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実るほど頭を垂れる稲穂かな

僕の座右の銘

意味としては

稲の穂は実が入ると重くなって垂れ下がってくる。学問や徳行が深まるにつれ、その人柄や行為がかえって謙虚になることのたとえ
故事・俗信 ことわざ大辞典(小学館)

以前のnoteでも記載しましたが、最初に就職した職場で教わった言葉です。

僕が出会った超一流と呼ばれる方は本当にこういう方々ばかりです。

なので僕の個人的な指標はこの座右の銘に当てはまるか当てはまらないかです。
過去にどんな凄いことをしていても、記録や結果を残している人であっても、ここに該当しない方は僕の中では超一流ではないです。

どうしても自分が結果を出したりすると世間や周りから称賛されるので、自惚れてしまうことがあります。
特に若い頃はもてはやされて自惚れることが多くなりがち。
周囲への気配りや心配りができなくなってしまい、少し高圧的な態度をとってしまうこともあると思います。

実際に僕もそんな時期はありました。
理学療法士になって、3年目になると後輩もできて少し指導する立場になります。また仕事もある程度はスムーズに進むようになり患者さんのリハビリも思うように進むということが出てきます。

しかも病院ではなぜか先生と呼ばれるので勘違いしてきます…笑
もうドツボにハマっていく感じですよね。

調子に乗ってくる時期は3年、5年といった奇数になぜか多いような…
でも実際は全然できてなくて、できていない部分にマスクをかけているだけ。
できている部分を誇張して威張っているだけなんですね。

僕らの世界でもそうですが、サポートしているアスリートやサポートしていなくても少し関わりのあるアスリートを側から見ていても感じることはたくさんあります。

自分に得のある人に対してはちゃんとしている。でも裏方さんやスタッフさんに対して横柄な態度を取ったりする。

もてはやされると良いことを言う人にばかりついていって、説教ではないですが指導してくれたりする方を煙たがるようになってる感じは本当にあります。
これは話をしていればよく分かります。

この時はなかなか周りから言われても聞く耳を持たない状態なので、正直改善していくのは難しいのかなと思ったりします。

全然良くならなくなってきた
良くならない人が多くなってきた
成績が下がってきた
成績が下がるとチヤホヤしてた人が消えていった など

目に見えて何かアクションが起きてきた頃にようやく気づくことができるのかなと思います。

僕も意識していないとドツボにハマってしまうので、常日頃から意識していますが…
やはりこういう時に気付かせてくれるのはどんな時でも近くにいてくれる人や担当している患者さんやお客さん、アスリートです。

痛いところをチクチクつかれますが、自分のためであり担当している患者さんやお客さん、アスリートのためになります。

特に年齢を重ねて経験を増してくると言われることがかなり減ってきます。
ましてや役職に就いたり、有名アスリートを担当しているとかなると本当に言われなくなります。

そうなると自分で自分を戒めるしか方法がないので、徹底的に自分を見つめ直す作業を繰り返すしかありません。

僕も経験年数だけが増えてきて、独立をして一人職場になったので誰からもなにも言われなくなってしまいました。

人間生きていて自分一人の力でどうにかするなんてことはないです。
確実に何人も関わっていて、最終的に判断したりプレイしたりするのが自分なだけであって。

結果を出すのが自分であっても、過程では本当に色々な方の力を借りて成り立っていることを忘れないように。

今まで以上にこの言葉を噛み締めて日々活動していくことを自分自身に言い聞かせています。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」

最後までお読みいただきありがとうございました!

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