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「SKE48の次のシングルが出るまでの半年間にやってほしいこと」
半年間にできること
近頃、SKE48のことを書いてないので、久しぶりにSKE48のことを書きたいと思います。
今日は、シングルが出るまでにこういうことしたら楽しいかも、という話です。
これまでのニューシングル発売から次のシングルが発売までの間にどんなことをしていたかを振り返ってみると、トーク会を始めとしたリリースイベントの開催。メディアでの取材。フェスに参加。運が良ければテレビで歌唱などでしょうか?
これまでの流れを一度ガラッと変えて見るのも面白いのでは、とふと思いましてね。
次のシングルの選抜オーディションを配信していくというのは、どうでしょう?
いやいや、SKE48のシングルは握手売り上げが重要って分かってるじゃん、という方もいると思います。確かにSKE48のフィジカルセールスの強さを支えているのは、握手会の売り上げだと思います。坂道もそれで成功していますよね。でも、この形式になってから、何か物足りなさを感じている自分もいるんです。ファンサービスが良くなるのはいいんですけれど、何かもっと見たいものがあるんだけどなあ、とモヤモヤしていました。
ここ数年、その正体を考えているのですが、1つ手がかりになりそうなのが、「大きな物語」です。かつては、総選挙という「大きな物語」が48グループを貫いていました。それが終わって、グループが分離してから、「大きな物語」は失われたのでは、と僕は思っています。
もちろん、新公演という新しい物語も素晴らしいんですけどね。
シングル出して、次のシングルまでイベントをやって、また選抜を決めて似たような顔ぶれで、というのに流石に飽きたんです。この批判はメンバーの努力や才能を否定するものではなく、現状の選抜方法を否定しています。
じゃあ、僕が見たいものは何か?
次のシングルが出るまでの「物語」です。
「ダンスのSKE48」を一度疑ってみる
先日、timeleszについての記事を書き、2度ほど、バズりました。
ありがたいです。
沢山のコメントをいただいた中、SKE48に関するコメントの多くはとても古いW松井時代で止まっているものが多かったです。そして、「ダンスのSKE48」というイメージも嬉しいことにまだ残っていました。
ただ、僕は思うんです。
本当にそうだろうか?
昔と比べて、SKE48は変わってなくても周りのアイドルは変わっています。
僕の思い出補正ありまくりですが、AKB48の5大ドームツアーの名古屋初日でSKE48が単独で出てきた時の熱量は、「これだよ、これが観たかったんだよ」というものでした。
同じようにダンスで熱量を感じられるものって何かないかな、とぼんやり考えていたんですが、こういうのはどうでしょう?
次のシングルの選抜は、チームに分かれて課題曲2曲を3日で覚えて、披露し、その中で出来が良かったチームを全員選抜にする。
そ、そんなビジネス度外視なと思われるかも知れませんが、「熱」や「物語」があれば、そこに人は金も時間も使うというのが、僕の考えです。
ルール
では、簡単にルールを説明していきましょう。
まずは、SKE48の現メンバーを4つのチームに分けます。
卒業予定だったり休業中だったり、海外に行っていりしているメンバーは一旦外しておきます。
メンバーは後で発表します。
それぞれのチームには、まずは課題曲2曲を3日で仕上げてもらいます。
この審査を誰がするかというと、振り付けや歌唱指導の先生、そして、歌詞を書く秋元康でしょう。忖度無しに意見が言える人たちが理想です。
課題曲は、あえて48でやっていない秋元曲をやります。
課題曲A
「Strt over!」櫻坂46
課題曲B
「青春の馬」日向坂46
坂道ファンの方なら、この2曲がどちらも全く違う表現力が必要とされることが分かると思います。特に「青春の馬」は、振り付けが簡単なようで求められるのは、アイドルがファンに元気を与えることについて向かい合わなければ、ただの緩いダンスになります。初めて、この曲を聴いたメンバーが「日向坂の方向性が見えた」と涙した曲でもあります。
で、もうこの3日間は、SNSは出来るだけお休みしてえもらい(連続記録がある方を除いて)、こちらに集中します。
そして、課題曲Aをやったメンバーは課題曲Cを、課題曲Bをやったチームは課題曲Dをやります。
課題曲C
日向坂46「Am I ready?」
課題曲D
櫻坂46「何歳の頃に戻りたいのか?」
前半とは真逆の課題曲を表現していくことになります。
この2曲から評価し、途中経過の得点を発表します。
そして、次は3日かけて、秋元先生が書いた新曲を4チームが踊ります。
その得点を含めた最終結果を発表して、優勝チームは全員MV撮影へ。更に各チームの優秀者1名から2名が選抜入りします。
そして、優勝できなかったチームはカップリング曲となります。
「なんで、こんなことを…」と思われるかもしれませんが、やはり、こういうオーディションには物語が生まれます。なぜなら勝者と敗者が存在し、そこには残酷なくらいありのままの現実があります(悲しくなる)。
でも、僕が心を動かされるのはその中で努力するメンバーの姿だと思います。後輩を引っ張る先輩メンバー。3日の間で成長していく後輩メンバー。誰を光らせるか、誰を後ろに下げるか?
