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Vol.1 れいこっぷとパッション-後編-

みなさんこんばんは!パッションです!

本日は昨夜に引き続き、れいこっぷさんへのインタビュー後編です。

れいこっぷさんへのインタビュー前編はこちらからご覧ください。

それではインタビュー、パッション!!

◆カンケリがまちの課題を解決する!?

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デザインもテンラボでやっていったって感じですか?

れいこっぷ
そうですね。ありがたいことに永山さんがデザインの話を振ってくれて、チャレンジできる環境がありました。

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テンラボとは別にカンケリデザインというチームを作られていると思うんですが、いつから活動されているんですか?

れいこっぷ
カンケリデザインは3年くらい前から少しづつ動き始めて、カンケリデザインとして4人でやろうってなったのは2年程前からです。

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チーム”カンケリデザイン”

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そうだったんですね、最近できたものかと思っていました!

れいこっぷ
最近は活動をSNSで投稿しているけど、関係性づくりは結構前からやっていました。

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まずカンケリデザインはどういう組織なんですか?

レイコップ
『カンケリデザイン』は、鹿児島のデザイナー4人が集まって何かできないかなぁっていうのを一緒にやってみるチームです。デザイナーといっても、ウェブデザイナー・ファッションデザイナー・グラフィックデザイナー・コミュニティデザイナーがいて、別に会社とかではないんですよね。ただのチームなんですけど、されどチームというか。週に一回はミーティングして、お互いの近況を話したり、いまこんなことを考えてるんだよねっていうのをシェアしています。

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カンケリデザインをつくるきっかけはなんだったんですか?

れいこっぷ
元々はテンラボでやっている『鹿児島未来170人会議』の、南薩版『南薩未来会議』をやりたくて、南薩の主要なメンバーに声をかけて作戦会議をしたんですよ。その時、本当に届けたい人を考えた時に、未来会議という形が正しいのかっていう話になって。考えて考えて考えた結果、「カンケリじゃね!?」ってなった(笑)

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カンケリデザインのロゴ

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カンケリ!?(笑)

れいこっぷ
話を進めていくうちに「カンケリやって仲良くなるっていうのが一番大事なんじゃないか」とか、「カンケリの構図がまちの課題を解決するためのチームづくりに考え方がすごく近いんじゃないか」って構想ができてきて。実際にカンケリをやったりもしました。
メンバーの中でも主にデザインって分野で近い4人が中心となって『カンケリデザイン』ができました。

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カンケリの構図がまちの課題を解決するためのチーム作りとか考え方に近いって、もっと詳しく教えてください!

れいこっぷ
鬼=課題で、囚われて困っている人を、チームを組んで缶を蹴って助けに行く構図です。
ひとりで行くよりも誰かと協力したほうが有効的だし何より楽しい!(笑)
繰り返していくことで、みんながそれぞれ持っている自分の武器に気づいて行くような活動がしたいなと思っています。

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カンケリの構図=まちの課題を解決する!?



◆鹿児島の人たちの心地良い後押し

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カンケリデザインでは、例えばどんな活動をされているんですか?

れいこっぷ
県外の人を呼んでイベントしたり、場をつくったり、子どもたち向けのデザインワークショップをしたり、ロゴづくりのワークショップしたり、メンバーの結婚式の二次会の企画とかもしたり、いろんなことをやるようになって。去年はデザインアワードとかPLAY CITY! DAYSなどもやりました。
今年はもっと鹿児島県内のクリエイターと関わりを持ちながら今できることを考えたいねってなって、3月ぐらいから人と話す機会をつくっていって。
それで生まれたのがテレモールで、テレモールを企画から運営まで2週間で走らせるっていう感じになりました(笑)

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たった2週間で走らせた”テレモール”

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スピード感半端ないですよね(笑)

れいこっぷ
でもそのスピード感があったのは、関係性があったからかなと思います。ただの「テレモールやりたい!じゃあやれるひとー?」じゃなくて、私たちの中でなにができるかな?から始まったものなので、なんとか走りきれたのかなって思います。

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前から関係性づくりをやっていたのには何か理由があったんですか?

