Vol.7 あすみんとパッション-前編-
みなさんこんばんは!パッションです!
昨日までは私パッションへの逆インタビューでした。
自分のインタビューされた記事をみると、単純に物凄く恥ずかしくなりますね(笑)みなさんの気持ちが痛いほど分かりました。
それにりえさんには、激務の中無理を言って短時間で記事を仕上げていただきました。(申し訳ありませんでした!)そしてあの記事です!!
いやほんとりえさんすげぇぇなぁぁ~~~ってなっています。
はい。前置きが長くなりましたが、今回のインタビューについて、詳しくはこちらをご覧ください。
パッションインタビュー第7弾は、テンラボの事務局長で、出水市の本町通り商店街「すみとカフェ」のオーナー”あすみん”こと飯福あすみさん!
あすみんさんが出水に関わり続けて感じていることや、商店主として感じていることなどなど!パッションが聞いてみました!
それではインタビュー、パッション!
◆自分には何ができて、何をやるか考えたい
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では…よろしくお願いします!
あすみんさん(以下”あすみん”)
よろしくお願いします。
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ではまずはじめに自己紹介をお願いします!
あすみん
飯福あすみと申します。鹿児島生まれ鹿児島育ち、一度も県外に出たことはないです。大学は鹿児島国際大学の経済学部経営学科で勉強していました。就活中にまちづくりに関心を持って、卒業後はテンラボに合流。メインで関わっているのは出水市の商店街の活性化事業です。今はその流れで週の半分はカフェの経営と半分は他の色んなお仕事をしているというような2拠点生活をしています。
あすみんさんと『すみとカフェ』
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ありがとうございます!あすみんさん特技はありますか?
あすみん
特技は…たぶんツッコミです(笑)
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いつも永山さんにもツッコんでいますもんね(笑)
あすみん
はい(笑)果敢にツッコムのが私の特技です。
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それとあすみんさんと言ったらコーヒーをよく飲んでるイメージがあります。
あすみん
コーヒーは毎日飲んでますね(笑)毎日2、3杯ぐらいは飲みます。
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自分もコーヒーは好きなんですけど、コーヒー飲んだらよくお腹壊します(笑)
あすみん
大変だ(笑)弱いんだろうね(笑)
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弱いんだと思います(笑)
ではこんな感じでやっていきたいと思います(笑)
あすみん
いい感じです(笑)
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大学卒業してからテンラボに合流したということでしたが就活はされていたんですか?
あすみん
してました、それなりに。
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どういった業界を受けるかはある程度決まっていたんですか?
あすみん
最初はある程度好きなことがいいだろうなって思っていました。洋服よりは雑貨を見たり、インテリアショップの物を見るのが好きだったからインテリア系のコーディネーターだったり、小売系をメインで考えてました。
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なるほど、そこからまちづくりに興味を持ったのはなんでだったんですか?
あすみん
大学3年の冬に不動産業の方から仕事の話を伺う機会があって。そこで教わったのが、不動産業はただ賃貸や売買物件の管理だけじゃなくて、まちをつくる仕事なんだよっていう話を聞いて、まず業界の印象が変わったの。
当時福岡へ就活のために通っていたのもあって、その方から福岡で起業したばかりの女性を紹介してもらってその方に会いに行きました。その方はオーダーメイド賃貸といって、賃貸なんだけど自分のお気に入りの空間に改装したり、コーディネートすることができるサービス。それは人が減り、空き家が増えたり、老朽化も進む中で困っているオーナーさんにとっては、借り手を増やすことにつながる。その間に入って支援するような仕組みで面白いなと思って。そこからは福岡に行くたび、インターンとして関わることになりました。これがまちづくりに関心を持ったきっかけ。
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好きなことから就活を始めて、その後色んな出逢いから不動産とかまちづくりに興味が出てきたのは自分の中でどんな変化があったんですか?
