異名を持つロックバンド・ミオヤマザキとタッグを組んだリード曲の「痛人間賛歌」、
人気ボカロPのDECO*27さん提供の「サイセンタン・コンフュージョン」をはじめ、どの曲も彼女の表現する世界観の奥行きをさらに押し広げるような1枚となった。
忘れないでおきたいのはここでもトラック4の「Indelible」に作詞としてニノミヤユイさんが参加していることだ。
2021年に入り沈黙を破ってリリースされたのはアニメ「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」、そしてアニメ「テスラノート」のダブルタイアップからなる両A面シングル「Dark seeks light / 散文的LIFE」
「暗殺貴族」のタイアップとなったこちらはフューチャーコアのようなエッジの効いたサウンドと緩急を織り交ぜたボーカルの織り成すカッコイイ曲で1回でいいから聞いて欲しい。
アニメのダークな世界観にも調和しつつ、所々に吹き出す慟哭のような感情が渦巻く葛藤を表現している。
トレンドに近い曲調、英詞も多いことからかYouTubeのコメント欄から海外の評価も高いことが伺える。
「テスラノート」にタイアップしたこちらはEDということもあり、ラフでポップな渋谷系のサウンドになり本人の作詞した言葉選びの妙がより感じられるように思う。
注目すべきはバージョン違いでリリースされた5曲全てを
ニノミヤユイ本人が作詞している
ということだ。
尚且つ楽曲のクオリティが落ちているということは無い。
個人的にはテクニック的な部分を含めても遜色なく、かえって表現力のクオリティを上げている気すらする。
約2年に及ぶアーティスト活動で既に自己分析からの解析、そしてブラッシュアップまでをこなしてしまう才能は末恐ろしいという他ないだろう。
(マキノに通じるものありません?)
数多の声優アーティストがデビューする昨今ではあるが、闇・影・陰などのモチーフからここまで奥深く楽曲を生み出せるというのは間違いなく頭一つ抜けた武器と言える。
という訳で気になった方々はぜひお使いの音楽プレーヤーでプレイリストに入れてもらえると嬉しいです。
後書き
久しぶりに、しかも勢いに任せて書いたものですので文末がバラバラだったりすると思いますが、拙文を読んでくださりありがとうございます。
八神マキノというアイドルにもモバマスをプレイしていた頃から浅からぬ思い出があったのて筆が乗ってしまったかもしれません。
デビューして間もない頃に更新されていたブログで二ノ宮さんは「メガネが似合う女性になりたい」と書かれていたのですが、ステージの『八神マキノ』はきっと素敵な女性に成長されていると思います。
プリンが好きで柿の種のピーナッツは苦手な可愛い二ノ宮さんのことも良ければ応援してあげてください。
ライブの感想があるかはわからないけど二ノ宮さんのブログのフォローもよろしくね↓
P.S.
マキノさんの曲、AJURIKAさん・.俊龍さん・渡辺量さん辺りが来ると解釈一致で小躍りする(個人的見解)
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