展望台めぐりの旅 #17【展望展示室うみてらす14】
夜空の下、キラキラと輝く無数の光。
眠らない町の明かり。
夜景って、どうしてこんなに人の心を癒してくれるんでしょう。
実はこれ、どこにでもあるような街の夜景ではないんです。
よくよく見てみると、白い煙のようなものも見えています。
そう、こちらは工場夜景です!
工場夜景は近年大人気で、工場夜景を集めた写真集が発売されたり、工場夜景を見るためのクルーズなどが存在したりするほど。
全国的には、神奈川県の川崎(京浜工業地帯)なども有名です。
それと並んで有名なのが、三重県四日市市。
その工場夜景を堪能できる場所がこちら!
四日市港ポートビルの14階にある「展望展示室うみてらす14」
地上90mの高さから、全国的にも有名な四日市の工場夜景が見られます。
いかがですか、この絶景!!
たくさんの光が工場の無骨な建物たちを照らし、ただならぬかっこいい雰囲気を醸し出しています。
ズームしてみるとこんなかんじ。
アナログ感と近未来感のどちらも併せ持っているこの景色こそ、工場夜景の魅力だと思います。
私自身、工場夜景をしっかり見るのは初めてでした。
見に行く前から、「あんなに光が集まっていて建物自体もかっこいいんだから、そりゃ綺麗に決まってるでしょ…」というかんじだったのですが、余裕で予想を超えてこられました。
本当にめちゃくちゃかっこいい…!
きっとみなさんが今想像しているよりも遥かに綺麗だと思いますよ!
視界いっぱいに広がる光がキラキラ輝いて、でも街の夜景とは違う、独特のかっこよさがあります。
展望展示室うみてらす14で楽しめるのは工場夜景だけではありません。
港もすぐそばにあり、港の夜景も存分に堪能することができます。
数えきれないほど沢山のコンテナと、それを載せて運ぶ船。
そして、何台も並ぶ大きなクレーン。
港ならではのオレンジ色の光がとっても綺麗。
その光が水面へ映し出されています。
工場夜景とは違う幻想的な雰囲気がありますね。
また、角度を変えれば市街地の夜景も。
こんなに色々な種類の夜景が楽しめる場所は数少ないのではないでしょうか?
夜景の写真をちゃんと撮るのも初めてでした。
明るい時間の写真もまだまだですが、夜景撮影もすごく難しい……
もっと精進して、景色の魅力が伝わるような写真を撮りたいものです。
展望ロビーの手すりより低い位置であれば三脚の使用が可能です。
暗幕の貸し出しは、現在中止されています。
展望室には無料の双眼鏡が設置されていて、気になった場所をピンポイントで見ることもできます。
無料で使えるなんてありがたすぎる…
そりゃ、興奮で写真もブレますわ。
また、展望室内は四日市港の仕事や歴史について学べるコーナーもたくさん。
こちらは、展望室中央にあるナビゲーションシアター。
映像と大型模型で四日市について分かりやすく解説されています。
大型模型と窓の向こうに広がる実際の景色を見比べて見ることで、より理解が深まりますね。
このほかにも、展望室の中が東西南北4つのコーナーに分かれており、それぞれのコンセプトに沿って四日市が紹介されています。
①港のあゆみ
②港のやくわり
③港ではたらく
④港にしたしむ
港に出入りする船の模型や貴重な史料も多く展示されていて、とても勉強になります。
ただ景色を見るだけでなく、併せて色んな知識が得られるのは素晴らしいことだと思います。
本で読むより何倍も記憶に残るはず!
船の操縦をゲーム感覚で体験できるコーナーもあり、港をより身近に感じることができます。
今回は夜景をご紹介しましたが、明るい時間帯の港や工場の風景もきっと違った魅力があるに違いない!
また行きたいと思います!
訪れた日:2022年4月2日
所在地:三重県四日市市