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BOUNCE UPを終えて

こんにちは、BOUNCE UPのもう1人のオーガナイザーobonです。
先日はBOUNCE UP x POOL #バンサプール で遊んでくれてありがとうございました!

BOUNCE UPとしては20回目6周年のアニバーサリーにて、ご存知の通り最終回を迎えました。最終回であること、また、それを事前に出演者にも打ち出さなかった理由についてはhasさんがもう書いてくれているので、僕の方ではちょっと違うお話をしようと思います。

昔話

もともと予定していたイベントが無しになったので何かやってほしい。
恵比寿Baticaの当時の店長ドリーさんそう言われて1週間後に始まったのがBOUNCE UPでした。(と聞いてます)
とにかく開催まで時間がなかったので初回のフライヤーだけがハスさんの手作りです。そして何でかは覚えてないけど、僕が唯一行ってない回です。これが大成功だったことが今後6年続く物語の始まりとなります。

2回目の秋葉原mogra回、その翌年はハスさんが日本に不在で僕がオーガナイズした期などありますが、ネットや東京を主軸としたダンスミュージックシーンの流れをその都度汲みつつコンセプトを微調整しながらやってきた感じです。1つ1つに出来事や思い出があって個別に書き出すと永遠に終わらないのでそれは会った時にでも聞いてください。

hasさんと僕の関係は不思議なもんで、hasさんが表なら僕が裏、そんなイメージを僕は持ってました。というか僕はフィクサーでありたい願望があるので影でなんかやってる感じが好きというのがあります。そんなわけで、あまり表に出すぎない様にしていた部分や、出演してくれるアーティストとも仲良くなり過ぎないよう距離をとっていたりもしていました。
まあ一緒に飲んだり、僕もDJだったりはするんですけどね。

BOUNCE UPを終える理由

これについては僕とhasさんとの視点によって少し違うだろうなと感じるので僕の視点で書いてみます。僕にとってBOUNCE UPを終える理由はこの2つだと思っています。

①新進気鋭アーティストの受け皿・飛躍の場としての役割を終えたこと
②hasというアーティストがBOUNCE UPという器に収まらなくなったこと

①は結構わかりやすくて、僕ら周りのアーティストがまあなんとか食えるようになってきたんですね。加えてシーンが少し一段落したことも。引き続き新しいムーブメントの兆しは観測していますが、それは渦中にいる若者たちが作っていくことが正義だしDopeだし、litだし、illだろうと思っています。
ヒップホップ周りも面白いし、パーティーとしてStatementを出すCYKとかかっこいいよね。

②これはhasさん本人も書いてますが、僕にとっては予想外のスケベDJという概念をまとい、ひとつ壁を越えたこと。それによって見える世界が広がり、やりたいことのレベルが上がると、BOUNCE UPが足を引っ張るようになってしまったようです。これ以上hasさんの飛躍を邪魔するわけにはいかない!という思いでBOUNCE UPを終わりにする判断をしました。
みんなの居場所としてのBOUNCE UPを続けたい気持ちは本当に本当にあるんですがそういう事です。気になるパーティには行っておきましょう。

最後に

6年続いたBOUNCE UPが
新しい音楽との出会いの場となり
アーティストの飛躍の一助となり
何かを繋ぐ場となり
誰かの居場所となり
誰かの夜を作り
誰かの救いになっていれば幸いです。

遊びに来てくれた皆様、出演してくれたアーティスト、関係者の皆様本当に本当にありがとうございました!
とは言っても人生はこれからも続くし、東京は毎週末パーティはやってるし、僕もhasさんも変わらず現場にいることでしょうから、これからもよろしく。仲良くしてくださいね!

本当に最後に。
BOUNCE UPが楽しかったので自分もパーティ始めました!という若者に、
いつか会える日が来ることを期待して。

2019/07/10  Daichi Shinohara

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