れいこっぷ
何をするにもまずは関係性作りが大事だというのは、テンラボで教え込まれたので(笑)地域でフリーのデザイナーとして活動していく時に感じる課題意識や「もっとこうなったらいいじゃないか!?」と今後について思うことを話したり、週に1回お互いの近況を報告し合う場は自然と設けるようになりました。週に1回ただただ雑談する時もあれば、がっつり仕事の話をすることもあります。一緒にできそうなプロジェクトがあったらその時々で、興味がある物同士で回したり、サポートできそうなメンバーや、他の人とも協力しながらすることもあります。
テレモールは、カンケリ以外のみなさんの力もあったから生まれたし、運営することができた企画でした。


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そうだったんですね。テレモールものすごい反響でしたよね。

れいこっぷ
そうですね、もの珍しさの反響もあったと思います。私たちとしてはやっぱひとつ形としてできた手応えはありました。

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実際にやってみてどうでした?

れいこっぷ
ひとつのことをみんなで面白がる、鹿児島の人たちの楽しさを感じました。テレモールの具体的な課題とか手応えとかは別であるけれど、これまでをつくってきた先輩方がそれを面白そうだねって言って背中を押してくれる感じとか。色んな人を紹介してくれるっていうのが実際あったんですよね。私たちマルシェを運営した経験ってないんですよ。デザイナーとかディレクターとかの集まりで、マルシェやったことない人がやります!って言ってそれを面白がってくれるというか。なにそれめっちゃ良さそうじゃん!とか、自分たちの参考にもすごいなりそうとか、丸投げし過ぎず楽しんでくれるというか。失敗だとかできなかったことも含めて応援してくれる感じがすごい温かいなと感じましたね。

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みんなで作っていく感がすごかったですよね。

れいこっぷ
うんうん、だってやったことないんだもん(笑)問題がいっぱいでてきたんですが、それを一人一人サポートして応援してくれました。押し付け過ぎず、かといって見放さ過ぎない心地良い後押しで、これまでの人たちもずっとそうしてきたんだろうなって思いました。



◆いま目の前にいるあなたの力になりたい

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テンラボでもカンケリデザインでもこれからどうしていきたいってありますか?

れいこっぷ
どーん!ってしたことはあんまり私はできなくて。本当に小さく積み上げてきて、今ちょっと頑張れそうなチームがあったり、テンラボももちろんチームだし、それ以外のチームもあったりして。カンケリデザイン以外にSOILSっていう南薩で活動するチームもつくっているんですけど、そこでも一人ひとりが自分のやりたいことだったり、できることをみんなが掛け合わていけるような土壌をっつくっていきたいなと思っています。いまとやることはあんまり変わらないかもしれないけど、テンラボでやっていることを自分のチームとか南薩でもやっていきたいと思っています。

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最後に、れいこっぷさんはいまテンラボで働いていて、まちづくりをどう考えていますか?

れいこっぷ
私はまちづくりとも思ってないし、働くって言葉があんまり好きじゃないのかもしれないです。生きるって感じ(笑)必死だし、自分の役割ってなんだろうとか、できることをとにかくひとつひとつやること。いま目の前にいるあなたの力になるにはどうしたらいいですかっていう感じでやっています。

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なるほど。まちづくりって言葉があるけれど自分はあんまりピンとこないし、好きじゃないし、あんまり使いたくない感じがあるんですよね。

れいこっぷ
そうですね。まちって人によって違うと思うんですよね。県なのか市なのか、それよりもっと小さい集落単位なのかでも全然違う。それはつくっていくものでもないし、結果できたものというか。まず大事にしたいのは一人ひとりの気持ちかなと思います。一人ひとりが幸せだと感じる形が、お互い尊重されたら良いですよね。別に現状維持だったとしても現状より悪くなったとしても。その人にとっての幸せの形がそれぞれあると思うんで、それが守られることの方が大事だなと私は思っています。

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おおおおおおおおおお。それぞれの幸せの形かぁ。
今日はありがとうございました!



編集後記

はい!ということでパッションインタビュー第1弾
「れいこっぷとパッション」でした!
れいこっぷさんをこの企画のトップバッターとさせていただきましたが、実はインタビューをさせていただいたのもトップバッターでした。
最初、れいこっぷさんにインタビューをさせていただいたのは、自分の中でものすごく大きくて、自分が特に聞きたいことだったりをインタビューの合間合間に問いとして投げかけていただいたり、一緒に考えていただいたり。
今回のインタビューを通して自分が何を聞きたいのか言語化するきっかけになりました。(最初からやっとけ&全体通してそれができてたかは別としてw)
まさに目の前のあなたの力になるには?って感じですよね。
これから何か一緒にしていくというのがもの凄く楽しみです!
れいこっぷさんありがとうございました!
これからもよろしくお願いします!!

パッション

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