Vol.9 なるとパッション-前編-
こんばんは!パッションです!
とうとうパッションインタビュー、残すは1人となりました…。なんか寂しいですね…。パッションです…。
そんなことは置いといてみさなん是非、最後までお楽しみ下さい!!
今回のインタビューについて、詳しくはこちらをご覧ください。
そしてパッションインタビュー第9弾は、テンラボの気ままな風船
”なるさん”こと長崎徳子さん!
なるさんはテンラボに合流する前は何をしていたのか、テンラボに合流してどんなことを感じているのか、あれやこれや聞いてみました!
それではインタビュー、パッション!
◆大事にしているのは”余白を楽しむ”
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よろしくお願いします!
なるさん(以下”なる”)
お願いします。
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まずは自己紹介をお願いします!
なる
長崎徳子です。普段はテンラボとしてココラボ(鹿児島県共生・協働センター)の窓口スタッフをしています。去年仕事を整理して、今はテンラボでしか仕事をしていません。
だけど、また新しく児童福祉の現場で働こうかなって少し考えています。今大学院に週3回通ってます。そうそう、くもんの先生もいいかなと思ってる(笑)
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なるさんがくもんの先生って楽しそうですね(笑)
なるさん趣味ってありますか?
なる
私、基本インドア派なんですよ(笑)行かなきゃ何もしないから行ってる。だってここ1ヶ月コロナで何にもしてない。ご飯もひとりで行くし、ひとりが好きってよりはひとりが楽。
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えぇー!!(笑)
なる
多分それはあんまり人に干渉されたくないってのがあるのかもな。
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全く想像できません…。
仕事を整理されたのには理由があったんですか?
なる
今年度は仕事をセーブして、大学に行ったりボランティアや旅行をしようと思っていました。でもコロナでだめになったから、今は現場と座学の勉強をしていこうかなって考えてる。
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そうだったんですね。児童福祉の話はまた後ほどお伺いしたいと思います!
なるさん学生の頃はなにをされていたんですか?
なる
実は私、高校の時あまりいい子じゃなかったんだよね。本当は東京の女子大に行くつもりだったのに、当時付き合ってた彼とバイクで遊んでて事故を起こしてしまって。それは親に物凄い怒られて、鹿児島の寮がある短大に入れられました。そこから四年大に編入しようとするんだけどできなくて、親も就職させる気がなくてそれから専門学校に行くことになりました(笑)
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そうだったんですね。短大の時と専門学校の時はどんなことを勉強されていたんですか?
なる
よくぞ聞いてくれました(笑)私すごく資格持ってるのよ(笑)
短大の時は栄養士の資格をとって、専門学校は旅行業のコースにいったけど、ちょっと面白くなくて(笑)途中で学科を変えて秘書課にいったから秘書検定も持ってる(笑)
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いやすごいですね(笑)専門学校を卒業されてからはどうされたんですか?
なる
MBCに入って12年間勤める。
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もうついていけないです(笑)
MBCにはなんで入られたんですか?
なる
実は就職も親が決めてるの(笑)MBCしか受けさせてもらえなかった。だから入るための努力はしたよ。
だから今まで自分の意思がないのよ。
12年間の会社員時代(なるさんは真ん中でパッってしてる人だと思う…。)
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そうだったんですね。でも1社しか受けてなくてそれが受かるってめっちゃ凄くないですか?
なる
当時はバブルが弾ける前だったから、売り手市場だったっていうのもあるけどね。だから運良く引っかかりました(笑)
でもそのくらい専門学校の2年間はマスコミに入るため傾向と対策をしてた(笑)
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自分の意志じゃないとはいえ、12年間も続いたのには理由があったんですか?
なる
私このまますぐ親に結婚させられるって思ったの。MBCにしがみついてたのもあると思う。だから必死に受かるように勉強したの。
でも入ったら入ったで面白かったし、せっかく入ったから貪欲だったんだよね。まず貰った仕事はNOと言わないスタンスと、目に見える残業はしないっていうスタンスだけをちゃんともってた。
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それはなんでですか?
なる
NOって言わないってことは、仕事は降りかかってくるけど、誰かが見てオーバーだと思ったらなくなっちゃうじゃない?それは嫌だなって思ったの。だから残業はしないけど、貰った仕事は全部したいっていうスタンスで、楽しみながらやってたかな。
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なるほどぉ〜。それすごい大事ですね。
そんなMBCではどんなことをされていたんですか?
