料理教室に参加して気づいたその場の価値
日曜日、and Cメンバー・Chihiroが主催の料理教室「C-kitchen」に参加してきました。
私は参加者でありながらandCメンバーということもあり、時々写真係をしたり、他の参加者の様子を見たりとちょっとふらついた立ち位置での参加でしたがそれがまた個人的には良かったので少しですが感想を。
人生で初めての料理教室
そもそも私自身がこれまで「料理教室」というもに参加したことがなく、どんな流れで進んでいくのか、どんなことを習得できるのか、事前に打ち合わせや流れをざっくり聞いていたものの、やはり実際に参加してみて分かることがとても多かったです。
当たり前ですが固定の形や流れなどはなく、料理教室や先生、その時の参加者の状況によって構成や学べること(主催側にとっては伝えたいこと)が変わってきます。
私のイメージではもっと一方的に手順を見せて部分的に体験をさせるようなものを想像していましたが、Chihiroの料理教室は手順を見せつつ、みんなにも作ってもらいつつ、手順の中でも「なぜこの工程があるのか?」を説明しながらと内容盛り沢山な時間でした。
ちなみに私の自炊レベルはというと、切ること、加熱をすること、味付けをすることなど基本的なことには抵抗感や苦手意識はないレベルですが、とにかく味付けやメニューのバリエーションがない。
最近やっと時間ができて定期的に自炊をすることが増えましたが、それまでは週に1回程度作り置きをするか、場合によっては1ヶ月に1〜2回しかしない時もあるくらいでした。とにかくその時に食べるものが調達できればオーケー!という感じ。
食べる分には正直困らないけど、あわよくばもう少しレベルアップしたいというのが私の参加目的であり目標でした。
料理教室という場の価値
今回作ったメニューは鶏胸肉の塩麹焼き、夏野菜を使った焼き浸しといった夏らしいラインナップ。どれもこだわる部分と簡易化されている部分のメリハリが良く、日常の自炊に落とし込みやすい作り方ばかりで本当に勉強になりました。
また、個人的な1番の収穫のひとつに、メニュー工程や調理方法を学べるのはもちろんですが、料理の経験値がバラバラな参加者同士が調理をしていくなかで協力しあったり、褒めあったり、コミュニケーションを取り合っている姿を見られたことがあります。
一人で自炊をしていると、正解はないと分かっていてもこの方法で合っているのか(安全なのか)分からないまま進んでいくので、こうやって声をかけあえると自分がしていることへの自信が持てるのではと思いました。
実用的な情報を得るだけでなく、この"場所"そのものの価値を感じられた瞬間でした。
無意識に向かって行く
同じシェアハウスで暮らすChihiroとはもちろん同じ道で帰ります。電車の中でふと、料理教室中のあの空気感、「料理教室」というある種のツールをきっかけにコミュニケーションが生まれていたあの光景が、自分が学生の時にやりたかったことにとても近いことに気がつきChihiroにその話をしました。
家についてからもChihiroとの話は止まることなく、「いつかあれもできるんじゃないか」「これもやりたいんだ」「あれとこれで何かできるんじゃないか」と、夢?妄想?は膨らむばかり。それもまたそんなに非現実的な話ではないところがめっちゃ面白い。
自ら学生時代を振り返るつもりは全くありませんでしたが、自然と立ち返っているような流れにちょっとした驚きとワクワクを感じています。
流れに身を任せているだけと思っていましたが、だからこそなのか、自分の興味や関心が高いことに無意識に向かっていくものなのかもと気づいた、三連休折り返し日でした。