曲に合うセンターは誰か?
これまで知らなかったメンバーの一面をみることができると思います。
様々な要素を観られながら、審査は進みます。
その様子を毎週金曜日の夜に配信するのはどうでしょう?
できれば放送時間に縛られないアマプラかネトフリが理想です。
放送予定イメージ
第1週 シングル選抜オーディション発表・チーム分け
第2週 チーム赤 課題曲A
第3週 チーム青 課題曲B
第4週 チーム黄 課題曲A
第5週 チーム緑 課題曲B
第6週 先輩メンバーが語るSKE48
第7週 チーム赤 課題曲C
第8週 チーム青 課題曲D
第9週 チーム黄 課題曲C
第10週 チーム緑 課題曲D・中間得点発表
第11週 他のグループから見たSKE48
第12週 チーム赤 秋元康新曲
第13週 チーム青 秋元康新曲
第14週 チーム黄 秋元康新曲
第15週 チーム緑 秋元康新曲・選抜チーム発表
第16週 表題曲MV密着とカップリング曲MV密着
第6週は様子を見に来る松井珠理奈とか、緊急帰国する青海ひな乃とか、Zoomで応援する鈴木さんや高村さんとか、少しだけ選抜オーディションを客観視できる回です。
第11週は、あえて外のグループから見た今のSKE48像を考えてみる回です。アイドルだけでなくプロデューサーの方からも話を聞いてみるのも面白いかもしれません。
これまでの「これが選抜だからよろしくな、これ新曲だぞ、今日から好きになれよ!」とは違った思い入れが選抜に生まれるのではないでしょうか?
あと、全部取り終わってから放送するので、SNSの反応を無視できるというのも大きいと思います。本当にプロの厳しい目線で選ぶことが出来る。で、次のシングルはまた握手選抜に戻したらいいと思います。
チームメンバー例
AIにチーム分けをまかせたらこうなりました。
チーム赤 12人
井田玲音名
太田彩夏
井上瑠夏
仲村和泉
佐藤佳穂
赤堀君江
藤本冬香
鈴木恋奈
鬼頭未来
伊藤虹々美
川村優愛
倉本羽菜
チーム青 12人
鎌田菜月
浅井裕華
野村美代
荒野姫楓
岡本彩夏
澤田奏音
大村杏
杉本りいな
森本くるみ
山村さくら
奥野心羽
チーム黄 11人
熊崎晴香
上村亜柚香
末永桜花
石黒友月
坂本真凛
入内嶋涼
篠原京香
原優寧
鈴木愛來
柿元礼愛
長谷川雅
チーム緑 12人
松本慈子
相川暖花
菅原茉椰
北川愛乃
倉島杏実
池田楓
中坂美祐
青木莉樺
伊藤実希
西井美桜
松川みゆ
南澤恋々
おわりに
今年、組閣の発表があった時、「もう残酷ショーは見たくない」という意見が出ました。ごめんなさい。思いっきり「残酷ショー」の発想ですよね。未だに魂が総選挙時代から解放されてない証拠だと思います。でも、課金じゃなくて、アイドルとしての実力勝負なら、多少は「残酷ショー」要素は薄れるのではないでしょうか。
でもね、ここまで書いて思ったんですよ。
じゃあ、文章が得意なメンバーとか配信系の喋りが得意なメンバーはどうすんの、と。本当にバチバチの実力主義じゃんかと。でも、この期間に成長した子は絶対にファンが増えると思うんですよね。
20年代のアイドル像にフィットした選抜方法、あなたならどんなものを考えますか?
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