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「魔法」と呼ばれるテクニックなんてない

どんな勉強してきましたか?
どんなセミナー受講しましたか?
とよく聞かれるので。

セミナーを受講しまくって様々なことを学んだ今、何を思うのか。

結論から言うと、「基礎」「本質」がめちゃくちゃ大切です。
結局はそこかよ!
と思われるかもしれませんが、やっぱりそこなんです。
そこに戻ってきます 笑

ということで、本題に入ると…
本当に様々なジャンルのセミナーに参加しました。

IDストレッチ、ID触診
あしべん
AKA
PNF
形態構築アプローチ
呼吸リハ
IRA
体軸
JARTA
TMD系
入谷式足底板
リアライン
カイロプラクティック
ロルフィング
筋膜系
Painリハ
MSI
理学療法系(スポーツリハ、肩、肘、手首、体幹、股関節、膝関節、足関節)
東洋医学系
スポーツ栄養
メンタルトレーニング など

たぶんですがまだあると思います。
とりあえず思いつく限りではこれくらい。

良いと思ったものや聞いたセミナーには片っ端から参加しました。
とりあえず批判とかは無視しして、自分で受講して良いと思ったら継続して受講し、自分には合ってないなと思ったものは受講しない。
という判断の方法で継続するかを決めていました。

良いと思ったものやこれはあの患者さんに効果がありそうやなと思ったものに関しては、臨床で使ってということを繰り返していました。
特に手技系を多く受講していたなと思います。

本当にどうやったら良くなるんやろ?
早く良くなってほしい、良くしたい。

という気持ちで知識よりも即効性のある手技を求めていたと思います。


クリニックでもそうですが、スポーツ現場では特に重要になると考えていたからです。
なんかテクニックを使うと「魔法」を使ってるみたいで格好良いと思ってましたし、使って良くしている方をみると凄いなめっちゃ勉強してるなと思っていました。

でもそれは違うかなと今は思っています。

ないよりはあったほうが良いかもしれない。
引き出しの一つとして持っておくぐらい。

「魔法」なんて存在しない
もしあるとするなら、それは「魔法」ではなく「マジック」だと思います。

「魔法」はタネも仕掛けもないですが、「マジック」はタネも仕掛けもあります。
ということは、マジックには基礎や理論があるということです。
「魔法」のようにみえているものも、しっかりと基本と理論が知識としてあれば「魔法」ではなくなるということです。

実際に今も使っているものもありますが、今はかなりシンプルになっていて、よほど特殊な状況ではない限りテクニックを使うことはなくなりました。

今は一般的によくあるストレッチをしたり筋トレをしたりと、全然映えない地味なトレーニングで身体が変化するということを実践しています。

不必要なものを極限まで削っていったら、結局はシンプルな考えになりシンプルなコンディショニングになったという感じです。


テクニック系のセミナーを受講するなとは言いません。
自分の武器は多いほうが断然有利です。
もっというと武器がないと良くなるはずだった方が良くならない可能性もあります。

でもその武器を使いこなすためには基礎体力がめちゃくちゃ必要です。
基礎体力が高い人はやはり武器を使うとその効果は倍増します。

その基礎体力の部分が、「基礎」の知識です。
よくいう、「解剖学」「運動学」「生理学」の部分です。

ここを疎かにしている方は成長しません。
もちろん知識だけではダメな部分は多いです。
どちらかというと理学療法士などは「職人」よりなので。
職人の技術レベルも向上しなければダメです。

ただ職人の方々は知識も豊富です。
ただただ技術だけが高い人に僕は会ったことがないです。
技術が高い方は知識も併せて持っています。


ただ闇雲に基礎を勉強しても全然身になりません。
じゃあどうするか?

困っている方のことをしっかり調べることです。
なんでここ痛いんやろ?
となれば、解剖学を開いてそこにどんな組織があるかを調べます。
そこが痛くなる疾患がないか調べます。
痛みにはどういう種類があるか調べます。
痛みの発生機序を調べます。

という感じで、「解剖学」「運動学」「生理学」を駆使して解決しようとします。
このような感じで基礎の部分を繰り返すことで知識として蓄えられます。

これが本当に大切です。
先輩や上司に相談して解決することもめちゃくちゃ大切ですが、自分で基礎の部分を見返すというのはもっと大切です。

これが身体に関わる仕事をするものとしての「本質」だと思います。


偉そうなことを書きましたが、まだまだ僕も全然ダメです。
ですので戒めの意味でこのnoteを書いてみました。

最後までお読みいただきありがとうございました!


p.s
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