ある種のバカみたいな実行力持ってるのかもしれない
3月になっちゃったね。
あっという間にこんな月日が経っているの本当にビビる。
やっと最近落ち着いてきたので、雑多に記事を書こうと思います。
では、さっそく。
なんと来月からの仕事が決まりました。ヤッタネ!!
正規の雇用ではないのですが、物心ついてから働きたかった場所の面接に見事受かり、4月からの雇用となりました。嬉しい。
半永久的にそこで働けるわけでもなく、数年して契約満了になったら終わり、みたいなものですが、ひとまずリハビリとして働くには最適解を得られたのではないかなと個人的に思います。
今の今までの職務経歴が本当に「仕事運なさすぎない?」って誰も彼もが憐れんでしまうぐらいのものだったので、この長年の積み重ねが報われたのかなとも思いたい気持ち。
今年のおみくじは大吉でしたし。
仕事とかも臨めば全部通るみたいなこと書いてあったし。
待ち人も来るらしいし。
安定して働けたらとても嬉しい。
実は1月に自分が生まれてからずっと同居していた家族が亡くなりまして。
いなくなってしまう直前まで私のことをずっと心配していたので、これで少しでも向こうで安心してくれてたらいいなと、とても思います。
やっぱり人がいなくなった後ってとんでもなくやることがあるんだなと実感しました。
いやあ……大変だったな……。
役所に相続に銀行に葬儀に……。
急にいなくなってしまったから、何の準備も心構えも出来なくて、何もかもが大慌てでした。
葬儀屋さんがとても丁寧に段取りしてくれなければ、本人が何年も前からずっと「こういう葬式してほしい(会場まで指定)」と言ってくれてなければ、どうにもならなかったと思います。
あと、亡くなった直後、めちゃくちゃ葬儀屋が混んでいて、それも大変でした。
指定されていた葬儀屋さんでも直近で出来るとしたら「3日後」と言われ、「仕方ない。他を当たろう」と亡くなった家族の身体のことを考えて連絡しようとしても、またもや直近は空いてないスケジュール。空いてるところを見つけたと思えば、遠すぎる会場。
もうそこまでいくとね……。
真冬でめちゃくちゃ寒かったので、「葬儀屋さんの提案通り、ドライアイスガン積みで3日耐えて、本人の指定していた葬儀場でしよう」となりましたね。
でも、逆にそれが良かったと思います。
2日間、自宅で寝ててもらったからこそ、亡くなった家族としっかり向き合えたなと私は思います。
未だに本当にいないのが現実味ないけど。
病院で死に目にも会って、ちゃんと意識がもう戻ってこないのも2日と通夜葬儀で確認して(何度も顔を見たし話しかけたし、手も握った。納棺の時の着替えもした)、火葬された姿も見たし、骨も拾って、骨壺を抱えて家に帰ったし、遺骨をお墓にも入れた。
ちゃんとなにをしたかの記憶も自覚もしっかりあるのに、やっぱりまだいるような感覚が拭えません。
「本当にいないの? 旅行に行ってるだけじゃない?」と言いたくなる。
幸運なことにこの歳になるまで、とても近い身内を亡くしたことがなかったので、身を以て、嫌と言うほど毎日「家族がいなくなること」を実感させられています。
2月半ばまで毎日のように泣いていましたし。
今はかなり落ち着きました。時々、発作的に思い出して泣いてしまうけど。
家族ね。
本当にめちゃくちゃ破天荒だったんです。
憎くなるぐらい人をめちゃくちゃに振り回す人で。
何度、もう離れたいと思ったかわかりません。
だから、入院するってなった時も病院についていかなかったし、声をかけることもなかった。
絶対後悔するって自分でなんとなく分かっていながら目をつぶりました。
いなくなってしまう間際、手を握って呼びかけたけど、返事も会話も出来なかった時になってやっぱり後悔しました。わかってたのに。
人って、本当、ままなりませんね。
いなくなってからどんどん素直になれてしまう己が皮肉すぎてもはやわらってしまいます。
亡くなってから、「もうこれ以上後悔しちゃだめだ」と思い、やれるだけのことを全部やりました。自分のためにやってたようなものかもしれないけど、でも、どこかで「ああ、こんだけしてくれたんだな。嬉しいな」って思ってくれたらいいなと考えながら。
2日自宅にいた間、誰もいない時に1時間も棺に向かって家族に話ができたのも葬儀屋が混んでたからこそ出来たことだなと今でも思います。
泣きながら話ししてたけど。
普通に通夜葬儀してたらこんな時間も取れなかった。怪我の功名みたいなものでしたね。
亡くなった家族が設けてくれたのかもしれません。私と話ししたいって思ってくれたのかな。ありがとうね。また泣きそうだよ。
家好きだったから、家にいれてよかったね、本当に。
なくなる前日が結婚記念日で帰り際に珍しく本人から手を握ってきて握手してから別れた話とか、危篤の時になんとか耐えに耐えて親戚や家族がみんな本人の顔を見て手を握って話しかけることが出来たりとか(みんなで叫んで引き止めたけど本人はもういいと思ったんでしょうね。眠るように旅立ちました。つらかったなあ)、納棺もお通夜も葬儀も49日も天気がすごく良かったこととか(納骨の時だけやっぱり嫌だったのか少し小雨でした)、なんか、細かく話を書けば出来すぎた小説みたいだなあ(笑)。
