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あなたの最高の仮面ライダーヒロインは誰だ!?

 本日、発売の「週刊プレイボーイ」は、「仮面ライダーヒロイン大集結」特集ということで、電子書籍で素早くゲットしましたよ。

 まさか、「仮面ライダーゼロワン」の腹筋崩壊太郎のグラビアまであるとは…。っていうか、彼はヒロインなのか?あんなに熱そうなシャワーを浴びて大丈夫なのか?とか、色々と考えさせられるグラビアでしたよ。

 で、話を戻すと、平成ライダーから令和ライダーのヒロインの方々のグラビアが出ているので、せっかくなので、仮面ライダーの歴代女性キャラを映画「JOKER」のアーサー並みに、「こいつ、どこまでが大丈夫か?」と見ているこっちが不安になってくる語り口で書いていきたいと思います。

 まず、ぶっちぎりの1位は、「仮面ライダー響鬼」の秋山奈々さん(現在、秋山依里さん)演じる「天美あきら」です!
 当時、大学生だった僕は、生まれて初めてやったアルバイトでのお金と時間を交換することのモヤモヤ、男子校で3年間過ごしたせいで初めてできた彼女との話題の無さ(『響鬼』の影響でやたらメールの文面に『鍛える』を使い始めて、更に関係は混迷を極めていきます)、そして、これからの未来へのぼんやりとした不安。そのあたりが全て、日曜日の「仮面ライダー響鬼」の前期に浄化されていってたんですね。
 明日夢くんに感情移入して泣きそうになったり、ヒビキさんみたいなことを偉そうにバイトの後輩に言ったりと、影響されまくっていたんですね。
 その中で、八之巻「叫ぶ風」でのあきらの「鍛えてないあなたがいる場所じゃないんです」という明日夢くんとの距離が、「♪あきらと少年仲直り」を得て、ちょっとずつ心を同い年の明日夢やもっちーに心を開いていく過程が凄くよくてですね。メインストーリーとは別の見所として楽しんでいました。特に二十七の巻「伝える絆」での明日夢くんの襟を引っ張るところとかは、初期とは違う信頼関係があるからできることではないか、と思っています。後期からは、イブキさんとの師弟関係がクローズアップされて、自分の決断をするところは、「あっ、そっちの道を選ぶんだ」という驚きが強くて、自分がこれまで努力してきたものを手放す、その勇気に気づくまで少し時間がかかりました。

 で、その後も歌手活動をしていたのは、知っていたんですが、なんと、今は2児の母親になっていたんですね。そして、「響鬼」当時15歳だったとは!
 今回の「週刊プレイボーイ」のインタビューで「3次元のツンデレ」という単語が胸に刺さりましてね。ああ、自分が何故、あきらに惹かれていたのかが、何十年かかけて言語化された喜び!
 そういうことだったっかあ!
 当時、僕が読んでいた漫画は王道『週刊少年ジャンプ』がメインで「ツンデレ」に関する免疫がなかったんでよね。なので、ガツンと来たわけですね。その後、漫画とかで「ツンデレ」のキャラが出る度に、なんか物足りないなあ、と思っていたのは、この体験からかも知れません。 

 現在、クラウドファウンディングで写真集なども作られていたみたいで、ちくしょう…。気が付いていれば、支援したかった…。

 さて、第2位は「仮面ライダー555」の芳賀優里亜さん演じる園田真理です!
 あきらと髪型が似ている!
 じゃなくてですね、彼女が夢に向かって進む姿が主人公の巧に影響を与えて行くのが素晴らしい。「おい、知ってるか?夢を持つとな、時々すっごい切なくなるが、時々すっごい熱くなる、らしいぜ。俺には夢がない。でもな、誰かの夢を守ることができることはできる」という名言も彼女の存在があってこそですよね。
 「555」はサントラに入っていない、良い音楽が多いんですが、第20話の「美しき刺客」での料理をするシーンの音楽。そして、お互いの好きな人と言い寄って来る男(実はどちらも海東)を話すシーンでの空気が好きでしてね。第何回かは忘れましたが、木場が今でも前の彼女のことを考えることを話した時の、真理の返し方と表情とか凄く良いんですよね。
 そして、忘れられないのが、劇場版「パラダイスロスト」での巧が最終変身する前の「おい、真理。何だっけかな?救世主は何をするんだ?」のやりとりが巧みのカッコ良さを更に引き立ててくれます。
 ちなみに、「仮面ライダーキバ」の方で登場した。鈴木深央さんのドジっ子からのクイーンに覚醒は驚きました。

 ちなみに、先ほど挙げた秋山さんも芳賀さんも「仮面ライダーディケイド」で再演されていて、嬉しかったのを覚えています。

 第3位は「仮面ライダー鎧武」に登場した仮面ライダーマリカこと、湊耀子ですね。最初は何だその「ウルトラマンタロウ」みたいな人間味のあるネーミングセンスと思っていたんですが、佃井皆美さん演じる湊さんのアクションに魅せられました。
 ただ、呉島主任に感情移入しながら観ていた僕は(たまたま、その頃会社でのポジションが主任だった)、裏切りが横行する「鎧武」世界で、「どうしたんだい貴虎?そんなに慌てて」からのプロフェッサー側に居たのは、「許すまじ!」と思いつつも、「これはいつか死ぬんじゃ…」という不安もよぎるというアンビバレントな気持ちで番組を見舞っていましたよ。
 終盤は仲間になってくれたり、カイトさんと行動を共にしたりと行ったりきたりでしたが、「戦闘力もある秘書」という設定がカッコ良かったです。「鎧武外伝」でまた姿が観られたのも嬉しかったですね。
 ちなみに、演じてらっしゃる佃井さん自身は特典映像を観ていると、役とは違って柔らかそうな雰囲気でそのギャップが良かったですね。劇場版でのサッカーのリフティングも素敵でした。
 「仮面ライダーW」での「イナゴの女」や「芸者対忍者」も印象が強いです。

 とまあ、ベスト3を挙げていきましたが、こうして並べて書いてみると、自分の好みのタイプが見えてきますね。
 ちなみに、僕が働いていた職場では、「仮面ライダーオーズ」の高田里穂さん演じる泉比奈さんや、「仮面ライダーゼロワン」の鶴嶋乃愛さん演じるイズが大人気でしたね。

 うーむ、「仮面ライダービルド」のみーたんや「仮面ライダージオウ」のオーロラについても語りたいところですが、また、チャンスを見て書いてみたいと思います。
 とにかく、15年ぶりに自分の「好き」の理由が言語化されたのが嬉しかったです。

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