なる
基本事務的な仕事だったんだけど、テレビにもラジオにも出るし、CMにも出てたしね。番組さえ持たせてもらった(笑)それはやりたかったし、「やってみない?」って言ってくれる人が居たからできたんだよね。いっぱいあるよ私のアーカイブ(笑)タレント扱いだったもん(笑)
深夜番組の収録(なるさんは右の手前だよなぁ…。)
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いや、すごいですね(笑)
なる
社員だから、タダで使えるタレントだしね。基本残業はしないから、勤務内でしてるからさ(笑)
勤務外でしたとしても、申告してないからタダ(笑)
もっと言えば、自作自演したラジオCMが全国大会で優秀賞もらったこともある。
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そのCMめっちゃ気になりますね。(笑)
本業の事務よりかは、その他でめちゃくちゃご活躍されていたってことなんですね。
なる
うん。自分の仕事ではないんだけど、そうやって声をかけてくれる人が居るのがすっごく嬉しかった。そういうのをしていったら、いろんなディレクター業務とかが回ってくるようになって。本当は庶務とかパソコン業務だったんだけど、CMや番組録音とかさせていただいたり、CMコピーを書かせていただいたり。それでCMグランプリの担当をさせていただいたのね。
それがすごく勉強になった。
だから降ってくる仕事にNOって言わなかったのは、すごく自分の糧になってるなぁって思う。
あと、入社した時にひとつだけしたいと思っていたことがあって。
それは社長賞を取りたいと思ってたの。
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社長賞!?何でそれを取りたかったんですか?
なる
MBCの社内史ってあるんだけど、社長賞を取ると名前がずっと社内史に載るのね。だから私がMBCに居たっていうのを残すには、その社長賞を取れば社内史に載る。
だから本当に社長賞取りたいって思っていたんだけど、入社4年目で取っちゃったの(笑)
日本民間放送連盟賞 受賞式
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すごいですね(笑)
やりたいことを達成した4年目以降はどんなことされていたんですか?
なる
賞は取ったんだけど、私1回も異動がなくて12年間ずっと同じ部署だったの。だけどそうなるとできることは増えていくよね。私のルーティンは変わらないから、反対にルーティン以外の余白ができるでしょ?
そうなるといろんなことができちゃうし、やりたいよね(笑)
だからいろんなプロジェクトに呼ばれるようになったし、女のトークセッションってイベントのプロジェクトチームのメンバーになったり、テレビでラジオのPRしたり、ラジオの生番組を月〜金まで5分間もっていました、ただの社員なのに(笑)
イベントのプロメンバー(なるさんは後ろの列の真ん中だと思う…。)
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えぇー!!ほんとすごいですね(笑)
でもそんなMBCを辞められたのはなんでだったんですか?
なる
余白としてはすごい楽しかったけど、自分の基盤の仕事がうまくいかなかった。自分の立場としての仕事も改革したかったけど難しかったな。
結局、余白でしていることが遊びでやってると思われていて、深夜番組とかもタレントのように出ていたけど、やっぱりそれを観てあんまりよく思わない人も居たんだよね。
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え〜、そうだったんですね。
MBC時代のことが今に活きていたりしますか?
なる
それはもう本当に ″余白を楽しむ″ っていうのは今も変わらないかな。
テンラボに合流した今、MBCと仕事をすることがあるんだけど、昔一緒に仕事をしてきた人たちがもう偉い人だったり、現場の要の人になってるから、すっごく私はやりやすいし、情報も流しやすいし、得やすくなってる。だから本当にみんなと仕事しててよかったなっていうか、自分の持ち場の仕事だけじゃなくて、余白も大事にしていて良かったなって思ったな。今でも当時の人たちとお仕事のお付き合いがあるから、一生懸命やっていて良かったな、それを楽しんでいて良かったなって思います。
大事にしているのは”余白を楽しむ”
◆ありがとうって言われる仕事がしたい
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MBCを辞めてからはどうされたんですか?
なる
MBCを辞めて約2年間は、JC(日本青年会議所)にいたの。JCっていうのは、ものすごく簡単に言えば、若手経営者または経営者の卵たちの集まりで、年会費10万払ってボランティアをするの。本気でボランティアしたい人もいるし、このまちを良くしたいって思ってる人がいるの。
MBCを辞めてフラフラとバイト生活をしてたら、そんな私のことを心配した居酒屋の兄ちゃんが「お前JC入れ」って(笑)「とにかくお前は根性を叩き直せ」って言われて無理やりJCに入ることに。
でもその時に学んだことが面白くて、JCには本気で、このまちを良くしたいって思ってる人がいて、その時に『まちづくりは人づくり』って理念に出会った。JCには会員研修委員会ってあってね、人材育成とか学べたし。どれだけまちづくりのために人が関われるかってことが大事なんだなぁとホントに勉強になった。それを経て大学に行ったの。
その時は割と軽く、『まちづくりは人づくり』って考えていたんだけど、大学に入ってなお考えた。
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そうだったんですね。大学に入ろうって思ったきっかけとかはあったんですか?
なる
MBCを辞めた1年後に親友が亡くなったの。一緒にマスコミに入ろう!頑張ろう!って、其々マスコミに入社した男友達が交通事故で突然に。その時に、「私何してんだ…ちゃんとしなきゃ。」って思ったの。今までふわふわしてるけど(笑)、もう少し人から「ありがとう」って言われるような仕事がしたいなって思うようになって。でも自分には知識がないって思って、大学に入るの。
<後編へつづきます>