これが事実なんだから、現実って数奇な運命の巡り合わせですね。
そして本人の持ちうる運を総動員したのかもなあとも思います。
あんまりこっちに投資し過ぎちゃだめだよ。自分のこれからにもちゃんと投資してね、の気持ち。
そんなこんなで、1月からほとんど余裕もなくバタバタと過ごしていたので、記事を書く暇もなけりゃ、趣味を楽しむ暇もなく……、でした。
でもまあ、なんとか(相続は終わってないけど)、やらなきゃいけないことを終えることが出来たので、良かったです。
あと、我が家は本当にサマーウォーズみたいだなとも思いました。
いなくなった家族、破天荒だったのもそうだったんですが、人の縁を大事にする人だったので、葬儀はもはや大葬儀みたいになり……(笑)
あれすごかったな……(笑)
その人の縁を大事にする姿勢は、見習いたいなと思っています。
お供えとか香典とか自宅まで色んな人がきました。
葬儀の時の食事とか、49日の食事とか、本人が生前よく利用していた場所でそれぞれしたのですが、女将さんから挨拶されたり、長い立派な手紙をもらったり。
満中陰志の時に利用したギフトショップも本人がよく利用していた場所で、とても丁寧に対応していただいたり。
どこに行ってもいなくなった家族とその場所の交流の形跡があって、「私自身が思ってたよりとんでもない人だったんだな」ってのも、思い知らされました。
そして、人の縁を大切にすることの重要さも改めて教わることになりました。
本当に自分のことのように悲しんでくれたり、悔やんでくれたり、励ましてくれたり……と色んな方にしていただけたのが、とても心に沁みました。
支えになりました。
私達家族は孤立していないんだなと思えました。
本当にありがたかったです。
だから、私もこれからさらに人の縁を大事に生きたい。同じぐらい返したい、みんなに。
こうやって支えて人って生きていくんだなあ。
後悔のない交流を過ごしていこう。
言葉はちゃんと伝えなきゃ、ですね。
(このタイミングでSnow Manのベストフレンドが流れ出し、身に沁みすぎているオタク)
破天荒でバカみたいな実行力を持ついなくなった家族のことを考えていて思ったのですが、私の反射的な行動も、ある種のバカみたいな実行力があるのかもしれません。
血を引いている……。
今回、仕事に就くことが出来たことによって、自覚したのですが、「夢を叶える」という感覚があるようでないのかも。
日々を過ごしていて、「やりたいことを見つける」は毎日のように山ほど生まれますが、自分の夢ってあまり考えられていない。(みんなそうかもしれない)
12月に書いた記事で「誰かを救える何かを書きたい」みたいな漠然とした人生の目標はあります。(人によればこれが夢ですよね)
でもこれはあくまで目標で、私の中では夢じゃないんですよね。人生のクリアしたい目標。
で、今回働くことになったところは「物心ついた時から働きたいと思っていた場所」という認識だけだったのですが、今日ふと「あれ?これって夢じゃない?その夢叶えてるんじゃない?」と時差になって気づきました。
気づくに至ったのは、祝ってくれた友達や家族たちに「夢叶ったね!」と何度も言われたからです。
鈍すぎないか?
どう考えても「夢」という認識ができてないからこそ、気づいてなかったといえる。
で、また考えたんです。
「え? つまり今私は夢を叶えられたってこと?」と。
…………確かにこれは夢を叶えたことになる。
知らず知らずのうちに叶えることが出来たと……。
そんなことある? 鈍すぎるでしょ。
驚きました。なんでこんな鈍いのかと。
で、またもや考えました。
なぜ鈍いのか。
「私、やりたいこと出来たらやるしか頭にないんだ」
そう。
やりたいことあったらやるしか選択肢がないんですよ。
ほぼ無意識にこれを思っている。(後からあれもそうじゃない?これもそうじゃない?と今になって気づいている)
夢を叶えたい→そのために努力する、の思考がもしかしたら希薄なのかもしれません。
あれやりたいな→やるか(やっていることがめちゃくちゃ増えていく)が常。
現実的にやれそうなことは全部やる。出来なければもういいか、で選別もしてる。
叶えられるか、叶えられないか、とか考えてない。やるかやらないかしかない。
努力を努力と思ってないのかもしれない。
やりたいことのための道のりは考えて行動もするけど、それを努力と思ってない。
だから毎日忙しいのかもしれないし、夢という自覚があまりないのかもしれない。
そして、時たま、バカみたいな実行力が発動するのかもしれない。
血を感じる(笑)。
ていうか、努力を努力と思わないって強みじゃないですか?とも思い。
え?
もしかして自分ってやっぱある種バカなのかな?
どう思う?
といなくなった家族の遺影に話しかけたくなりました。