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宇和島のSTU48兵頭葵さん縁の地を歩こう第21回「番外編 道後温泉別館 飛鳥乃湯温泉」編

「スパイダーマン・ノー・ウェイ・ホーム」のポスター

 昨日から(2022年1月7日から)スパイダーマンの新作映画が公開されるということで、宇和島市から往復約7000円ほどかけて松山市の映画館まで電車で行きましてね。
 「スパイダーマン・ノー・ウェイ・ホーム」と「マトリクス レザレクションズ」を観て、映画館であるサンシャイン衣山を出るとすっかり夜の帳が降りていました。
 映画館自体はスクリーン数も少ないし、IMAXも小さいし、コンセのレジがまさかの3つしかなかったり、チケットがいまだに有人カウンターだったりと文句を書き始めるとキリが無いんですが、それでも映画が観られるのがありがたい!

サンシャイン衣山。文句ばっかりでごめんなさい。でも、ありがたいです。

 さて、映画を観終わった後、さあ、宇和島市に帰るかと思ったんですが、ふと思い出したんですよ。
 そういえば、兵頭葵さんって、「タウン情報まつやま」の公式アンバサダーに選ばれてたなと。

 ううむ、これから読む雑誌が増えそうですね。
 そして、松山に関するツイートを発見しました。
 

 ううむ、調べてみると、「道後温泉別館 飛鳥乃湯」というところなんですね。マップアプリで調べると徒歩48分ぐらい。
 映画を観てそのまま帰るというのも良いんですが、高い交通費の元を取りたい!という謎の貧乏根性も働き始めて僕は決めました。
 よし、歩いてみよう!
 で、歩き始めたんですが、周りは車がバンバン走りまくっていて、近くにマンションやコンビニがあるぐらいで、いつものように果てしなく続く坂!とか、この世の終わりのように10分ぐらい進んでも人がいない町!とかは出なくて、良くも悪くも都会感がありました。何も起こりません。ひたすら車の列の横を歩いていきます。闇の中に車のライトの光やお店の看板が賑やかでしたね。
 途中で護国神社もありましたよ。

護国神社。デカい!

 遠くにはライトアップされた松山城も見えました。ううむ、カッコいい!

松山城

 で、40ほど歩く頃、急に和風の巨大施設が登場。

クリアー素材が素敵な看板

 早速、行ってみると、急に色の情報が増えます。

色鮮やかな地面と植物たち

 蜷川実花プロデュースなんですね。
 48ファンには、「ヘビーローテーション」のMVが有名ですが、僕は同監督の「君はメロディー」の世界を思い浮かべました。


廊下もミステリアスで素敵。

 ちなみに、奥に行くと小さな川があり、こちらにも温泉が!

小さな橋もあります


♪写真には写らない(湯気の)美しさがあるから

 さて、じゃあ、せっかく温泉に来たから入っていこうかと思ったんですが、ここで自分の身体に起こっている問題を思い出すことになります。
 それはですね。
 昨年の年末に右足の親指をぶつけて、爪の半分ぐらいがはがれましてね。
 あまりにもの痛みに泣きそうだったんですが、「いや、落ち着け。これをなんとかポジティブに捉えろ。そうだ、確か僕のSKE48の推しメンである五十嵐早香さんも幼少時に爪がはがれた経験があると聞くぞ。この体験が何か後々に役に立つはず!」と言い聞かせたものです。

 爪がはがれたことがある職場の方たちから話を聞くと(何故か男性女性ともにサッカー経験者が多い)、絆創膏などで普段は固定、こまめに消毒、お風呂に入る時はばい菌などが入らないように足をあげておくべし、というありがたいアドバイスをいただいておりましてね。
 お風呂に入る時は、右足を湯船につかぬようにしていたわけです。
 もし、道後温泉に入ることになった場合、僕は右足を上げた状態で湯舟に浸かるわけです。
 他のお客さんが観た時に、どう思うでしょう。
「いやあ、やっぱり道後温泉は最高だねえ、なあ、はっつあん。ん?ありゃなんだい?なんであのお兄さんは右足だけ湯舟から出して温泉につかってんだい?ひょっとして、あいつシンクロ経験者じゃないのかい?ウォーターボーイズなんじゃないのかい?」
「いやいや、ご隠居。ありゃあ、『犬神家の一族』で有名なシーンを目指しているところですぜ」
 みたいな会話が温泉で繰り広げられ、芥川龍之介の「戯作三昧」の滝沢馬琴みたいにいやあな気分で温泉を出ていく、ということになるかも知れません!こーれは危ない!
 ということで、今回は入浴は見送ることにしました。
 爪が治ったらじっくり入りたいです。
 仕方がないので、温泉の外観も見て行きましょう。
 

遠くから見ても趣きのある温泉ですね。
提灯も固定概念に縛られない柄

 しばらく、ベンチに座って温泉の様子を堪能した後、松山駅まで歩きます。
 松山駅は、今こんな感じなんですね。
 アンパンマンが素敵。

何故か、バイキンマンではなくドキンちゃん。何があった!!

 電車に揺られて帰ると、宇和島駅のあたりもイルミネーションが。
 正直、「はあ、これからまた退屈な田舎生活に戻るのかあ」とげんなりしていたんですが、この灯りの「おかえり」感が良くって、思わず誰も居ない町で「ただいま」と呟いてしまいましたよ。

駅前の道もイルミネーション

 なんていうんでしょう。松山市と比べて、圧倒的に宇和島市の夜は静かでしてね。商店街もこんな感じですよ。

商店街。手ぶれで申し訳ない。
駅前の風景。
海の水が干上がった川も

 静かな町をとぼとぼ歩きながら考えました。
 今回、松山駅から映画館に行くまでに、ちょっと松山市駅やお城の近くも歩いてみたんですが、僕が感じたのは歴史の引き受け方が凄く上手いな、という点です。
 たとえば、正岡子規に関する柿の木一つとっても、ちゃんと保護しつつベンチや石碑も置き、更には柿に関連した俳句を3句ほど抜粋しています。俳句と柿の木を見比べながら、「ううむ、ひょっとするとこの句のルーツはこの木かも」と思わせられます。街の中にちゃんと歴史を残すデザインが素敵だと思いました。
 宇和島市は、今、「モノ」や「場所」に関しては宣伝をするノウハウもあるし、魅力も分かっていると思うんですが、「人」に関してはまだまだのびしろがあるのではないか、とも思っています。
 歴史上の偉人もそうですが、今、宇和島市から出て活躍している「人」たちも上手く盛り上げてくれたら嬉しいな、と思いつつ、この記事を終えたいと思います。
 
 それにしても甲斐心愛ちゃんって可愛いよね。

 慶応義塾大学商学部受かってほしいよね。
 はあ、心愛ちゃんが大学受験かぁ。
 もし、落ちそうになったら、「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」みたいに直接、副学長のところに交渉に行くしかないですね!大いなる責任が伴う!!
 いや、待て、待て待て。
 もし、甲斐心愛ちゃん大好きな気持ちが暴走して、副学長の車を追跡して行ったらどうなる!多分、こうなるぞ!!

 ふう、危ないところだったぜ。
 やっぱり行き過ぎた応援は危険!
 
 というわけで、たまには宇和島市を飛び出して松山に行ってみましたが、これから「タウン情報まつやま」関連で松山の投稿が増えてくるのかな、と思いつつ、この記事を今度こそ終えます。

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栄、覚えていてくれ
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