あすみん
独立して自分ができることを探してやっている人の姿だったり、やっている仕事の面白みだったり大変さだったりを近くで見ることができたから、インターンを通じて出会った人たちに自然と心惹かれました。
私自身もいろいろ自分で考えて動くことが好きだし、好奇心もある方なので、どんな仕事が待ち受けているんだろう、自分は入社して何を成すんだろうみたいな就職ではなくて、自分は何ができるだろう、何をやろうって考えて生み出すところから仕事ができたら1番いいなあ、なんててことを思い始めて。だけど同時にそれって何の経験もない自分が、いきなりできることではないよなってことも思ったり。
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県外ではなく鹿児島でやろうと思ったのはなんでだったんですか?
あすみん
やっぱりまちづくりって考えたときに、就活で通ってるぐらいのつながりの場所でやるよりは、生まれ育ってきた鹿児島でできたらいいなと思って、鹿児島にベクトルが向いたんだよね。その時永山さんがやっているイベントに久しぶりに顔を出して、「あすみん就活どうすんの?」みたいな話をしながら「まちづくりに関心あるんですよね」みたいな話をしたかな。
生まれ育った「鹿児島」でできたら
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そこからテンラボと関わっていったんですね。
あすみん
そうだね。大学4年の秋からいろんな現場にサポートとして入らせてもらって、そのまま合流させてもらったという感じですね。
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大学を卒業して、テンラボに入ることを決めた理由ってありましたか?
あすみん
理由はね、やりたいと思ったからとりあえず1年やってみようと思った…。という理由(笑)
それなりに頑張った就活も、2~3社内定はもらっていたけど、わりと早々にお断りさせていただきました。もう気持ちが、まちづくりやってみたい、に傾いていたから。だからもうここでやるしかないよな、というのがシンプルに。
◆自身と所縁のない『出水』に向き合うということ
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あすみんさんが入った時のテンラボってどんな感じだったんですか?
あすみん
入った当初は組織が大きく変わったタイミングで、永山さんと事務員さんと私という3人でのスタートだったかな。実働のメンバーとしては。テンラボとしても、この1年をどうしていくか、というスタートだったと思う。その年の後半には、現メンバーのレイコップや、なるさんが入ってきたんだったかな。
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最初テンラボ以外では何か他にされていましたか?
あすみん
鹿児島市内にあるカフェの定休日を活用して、ハンドメイドをする人やパン屋さん、コーヒー屋さんをしている人たちをよんで小さなマルシェを毎月1回やっていました。そこから自分もコーヒーを入れ始めたりとかして、それからはマルシェって形にはこだわらずに自分自身1人がコーヒー屋さんとしてイベントに出店したりしていました。
小さなマルシェイベントにテンラボのながやん、さっちん。当時シェアオフィスで一緒に活動していたフードバンクかごしまのももさんが一緒に遊びに来てくれたときに撮影したもの
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そうだったんですね。最初テンラボでは主にどういった仕事をされていたんですか?
あすみん
最初に任せてもらった仕事が出水市の商店街活性化事業でした。1年目は、商店街の人やこのまちに暮らす人たちがこれからの商店街をどんなものにしていきたいって考えているか、それに対してどういった支援ができるのか。それを整理する為に全5回のワークショップと小さく実践をしていったのが1番最初のお仕事でした。みんなの前に立って話し合いの場を進行しながら、全5回の場の設計や、話し合いのアウトプットをどうまとめるかとか、そういうことをやりました。
ワークショップの様子
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それが出水の始まりだったんですね。
あすみんさんにとったら出水は元々縁も所縁もない場所で、そこに他所の人として出水に関わることの難しさはありましたか?
あすみん
まずは場をつくるのに必死だったから1年目はよそ者としての難しさとか、そういうのはあんまり感じていなかったかもなあ。とはいえ、22歳新卒の女の子。出水のことは何も知らない。「誰だお前?何をしてくれる人なんだ」みたいなのは地元の人たちからしたらあったと思う。最初は永山さんと入っていき、途中から私がメインで行くようになったから、永山さんがずっと来てくれるって思ってた人からすると、あれまだ何もできない女の子だけ最近くるようになったなって(笑)わたしが地元の人だったら絶対そう思う(笑)
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そことどう向き合って、どう乗り越えていきましたか?
