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kakowara
0.5%の不安を無化できるもの
※ 毎週、月曜日更新なのに、火曜日になってしまい、申し訳ございません。
はじめに
人間は常に微かな不安を抱きながら生きていると思う。
それは死だ。
生まれてきたその日から死が待っている。
もちろん、そんなことを考えていたら毎日生きていけない。
だから、意識の外に僕らはそれを置いて生きている。
だが時々、急に死を意識させられる時がある。
病気の時や何か事故にあった時、そして、災害の時。
昨日まで当たり前にあった自分が消える可能性。
これは、なかなか恐ろしい。
いや、かろうじて、命が助かったとしても、自分を構成する大事なものが消えてしまうのではないか、元にはもう戻れないのではないか、という不安。これを打ち消すのは難しい。
南海トラフ地震の注意報が出てから早くも5日が経過した。
発生する確率でいえば、0.5%程度。
普段、データドリブンで生きているはずの自分が、ここまで怯えている理由は、やはり4月に体験した地震と、8月8日の宮崎の地震の時の緊急アラーム。
あれから、かなり精神的に不安定な状況が続いている。
もう、今月の「読書と映画と散歩の記録」は覚悟しておいてほしい。
この不安とどう付き合えばいいのか?
最初の2日間はほとんど眠れなかった。
いくら数字で理解していても、気持ちがついて行ってなかった。
それから、数日かけて少しずつこの気持ちを無化する方法を探した。
結論から言うと、まだ完全に無化できていない。
夜、家に帰ると不安になる。
それでも、自分の中でしっくりくるものが見えてきたので、ここで共有しておきたいと思う。
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