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「W´ere timelesz LIVE TOUR 2024 episode0」ライブBlu-rayが初心者にも優しかった
※この記事はSKE48ファンがネットフリックスの「timelesz project -AUDITION-」きっかけでtimeleszが好きになったので、調子に乗ってライブBlu-rayの感想を書いた記事です。勉強不足の点はご容赦くださいませ。
はじめて買ったライブBlu-ray
皆さんは、初めて買ったアイドルのライブソフトのことを覚えているでしょうか?
「ライブソフト」と書いたのは、「ライブビデオ」の方もいらっしゃれば、「ライブDVD」の方もいらっしゃるかも知れないと思ったからです。ちなみに、僕はSKE48の「ライブDVD」でした。名古屋のガイシホールであったコンサートのものだったと思います。
「あっ、僕の好きな曲が入ってる」とか、「この曲はCD音源でしか聴いたことないから、どんな振り付けなんだろう」とか、そんなことを考えながら、「早く観たいなあ」とライブDVDが届くのを待っていた気がします。
僕は昨年、ネットフリックスの「タイプロ」きっかけでtimeleszにハマりました。48グループの中にあった「マジ」があの番組にはありました。選ぶ方も選ばれる方も、教える方もみんな「マジ」でした。その熱さに惹かれて、timeleszのシングルも買いました。そして、ついにライブBlu-rayも出るっていうじゃないですか。
そもそも男性アイドルのライブソフトを持っていなかったので、果たしてコンサートってどんな感じなんだろう、そして、知らない曲が多いけれど、最後まで楽しめるんだろうか?
初回限定版を注文しながら、自分の中の新しい扉が開く感じがしました。
そう、初めてSKE48のライブDVDを買ったあの日と似た気持ちでした。
知っている曲がある嬉しさ
アイドルのマネージャーに扮したtimeleszのお三方が、チラシやデモCDを配るオープニングから始まる今回のコンサート。タイプロのキービジュアルのスーツが内勤だとしたら、バリバリの営業っぽい感じの服装で、ビラ配りやデモCDを配っている姿がコミカルですけど、もうカッコいい。
そして、そこから「RUN」がスタート。
ド素人の僕でさえ、この曲の1曲目に「RUN」を持ってくる意味合いはなんとなく分かります。ここからオーディションを経てさらに姿を変えていくtimelesz。止まらずに前に進んでいく姿勢を感じます。
そして、2曲目の「トラトラ」も暗闇の先にある希望を感じさせて、1曲目と並べてみることで、「文脈」が生まれるなと思いました。
そこから「これ、知ってる!」という3曲目の「人生遊戯」。
初めて行くアーティストのライブで「これ知ってる!」という曲があると嬉しくなりますよね。「Anthem」はもちろん、カッコ良かったんですが、「勇気100%」が流れた時は、嬉しくて嬉しくて。大人になってから聴く「勇気100%」の歌詞ってめちゃくちゃ良くないですか。実は、このBlu-rayを観終えたあと、改めて聴き直してしまいました。誰か落ち込んでる時には、歌い出しの部分とかベストな声かけではないか、とふと思いました。ちなみに僕は光るGENJIで聴いてた世代でした。
知らない曲から好きな曲が増えていく
ただ、セットリストを観ても半数以上が知らない曲。
おそらく菊池さんに「セトリの曲知らないようじゃダメか、セトリの曲は入れとかないと」と怒られるかも知れませんが、予習を一切せずに観ても、ステージ上のパフォーマンスで、1曲、また1曲と「知らない曲」から「好きな曲」が増えていきます。
たとえば、曲の世界観がカッコ良すぎる「Sleepless」。夜に部屋でちょっとした書き物や物思いにふけりたい時に聴きたくなりました。
そして、「スキすぎて(コール2024ver.)」。48グループにも「タイガー、ファイヤー」とかコールがあるんですが、なんですか、あの斬新なコールは!!絶対に盛り上がるじゃないですか。
メロディがツボな「dilemma」、「SUMMER FEVER」。どんどん好きな曲が増えていきます。コンサートのいいところって、好きな曲が増えて行くところですよね。
「こういう振り付けだったのか!」とか「ああ、こういう表情で歌う推しがいい」とか。
MCもめちゃくちゃ面白い!