あすみん
どう乗り越えるかのアクションは起こしてない。やっぱりじんわりと関係性を広げていった中で解消されていってる感じがするからそれをどうこうしようってのはあんまりなかった。もちろんあなたは誰なの?どんな役割を担ってるの?テンラボってそもそもどんなことをやっているチームなの?とか。でもそれをちゃんと分かってもらえるようにみーんなに説明するような機会もなかった。この人と話ができそうだなってタイミングで話をして解消していった感じ。だからあんまりどうこうしようっていうのはなかったかな。
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そうだったんですね。2年目以降はどんなことをされたんですか?
あすみん
1年目でどうしていきたいのかを決めると同時に、少し実践までやったんですよね。2年目以降はその取り組みをどう継続させていくかとか、より人を巻き込んでいくにはどうするかなどを考えていました。
その中でも実際に、商店街の空き店舗を借りてみんなでDIYしてレンタルスペースを運用するというのがひとつ大きかったと思います。あとは空き店舗の情報を整理したり、まちがどんな状況なのかを把握しながら関わってきて、5年目に私も拠点をそこに移し、かつ私も空き店舗を借りてカフェを始めるっていうそんな流れです。
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おお、実際去年から住んでみてどうでしたか?
あすみん
早く住めば良かったなって思った(笑)当然関係性は広がるし、あとただ住むんじゃなくて、商売を作った状態で住めたのは本当に良かったなって思う。でも私がカフェじゃなくてコミュニティスペースみたいな運用で場をつくっていたとしたらどうなっていたかわからない。カフェとか喫茶店は馴染みのあるものだと思うから。いろんな人がアクセスできる場所として、拠点を持てたのはすごく良かった。関係性の深さはまだまだだけど、広く浅く、でもどこまでもいける感じ。まあでも普通にご近所さんと仲良くなったりとかが、ここに暮らしているという感じがあっていいなと思ってるよ(笑)
カフェをつくる際もたくさんの方に協力していただいた
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市内に住んでいるとご近所さんと仲良くなったりとかないですもんね。
そんな出水はどんな所ですか?
あすみん
出水って熊本との県境だから、水俣の人もいるし熊本ナンバーも普段から多い。鹿児島だけど鹿児島じゃない感じだよね。私はずっと鹿児島市内だったから、桜島が見える景色が鹿児島だって思ってたけど、出水から桜島は全く見えない。灰もふらないし(笑)街に出る感覚としては、出水から鹿児島市内に下りるよりは熊本市内に行ったり新幹線で福岡行くとかそっちの方が出水の人たちは感覚が近いんだよね。そう思うと同じ鹿児島だけど違う感じがする。新幹線もあるから玄関口にもなる場所だしすごい可能性を秘めてる場所。同時にちゃんと機能しないといけない場所だなと思ってる。山、川、海、歴史、自然も豊か。
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ちゃんと機能しないといけないというのは…?
あすみん
新幹線があるから玄関口になるんだよね。観光もあるし、出張だったりビジネスマンの利用もそうだろうし。そこから当然出水だけじゃなくて阿久根・長島・伊佐・霧島・川内に行ったり。そういった場所としての意識・役割はあると思うんだよね。あと大型スーパーや24時間営業のお店もある。暮らしを支える役割も大きい。周りの町を支える場所でもあるから機能は大きいんじゃないかな。だけど程良い感じというか。田舎だけど暮らしやすいし不便も少ない。そしてまだまだ知らない魅力がたくさんある、出水はすごいところだなーと思います。
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なるほど。聞いただけで出水に行きたくなりました!
コロナが収束したらコーヒー飲みに遊びに行きます!!
あすみん
お願いします(笑)
<後編へつづきます>