兵頭葵さん縁の地を歩こう その25「九島 夕暮れ」編
この町にアイドルファンが密かに暮らしていることは、あまり知られていない。これは、そんな町で出会った若者たち(今年、39歳)の奇跡の物語である。
※元ネタが分からない人は、円谷公式動画を見よう!
突然ですが、クラウドファンディングで雑誌を作りましてね。
今、僕が考えられるベストの企画、最強の布陣で挑んだんですが、最後の最後でレイアウトを失敗するという、僕のミスで雑誌の創刊準備号は完成しました。
そこから、クラウドファンディングに参加した方の中でも、やはり納得がいかない方からもの声も届きますし( 出資していただいているので、失望させたのは、大変申し訳ないと思っております。でも、そういう方はアドバイスや次のサポート提案が凄い!)、別にクラウドファンディングには参加してないけど、僕が失敗するといいなあ、と願ってた人たちの願いを間接的に叶えてしまったことから、ここ数日、かなり体調が悪くなっていましたし(帯状疱疹とケロイドのコンボが来るとは)、人間と喋りたくもないという心境でした。いや、もう文章とかも書きたくないし、雑誌とか二度と作りたくないと思っていました。
この辺りの心境とこれからについては、明日アップ予定の「真っ逆さまにひっくり返って転げ落ちたって、逆転の幕が開いていく」を読んでいただけたら、嬉しいです( 特にクラウドファンディングに参加してくださった葵ストの方や次回、参加しようかなと思っている方も )。
つまり、落ち込んでいたわけです。
それでも日々は続いていきます。
職場に行くと、体調を崩して休んでいた僕に同じ職場の方に声をかけていただきました。
ただ、人によっては事情を知っていて、「人生はそんなに甘くないんですよ」という方もいました。
「僕、甘党じゃないから、丁度良いですね」と強がるのが精いっぱいですが、内心は悔しくて悔しくて、トイレでうずくまっていました。
さて、僕が雑誌作りに苦しんでいる8月の間に、兵頭さんのSNSでは宇和島に関する情報が踊っていました。
ううむ、早めに取材に行かなくてはと思いつつ、コロナに感染したり、クラウドファンディングのリターンを制作したりと、なかなか手が離せない日々でした。
そして、9月の週末、やっと手が空いたので(まだ国会図書館とかに送る作業とか第2版の制作が残っていますが)、まずは、兵頭さんがSNSにアップしていた九島に向かうことにしました。
仕事が終わるのが17時15分、この日の日没が18時36分だったので、のんびり自転車でいけば、綺麗な夕日の写真が撮れるかも、と期待していました。
しかし、今、西日本に近づいている台風のせいで、空は重い雲に覆われています。微かに太陽の光が見える程度。
なんなら、夕方から雨が降る可能性もあるそうで、急いで、自転車を走らせました。
まずは、宇和島の町と九島を繋ぐ九島大橋。
ここを走って九島に渡りますが、夕方ということもあってか、車はほとんど通っていませんでした。
ちなみに、兵頭さんが写真を撮ったのは、もう少し橋から離れた辺りですね。
ちなみに、ライトアップは8月31日まででした。
ううむ、もう少し早く来ていれば!
橋を渡って九島の港の辺りに降りて行きます。
いつもお昼ごろに行くので、船は港から出ていますが、僕が九島に到着した頃にはもう港に船が帰ってきていて、漁師のおじいさんや、養殖のおばあちゃんたちが港に座って海を見ながら語らいをしています。
ううむ、港町だからこその素敵な夕暮れですね。
さて、徐々に道の幅が狭くなり、車が通るには大変そうな道が出てきます。
やがてガードレールもなくなった頃、向日葵の花が。
多分、この辺りで兵頭葵さんはTwitterの写真を撮ったんじゃないでしょうか?
ちなみに、某弱小ブロガーもこんな感じのツイートをしています。
さて、さらに進んでいくと、特徴的な島が海の向こうに見えてきます。
右手側に鳥居がある島があるのが分かるでしょうか?
ただ、兵頭葵さんのツイートを見てみると、ちょっと行き過ぎたことに気付き、戻ります。
兵頭さんが九島に行った日は完璧に晴れの日のようですね。綺麗なオレンジ。こちらは、こんな感じの空でした。
ううむ、台風が近づいている時に来るべきじゃなかった!
でも、どうしてももやもやした気持ちをリセットしたかったんですよう!
そして、そこで海を見ながら薄暗くなるまで考えました。
詳しくは明日アップするnoteにアップしますが、今回、失望させてしまった方々が、また信頼を取り戻すのは難しいかも知れない。それでも、作ったんなら最後まで責任を持って面倒みるのが、素人でも編集長の仕事だと考えました。
なんで、こうも上手く行かないんだろう、と思います。
でも、僕のプロジェクトに期待してくれた人たちがいる限りは進むしかありません。
ふと、兵頭葵さんのある文章を思い出しました。
それはこれです。
とくに「毎回シングル」のところからのとこは、心にズシンとくるものがあって、悔しくて辛くても諦めない彼女の姿勢は、本当に胸を打たれます。
頑張り続けるしかない。
上手くいかなくて諦めるんじゃなく、やり続ける。
悔しくても、すぐに認められなくても、応援してくれる人は必ずいる。
九島の海を見ながら、創刊号のある企画を実行するための筋道を思いつき、早速、企画書を作り始めました。
過去の兵頭葵さんの記事については、こちら!