もうね、MCがラジオ番組を聴いているのか、というぐらい面白いんですよ。僕はお三方とも好きなんですが、二人ずつの関係性も面白いな、と思いましてね。誰か一人をいじる時のいたずらっ子ぽい表情が素敵でしてね。
卒業したメンバーの名前を出すのも関係性が良いんだな、と感じて新鮮でした。
よくアイドルのコンサートに行くと元気をもらえるといいますが、本当にMCを聴きながら笑って、パフォーマンスのカッコ良さに心の中の「カッコいい」のライブラリがまた豊かになっていくのを感じました。
たとえば、MCだとカワイイ松島さんが、「CRY」の時に緑色のペンライトの海を背中に背負って踊る姿は、反則級のギャップとカッコ良さだと思いました。たぶん、ここは何度もみると思います。ちなみに佐藤さんは「RUN」で出てきた時のカッコ良さというか、絵になる感じがたまりません。でも「僕からのプレゼントはありません!」からの投げキス後のカワイイ顔とかはギャップですよね。そして、菊池さんは歌唱表現の上手さもそうですが、言葉遣いがとにかく綺麗なんですよ。一朝一夕で身に付けられない品の良さは何なんでしょう?
ラストの「ぎゅっと」は歌詞が一番、好きな曲なんですが、観終わる頃には多幸感に溢れていました。ファンの方々の顔が映ることが多いんですが、みんな幸せそうな顔なんですよね。ふと、自分が今、アイドルのコンサートに行ったら、こんなに幸せそうな顔で来てるかな、と考えました。心が疲れたら、またここにこようと、思わせてくれるようなコンサートでした。
一番好きになった曲は…
一通り観終えて、一番心が躍った曲は「君と…Milky way」です。
あの愉快なMCから急に、静かな世界に連れていってもらい、歌詞の中で、過去と未来を繋ぐことについて語られますが、まさにこのコンサートがそうなんじゃないかな、と思いました。3人体制での最初で最後のツアー。4人から3人へ。そして、3人からまた違う人数へ。まさに過渡期だな、と考えていると2番では、オリオン座の3つの星が出てきます。なんだか、このコンサートのお三方みたいだ、と思うと、コンサート会場で光る数々のサイリウムが、まさに「Milky way」、天の川や銀河のように広がっています。
昨年、僕は「because」を3つの星で作った星座という表現で書きました。
もし、その視点でこのBlu-rayを考えるとどうなるでしょう。
恒星で起こった核融合反応によって生まれた光は、長い時間をかけて光を僕らが住んでいる地球まで届けます。核融合というのはとんでもない強大なエネルギーです。
2024年の7月。横浜アリーナという銀河で生じたtimeleszとseconds、minuteによる核融合反応のような巨大な愛の爆発が約半年近く経って、Blu-rayとして我々のところに星空の光のように届いた感じでしょうか。だから、時間が経って遠くから見ても、美しいんでしょうね。
本当に天の川のように美しい光の中で歌われる「君と…Milky way」、素敵でした。
ride onするなら、今!
「epsode0」というタイトルからも分かるように、ここからまた物語が始まるぞ、という感じのコンサートでしたね。そのために「0」を感じさせるところはメドレーのあたりだったのでしょうか?過去と未来を繋ぐこのコンサート、タイプロでハマった方は、是非是非、観ていただきたいです。僕のような別界隈のファンが来ても、彼らは、最高に幸せな空間に連れて行ってくれます。彼らのハンドルを信じて乗り込めば、きっと観る前と観た後で少しだけ世界が変わっているかも知れませんよ。
※過去のタイプロの感想はこちら!
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