【朗読雑記】竹久夢二『クリスマスの贈物』「クリスマス前にちょっと子どもに読み聞かせとこうかしら……」
竹久夢二さんの『クリスマスの贈物』を読み上げました。
竹久夢二さんの『クリスマスの贈物』
『クリスマスの贈物』は竹久夢二さんのショートショートストーリー。
ほぼ会話文だけで構成されたお話で、読んでいて特に面白いわけでもなければ、”物語”としての面白さがあるわけでもない――のだけれども、なんというか……
笑えるけど可哀そう?
可哀そうだけど笑える?
まぁ余興、「クリスマス前にちょっと子どもに読み聞かせておこうかしらん……」というようなお話。
実のとこ、この点ではかなり役に立つお話かもしれない(w)し、興味を持つ親御さんがいてもおかしくない。
いずれにせよ、”何気に笑える”お話ではある。
note的雑記、エッセイモード
ここからはちょっとエッセイモード。
雑感雑記①:著作権切れ作品のレビューには気分が沈む
それにしても、このほとんど会話だけのお話は実際のところどうなのだろう。
私は竹久夢二の愛読者ではなく、それゆえに余計、他の人の意見が知りたくなった。
この作品のタイトルや作者名を知らずして文章だけを読み「竹久夢二っぽい」と思う人はいるのだろうか――と。
そうして有名なレビューサイトをいくつか覗いてみたのだが、その結果「またか!」と思うこととなってしまった。
近年の「著作権切れ作品」にはこの手のレビューが多すぎる――とはつまり、まるっきりの定型文、「感想は人それぞれ」という当たり前の原則のもとならば、どんな本のレビューとしても掲載できる内容のオンパレードだ。
時には、感想にも何もなっていないものさえある。
これにはおそらく作品本文が公開されていることとAIが関係していると思われるが、そもそもこれをレビューサイトにわざわざ書き込む意義はなんだろう?
「参考にならない」どころか明らかに「障害」「弊害」となってしまうのに――。
何か書けば自分の点があがる――それが理由か、と考える。
そして、自分の点数をあげるためだけに”それそのものの存在価値”を下げる行為を平気でするのか、とうんざりしてしまう。
その”誠意のなさ”を≪思う≫だけでひどい気分だ。
……いや違う、そこに”誠意のなさ”が文字となって≪目に見えている≫のだからなお始末が悪い。
本当に、嫌な気分だ……。
雑感雑記②:鼻声朗読、風邪など流行っているらしい……
ところでこの朗読、ちょっと鼻声になってしまった。
急激に気温が下がり体調を崩してしまった時に読んだせいかもしれない。
その体調不良とは関係なく、先日病院に行った――。
私は甲状腺機能低下症なので定期的に病院に行く必要があるためなのだが、行ってびっくり――なんと、本当に混み混みだった……。
いつもの3倍以上の待ち時間となったうえ、待っている間も咳の音に絶え間がない。
診察時に、風邪がはやっているのかと先生に聞くと、風邪もインフルエンザもコロナも流行っているとのご返答だった。
たしかに、待合室の状況がそれを証拠立てている……。
そういえば最近は――マスクはまだしも――お店などの入り口で手を消毒している人の姿を見かけることが少なくなった。
この消毒システムは、いわばコロナの恩恵(?)、有難き置き土産ともいえるものなのだから、ぜひとも活用してはいかがかと思うのだが。
風邪もインフルも、かかればつらいものである……。
・・・・・・・と、全体的に、クリスマス前にブルーな内容となってしまった。
せめて風邪などもらわぬように、今一度、感染対策感染対策・・・・・・・も悪くない。
風邪もインフルも、かかればつらいものである……(再)。
おしまい
青空文庫 【作品情報】
青空文庫「図書カード:No.46421」の作品です。
URL:https://www.aozora.gr.jp/cards/000212/card46421.html
作品名:クリスマスの贈物 (クリスマスのおくりもの)
著者名:竹久 夢二
底本:童話集 春
出版社:小学館文庫、小学館
初版発行日:2004(平成16)年8月1日
入力使用版:2004(平成16)年8月1日初版第1刷
校正使用版:2004(平成16)年8月1日初版第1刷
底本の親本:童話 春
出版社:研究社
初版発行日:1926(大正15)年12月
入力者名:noir
校正者名:noriko saito
TEXTファイル作成日:2006-07-02(修正日:同日)
XHTMLファイル作成日:2006-07-02(修正日:同日)
青空文庫ボランティアのみなさんに感謝感謝です。