○○トレーニングを受けたいのか、○○のトレーニングを受けたいのか
○○トレーニングをやってみたい!!
これは本当によく聞く話です。
体幹トレーニングや加圧トレーニング、ビリーズブートキャンプ、サーキットトレーニングとか。
今はピラティスやヨガとかが多いかもしれません。
もちろんトレーニングだけの話ではありません。
身体のケアにしてもそうです。
筋膜リリース、マッサージ、鍼灸、カイロプラクティック、物理療法機器など
全てが人ではなく物や手技、方法がメインになっています。
もちろんそれはそれで大切です。
効果の高いものやリスクが低いものを選ぶのが人間です。
でも○○さんのトレーニングやケアを受けたい!!
これはなかなか少なくなるのではないのかな…
でもそれで本当に良いのか?と思ってしまいます。
このような仕事をしているうえで、やはり「人」にもっとフォーカスしてもいいのでは?
「人」にフォーカスした方がいいんじゃないか?と。
「人」がフォーカスされる顕著な場面は、料理、医師、建築などが一般的かもしれません。
あの料理人が作っている料理が食べたい。
あの医師が診察、手術してくれるから行きたい。
あの建築家さんが建てた建物だから見に行きたい、実際に建てて欲しい。
セラピストやトレーナーもこのようになっていくべき。
こうあるべきだと思います。
まだまだ方法にフォーカスされがちで…
もちろんプロやこだわりの強い方はそうしている方も多いです。
また物理的に無理な場合もあるので、それは仕方ないかなと思います。
どうしても「人」は、生死に関わる場合、高額なものになる場合は顕著に「人」に頼るようになります。
これは仕方ないですよね。
自分のリスクをいかに減らすか。
リスクを減らすためには、方法ではなく「人」を選ぶのが一番です。
もちろんいろいろな方々が選んでいるから自分に合うかは別の話です。
これに関しては以前のnoteを。
例えば、同じ手技や方法を使うトレーニングやケアでもセラピストやトレーナーによって全然別物になります。
それは当たり前で。
方法論が同じでも、その人の考え方までを同じにすることはできないからです。
もちろんそれまでのその人が育ってきた環境や経験してきたものも違います。
または経歴やその方法をどれだけ使ってきたか。
創始者なのか、弟子なのか。
伝える側なのか、受講して間もない立場なのか。
勉強してきて間もない立場であれば効果は低い可能性があります。
長年やってきている立場であれば効果は高い可能性があります。
これがよく言う「経験の差」です。
ただ可能性なだけで一概にそうとは言い切れません。
「経験を凌駕するほどの技術」
を持っている場合もあるからです。
これはよく言う「若いのに凄い」です。
そもそもこの「若いのに…」という言葉、僕は好きではないんですが。
この話になるとまた長くなるので簡単に言うと、
経験値が多いやつが凄いみたいな流れになってるのが嫌なので。
様々な経験を積んできても全然できない人はできません。
経験が少なくてもできる人できます。
話が逸れてしまいましたが…
海外から入ってきたものや流行のトレーニング、ケアなどばかりに走ってしまい結局良くならない。
それは方法にばかり目がいってしまっているから起こる問題です。
方法にではなく、提供している「人」にもっともっと目を向けてもらえれば、同じことをしても全く違った結果になると思います。
ですので、選ぶ側の皆さんは方法もかもしれませんが、「人」をもっと選ぶようにしてもらえればと思います。
どんな人が、
どんな思いを持って、
どんな気持ちで、
どんな考え方で、
セラピストやトレーナー側には、
○○トレーニングを受けたい!!
ではなく、○○さんだからこそトレーニングとケアを受けたい。
○○さんがやってるから…
と言ってもらえるようにならないと、セラピストやトレーナーの先はないとふと思ったので、思いのまま書いてみました。
まだまだ未熟な自分への戒めとプレッシャーをかけるために。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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