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Quadlipsの「CHECKLIST」が気づかせるものは何か?


 日本時間の8月12日の21時。
 Quadlipsの新曲のMVがYoutubeで公開されました。
 まずは、観てみましょう。

 いかがだったでしょうか?
 メンバー4人とも「SLAM DUNK」の彩子さんみたいでカッコいいですね。

 そして、HINAさん( 青海ひな乃さん )は小学生の時からバスケをやっていたので、MV中のシュートフォームが綺麗ですね。

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Posted by 月刊バスケットボール on Monday, November 20, 2023

 3ポイントシュートが得意だったということは、「SLAM DUNK」でいえば、三井のポジションですね。
 「絶対インスピレーション」の時は、流川的な超新星の感じがしたものですが、もしこの先、日本に帰ってきたら、選抜の中でまたあの頃とは違うポジションになりそうですもんね。

 MV本編に戻ると、FENIちゃん推しの僕としては、開始7秒ぐらいで瞬殺ですよ。
 思わず、「かっこいい!」と声が出てしまいました。
 こんなバットが似合う女性はDCコミックスのハーレクイーン以来でしょう。
 真面目な話をすると、バスケットボールの試合を見守るマネージャーという立場は、歌詞の中で「あなた」を見ている「私」のように客観的にその人の本質を見られる立場ですよね。「CHECKLIST」というタイトルとマネージャーのチェックシートという紐づけが、0からよくぞ思いついたなと思います。

 この記事を書いている時点で既に1万回再生を越えています。
 QuadlipsのメインターゲットがYoutubeを利用する層か分かりませんが、前作「Overdrive」同様、順調なスタートではないかと思います。

 それでは、歌詞の世界を見ていきましょう。

Check checklist
Checklist check checklist
Checklist
Check check
Gotta
Tick tick tick tick
Tick my list

I’ve been spending my time thinking about
Is this what I want
Cuz I don’t feel the sparkly shines
around it
What is wrong with me
Is it just
Love me or hate me situation?
Tickin’ my list
Tickin’ my list
Tick tick

I gotta all those pieces
I keep taking in and out on repeat
I’m not going back
To the past
When everything was so lie
I know what I want now
(Get it right)

Doesn’t matter what you say
Tickin’ Tickin’ the box
I feel it in my heart
Tickin’ Tickin’ the box
Let me do it now
Catching the wave, on the flow
Starting to make something new
With you
Tickin’ Tickin’ the box
Tickin’ Tickin’ the box


I c-h-e-c-k gotta tick all boxes (we do)
And now we gotta take it higher
(Give a little smooch!)
Look around what we got now
Buckle up cause we go ride
Tickin’ Tickin’ the box
Gotta Tick tick tick tick
Tick my list

Watch me how I do my own thing
Need a crowd and “wow”
I give credits to my body fit
So nice it shines
You want my confidence and all?
But you don’t love yourself A to Z
Want you to know (you are so)
You gotta know (beautiful)
Gotta tick that tick that tick
Checklist

People searching for some
- somebody to make them a whole
If you believe in yourself
there is nothing hold you back

Quadlips「CHEKLIST」のYoutube概要欄から引用
https://youtu.be/7owbWz9lF_g?si=JpcgOc_c8jAlD7nQ

 そして、これを日本語に翻訳してみましょう。ChatGPT4でいくつか翻訳のパターンを作り、その中から最適なものを組み合わせました。

チェック、チェックリスト
リストをチェック
リストを
チェック、チェック
リストに
ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ
チェックしていくわ

ずっと考えてたの
これが私の望むものなのかなって
だってキラキラした感じがしない
何がいけないんだろう
愛されてる?嫌われてる?
その二択なのかな
リストをチェック
チェック、チェック

全部のピースを持ってるのに
何度も繰り返し出し入れして
もう過去には戻らない
あの頃は全部が嘘みたいだったから
今は何が欲しいか分かってるの
(間違えないで)

あなたが何を言おうと関係ない
チェック、チェック、リストにチェック
心で感じてる
リストにチェック
今すぐやらなきゃ
波に乗って、流れに乗って
新しい何かを始めるの
あなたと一緒に
リストにチェック
チェック、チェック

チェック、チェック、全部のボックスにチェック(私たち、やるよ)
もっと上を目指さなきゃ
(ちょっとキスして!)
今手にしてるものを見てみて
しっかり準備して、乗り込むわよ
リストにチェック
チェック、チェック、リストをチェック

私が自分らしくやるのを見てて
群衆が必要で、「わぁ」って言わせたいの
この体に感謝しなきゃね
素敵で輝いてる
自信が欲しいんでしょ?全部含めて
でも自分を愛してないのよね、AからZまで
知ってほしい(あなたは本当に) わかってほしい(美しいのよ)
リストにチェック、チェック

みんな誰かを探してる
自分を完璧にしてくれる誰かを
でも、自分を信じれば
何も止めるものはないの

 こうして、歌詞を翻訳していくと、何をチェックしていたのかが見えてきますね。
 まず、歌詞の主人公である「私」は「私の望むもの」について考えています。今の状態には満足がいってない、でも、必要なものは既に揃っている気がする。ここで「私」は本来の自分ではない過去の自分ではなく、未来の自分を意識し始めます。新しいことを始める波が自分の中に来ているのでは、とチェックしながら感じ始めています。
 そして、更に上を目指すために「私」だけでなく「私たち」で行こうと決意します。更に、ここでは「Buckle up cause we go ride」というこれまで2作に共通していた車を連想させる歌詞も入っていますね。
 終盤は、自分に自信を持つことこそが、新しいことを始めていく上で重要だということが語られます。
 AからZまでチェックしても自分を好きになれないとしても、客観的に観たらその姿は美しいはずだ、と歌詞の中では語られます。自分を完璧にする存在は、実は自分自身ではないか、と最後まで歌詞を読んで思いました。歌詞の中の「私」はもしかすると、客観的に自分を見つめるもう一人の自分だったのかも知れません。
 では、この曲の中でチェックしていたものは何でしょう?
 読み方によっては、新しく何かを始めるために必要なものかも知れません。
 あるいは、自分自身の今持っているものかもしれません。
 一つ一つ、否定するためのチェックではなく、肯定するためのチェックをしていくことで、新しいことを始める自信に変わっていくのではないか、と曲を聴いていて思いました。
 これは、今の自分に物足りなさを感じている方には、是非、聴いてほしい曲ですね。実は欠点だと思っていたものが他の人から見たら美点だったり、まだ足りないと思っていても、既に準備は整っていたりと、ちょっと視点を変えるきっかけになる一曲だと思います。

 メロディーも相変わらずカッコ良くてですね。
 これまでのQuadlipsの曲の中で一番明るさを感じるサビではないかと思います。日常生活に置くには、「Overdrive」が僕は一番しっくりきますが、この「Checklist」はどんな場面が一番しっくりくるのか、色々な時に聴いてみたいと思います。

 そして、タイでは早くもリリースライブが行われていますね。

 「Catch me kiss me」スタートのイベントがクールですね。
 MCは、多国籍グループならではのMCでいいですね。
 ファンミーティングに行ける方々が羨ましい。
 
 2024年3月11日のデビューから5ヶ月。
 素晴らしい曲が続いていますが、これから彼女たちはどこまで行くのか、アジアに留まらず、世界中に彼女たちの音楽が響くことを願いながら、この記事を終えたいと思います。

※「Overdrive」の時の記事はこちら!

※「Catch me kiss me」の時の記事はこちら!


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